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「雷鳥沢ヒュッテ」北アルプスの山小屋完全ガイド

登山者にとって快適な山歩きを楽しむための心強い味方、山小屋。館内施設や食事、成り立ちや売店メニューなど、山小屋の膨大な情報を集約しているので、山行計画に役立つこと間違いなし!

室堂唯一の外湯あり

地獄谷に湧出する温泉を利用することで、山小屋でありながら、温泉につかることができる室堂立山エリア。この地で最初に温泉付きの山小屋として建てられたのが「雷鳥沢ヒュッテ」だ。その前身は1947年に建設された「房治荘」(オーナーの名前が佐伯房治さんだった)で、当時は源泉地帯の中心に建てられていた。その後1975年にロッジ立山連峰の隣接地へ移転し、「ニューフサジ」と改名。さらに経営者が変わったことにより、現在の「雷鳥沢ヒュッテ」となった。

特徴はなんといっても温泉。エリア内唯一の外湯があり、山の風にあたりながら源泉かけ流しの湯を味わうことができる。

建物はコンクリート4階建てで、収容人数は250人と格段に多い。とくに大人数で利用する際にはオススメの山小屋だ。

館内施設

小さな喫茶店

休憩室兼喫茶室。テレビはもちろん、隣には本棚があり、マンガや文庫など数多く取り揃えられている。奥には喫茶受付もあり。

2回転する食堂

食事は受付時に食券を渡されて、時間を分けられる。館内放送が流されるので、部屋でゆっくりしていてもわかりやすい。

自炊はここで!

入口横には、テーブルと椅子があり、ここで自炊が可能。館内の水道はそのまま飲用できるため、自炊者にはありがたい。

入口横には乾燥室

あまり広くはないが入口横には乾燥室が設置されている。館内に入る前に濡れたものは脱いでから、ロビー横の乾燥室で乾かそう。

食事

朝食

ソーセージ、れんこんきんぴら、漬物などのおかずに加えて、温泉卵とのり。つい白飯が進んでしまう。

夕食

魚の照り焼き、エビフライ、サラダ、インゲンのゴマ和え、煮物などおかずは6品。味噌汁はトロトロした独特の味だ。

お土産・売店

受付横には売店を併設。休憩室にも喫茶受付があり、コーヒーなど注文可能だ。缶ビール、ペットボトル飲料などもあり。

部屋

雷鳥沢ヒュッテは4階建てで、2〜3階はすべて客室で全31部屋ある。

上の写真は20〜30人収容可能の大広間。団体客やツアー客が使用することが多いそう。

個室はこちら。寒い時期になると、窓枠に木枠がはめ込まれるため、室内は少し暗くなる。

ここがオススメ

室堂唯一の外湯

24時間入浴可能な内湯のほかに、なんと外湯もある。源泉かけ流しなので、やけどには要注意。最初に入る場合は水でうめて、温度を調節しよう。

「雷鳥沢ヒュッテ(らいちょうざわひゅって)」の基本情報

設備

テン場:なし
水場:あり
個室:あり
自炊室:あり
乾燥室:あり
お風呂:あり
生ビール:あり

営業期間

4月下旬〜10月中旬

電話・電波

ドコモ:良好
au:不安定
ソフトバンク:不安定
公衆電話:なし

収容人数

250人

標高

2,400m

宿泊料金

1泊2食:9,500円〜
素泊まり:6,000円
お弁当:900円

連絡先

076-463-1835
www.raichozawa.net

※2018年2月現在の情報です。営業時間や定休日などは変更となる場合がございますので、お出かけ前にご確認ください。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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