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形状・素材・組み合わせで考える クッカーの選び方

クッカーは250のOD缶がちょうど入る縦長の900mlサイズモデルが支持されている一方で、最近はチタンカップをクッカーにするスタイルも人気。形状、大きさ、素材の違いなどとにかく種類が多く、便利なサブアイテムも豊富だ。調理内容によって最適モデルが変わるので、初めて購入する場合は作る料理をなんとなくでも決めてから選ぶといいだろう。

クッカーの種類

基本的な形状について

容量や素材はさまざまだが、種類は6つに大別される。どのように使うかを想像しながら選びたい。
「変わらず人気なのはフタも鍋になるクッカー。縦長なのでスタッキングもパッキングもしやすい定番の形ですね。ただし上の小鍋を調理に使ってしまうと大鍋のフタがなくなってしまうのが悩みどころです。最近は直火にかけられる、マグとクッカーの間くらいの大きさの450 ~ 600㎖前後のチタンカップも人気で、専用のフタも売れています。フライパンや深めの鍋、ヤカンも動きはありますが、慣れた人が目的があって購入するアイテムという印象です」。

スタンダード

大きさの違いはあるがもっともポピュラーな形。上部の小鍋はフタの役目も兼ねているモデルが多い。バーナーや食器などを収納しやすい。

プリムス/イージークックNS・ソロセットM
問い合わせ先/イワタニ・プリムス

折りたたみ

コンパクトになるのがメリット。グループ山行で鍋をつついたりするのに最適。直径は変わらないのでバックパックへの収納に工夫が必要。

シートゥサミット/X-ポット 2.8ℓ
問い合わせ先/ロストアロー

ヤカン

袋メシやカップラーメン、コーヒーなど必要なのはお湯だけの場合は沸かすだけに特化したスタイルもあり。広口なのでスタッキングも可能。

GSI/ハルライトティーケトル 1QT
問い合わせ先/エイアンドエフ

フライパン

炒め物には抜群の使い勝手の良さを発揮。少し深めのモデルであれば汁物の料理も可能。スタッキングのしにくさが唯一のデメリット。

ユニフレーム/山フライパン17cm
問い合わせ先/新越ワークス

スクエア

市販の袋麺がそのまま入ることで愛用者が多い。角があるのでお湯を注いだりするアクションも得意。スタッキングも比較的しやすい。

モンベル/アルパインクッカー スクエア12+13セット
問い合わせ先/モンベル

深型鍋

煮込み料理や量を多く作りたいときに重宝する。中に調理道具や食器類をまとめて収納できて便利だが、バックパックの中でややかさばる。

シートゥサミット/アルファポット1.2ℓ
問い合わせ先/ロストアロー

素材について

登山用のクッカーの素材はアルミ、チタン、シリコン、ステンレスの4種類がポピュラーで、なかでもいまの人気はチタン。

「軽いしコンパクトだし見た目もいいのですが、水分量が少ない炒め物や微妙な火加減調整が必要な料理は難しく、焦がしてしまいやすい素材です。その点アルミは扱いやすい素材といえます。ただ傷つきやすいのでカトラリーの素材に気をつけ、加工が施されたモデルを選ぶといいでしょう。シリコンはまだ数が少ないのでこれからどのようなモデルが出てくるのが楽しみな素材です」

アルミ

バランスの取れた良素材

◎ …… 熱伝導が良い
▲ …… 衝撃に弱い

比較的安価で煮炊きがしやすい。熱伝導が良いのでクッカーのなかで熱のムラが出にくく炒め物にも向いている。衝撃に弱いので凹みやすく、金属スプーンなどで内部を傷つけやすいのがデメリット。シリコン製カトラリーの使用や、内側が強化加工されたモデルを選ぶのがポイント。

チタン

軽量&コンパクトの代名詞

◎ …… 非常に軽量
▲ …… 熱伝導が悪い

とにかく軽量でサイズも豊富、4つのなかでもっとも人気の素材。金属臭が少なく食材の臭いがつきにくいのが特徴。ただし熱伝導があまりよくないので調理中はしっかり中身をかき混ぜないと焦げやすい。とろ火料理もアルミに比べると不得意。価格が比較的高め。

シリコン

調理もできる便利な新素材

◎ …… 折りたためる
▲ …… 熱伝導が悪い

小さくたためるモデルが多いので大鍋でも気軽に持ち運べるのがメリット。底の素材にもよるが、熱伝導率はそれほどよくないので大鍋だと温まるのに時間がかかる。また、鋭利なもので刺してしまったときに破損しやすいので注意。油分が多い調理のあとはしっかりと洗いたい。

ステンレス

家庭用料理道具でおなじみ

◎ …… 調理しやすい
▲ ……比較的重い

家庭用の鍋と同じ素材なので調理がしやすい。熱に強く、保温力も高いので余熱調理ができ、しっかり調理したいときに向いている。丈夫で壊れにくく手入れもしやすいとメリットが多いが、登山用でステンレス素材のモデルが少ないのと、重量がかさむのがデメリット。

クッカーに施されている主な加工

ATS

Aluminum Thermal Spraying(アルミニウム溶射) の略で、 チタン素材に熱伝導の良いアルミを吹き付けることで、チタンの弱点である熱伝導効率の低さを向上させる加工。

ノンスティック

アルミニウム素材にフッ素樹脂を焼き付けたもので、焦げ付きにくく汚れが落としやすいのが特徴。金属製カトラリーなどで傷つきやすい。テフロン、シルバーストーン、スミフロンなどがある。

ハードアノダイズド

傷つきやすいアルミ素材の表面を丈夫にする加工。傷や摩耗、腐食への耐性が高くなるほか、表面に汚れがつきにくくなるため手入れもラクになる。

組み合わせの考え方

ほしいモデルが決まったら、クッカーに対してバーナーの大きさがアンバランスではないか、燃焼効率は悪くないか、組み合わせについても考えてみよう。

バーナーとクッカーの相性

直径が大きい、もしくは高さがあるクッカーの場合は分離式バーナーを使うのがセオリー。「直結型でフライパンや大きいクッカーを使う場合は、ガス缶用スタンド(ガスカートリッジホルダー)をプラスすると安定感が増すのでおすすめです。小さいカップを使う場合もゴトクの大きさに注意しましょう」。

ゴトクに収まっていても高さがあると調理には気を使う。拡散型バーナーの場合、ゴトクの長さまで火がまわるので強火にしすぎないよう注意。

安定感は一目瞭然。土台がしっかりしていれば少しの衝撃でバーナーが倒れたりクッカーが落ちたりすることもない。低位置なので調理しやすい。

燃焼効率を考える

「一定の火力で使い続ける場合はそれほど神経質になる必要はありませんが、強火にしたり弱火にしたりを繰り返すようならチタンよりアルミのほうが失敗や無駄が少ないですね。あとはクッカーの底にヒートエクスチェンジャーがついていると熱効率が良いです」。お湯でコーヒーやスープを飲むだけならチタンカップで軽量&コンパクト化を図れる。

熱効率だけを考えるとアルミクッカーに軍配があがるが、湯を沸かすだけなら軽量性を優先してチタンカップを合わせるのもありだ。

湯を沸かすだけならアルミ素材のヤカンにアルコールバーナーの組み合わせもおすすめ。中が広いのでアルコールバーナーと燃料なども収納しやすい。

オールインワンセットのすすめ

クッカーとバーナー以外にカトラリーやカップ、場合によっては器も必要になる。そんなときに便利なのがオールインワンセット。すき間にカトラリーやバーナーを収納でき、必要に応じて器やカップは外して使うこともできる。「いきなり無駄のない組み合わせを作るのは難しいので、このようなモデルを利用して試行錯誤してみては」

シートゥサミットのアルファクックセット1.1にバーナー、カトラリー、ライター、ナイフを収納。カップのなかも収納スペースになる。

さかいやスポーツ/久保佳則さん

寝袋・ギアコーナーを担当。登山というより山道を歩くのが好き。今年は行くたびに雨の伊豆大島・三原山へのリベンジ登山を計画中。

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PROFILE

PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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