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ベースレイヤーのメンテナンス方法

肌に直接触れるウエアだけに、肌触りや質感をできるだけキープしながら着たいので、洗剤と洗い方に気をつけよう。今回はとくに気を使いたいウール製品のお手入れを中心に解説。

ウール素材はていねいに

 

洗濯表示タグを確認

同じウール製品でも手洗いのみ、洗濯機可とモデルによって異なる。ハイブリッドモデルもウールの割合が多い場合はウール100%と同様の洗濯方法が無難だ。

伸び縮みしないように干す

襟ぐり、袖口、裾は洗濯後に縮まないよう形を整えてから干す。濡れた状態でハンガーに吊り下げると伸びの原因になるので洗濯直後の干し方には気を使いたい。

襟ぐり、袖口の汚れを確認

肌が直接触れるベースレイヤーは目に見えない皮脂、汗汚れがもっとも激しい。放っておくと黄ばみや変色の原因になるので、使用後はできるだけ早く洗濯を心掛けよう。

POINT

1洗濯前に裏返す
2専用洗剤、またはおしゃれ着用洗剤を使う
3柔軟剤は使わない

基本は洗濯機でOK裏返してネットへ

セーターやおしゃれニットなどと違い、山用のウールウエアは比較的丈夫にできているため洗濯機で洗濯しても問題ない。ただし水流は極弱めに、脱水は数十秒にとどめておきたい。風呂の残り湯使用もNG。きれいな水を使おう。

洗剤は蛍光(増白)剤不使用の中性洗剤、おしゃれ着用洗剤、アウトドアのウール専用洗剤を使う。

蛍光剤不使用で皮脂汚れやタンパク質汚れに強い弱アルカリ性の洗剤もあるが、汚れだけでなくウールを構成している動物性タンパク質まで落ちてしまいゴワゴワになってしまう(生地への負担が大きい)ので使わないこと。柔軟剤はウール本来の機能を損ねてしまうのでこちらも使用NGだ。

ソックスやニット帽など伸縮性のあるアクセサリー類はナイロン(ゴム)など素材違いの混紡になっており、洗濯機で脱水してしまうとウールとナイロンが引かれ合って破断し、繊維が傷むこともあるため、できるだけ手洗い、またはネットに入れて洗う。新品ソックスは使用前の洗濯もフィット感が向上するのでおすすめ。

干し方は風通しの良い日陰で平干しが基本。下に伸びないよう重力を分散させられればOK。平干しハンガーを使うほか、ハンガー2本で吊るのも手だ。
ウールウエアは保管にも気を使いたい。とくに冬用のウエアは害虫が産み落とした卵ごと収納しないよう、洗濯&収納はゴールデンウィーク前までに行なおう。

下準備

1.タグの洗濯表示を確認

自宅クリーニングの場合は手洗いが基本だが、洗濯機洗いも設定に注意すれば問題ない。乾燥機やアイロンなど熱処理は不可のことが多い。ほかの注意書きも要チェック。

2.裏返しにする

肌が直接触れている内側は、皮脂汚れが付着しているので必ず裏返す。とくにひどい汚れがある場合は、その部分に中性洗剤の原液を少量つけておくとよい。

3.ファスナーやボタンがある場合は閉じておく

ウール素材はとてもデリケートで、洗濯中にファスナーに使われている金属や歯が生地を傷めてしまうことも多い。必ず閉じておこう。ボタン類も閉じておく。

洗濯手順

1.ネットに入れて洗濯機へ

襟、袖口など汚れやすい部分が外側になるようにたたみ、ウエアをたたんだ状態よりひとまわり大きいサイズのネットを使う。ネットに入れることで表面の毛羽立ちを抑えられるほか、ほかの衣類に絡まないので毛玉の発生を防げる。

2.水流は弱設定で脱水はごく短く

弱水流、おしゃれ着洗い、ドライマークなど設定は洗濯機によって異なるが、弱設定で。水温は冷たすぎても熱すぎでも縮みの原因になるので常温で。脱水は30秒~1分以内に。濡れが気になる場合はタオルに挟んで水分を取る。

3.伸びないように干す

理想は平干しだが、複数枚ある場合は場所もとるのでハンガー干しで構わない。丈の伸びの原因になるので、長く垂れ下がらないよう工夫しよう。また、濡れているうちに首周り、袖口、裾など縫われている部分をやさしく伸ばす。

【化繊素材の場合】

あまり気にせず洗濯から乾燥までOK

とはいえ洗濯表示は必ずチェックしよう。大抵はタンブラー乾燥が大丈夫なので、全自動で乾燥まで設定すればOK。唯一気をつけたいのは洗剤。こちらも中性洗剤もしくはアウトドアウエア用洗剤を使うことと柔軟剤は使わないこと。乾燥機がない場合はウール同様、干し方に気をつける。

ニオイが取れていない気がする……

洗っているのに着用後すぐに臭うのは雑菌が原因。そんなときは保存袋に洗剤液を少し濃いめに溶かして浸け置きを。しばらく経ったらそのまま洗濯機へ。酵素系も含め漂白剤の使用はおすすめしない。

化繊素材の場合は使用前に除菌消臭スプレーを吹きかけておくのも効果的だ。

教えてくれた人

好日山荘 アウトレット/新宿西口店/伊藤岳彦さん

ストアマネージャー。子どものころから登山に親しみキャリアは二十数年。南アルプスの雪山や沢登りへ向かうことが多いが、今年は谷川連峰、越後の沢への山行を計画中。

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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