BRAND

  • Lightning
  • 2nd(セカンド)
  • CLUTCH Magazine
  • EVEN
  • BiCYCLE CLUB
  • RUNNING style
  • NALU
  • BLADES(ブレード)
  • RIDERS CLUB
  • CLUB HARLEY
  • DUCATI Magazine
  • flick!
  • じゆけんTV
  • 湘南スタイルmagazine
  • ハワイスタイル
  • buono
  • ランドネ
  • PEAKS
  • フィールドライフ
  • SALT WORLD
  • Kyoto in Tokyo

【月】親子登山のはじめの一歩 裏山に出かけよう|タキザーさんちの親子登山《やまいく》

おもいきり子どもを自然のなかで遊ばせたい。 と子育てにいそしむタキザーさんが、せっせと親子で山に行くうちに、 子どもから教えられた新たな登山の楽しみ。 そんな経験や発見を通し、親子登山の魅力を伝える連載。

親子登山のはじめの一歩 裏山に出かけよう

  • ♪おひさまでたら、さんぽにいこう
    ぎおんやまから、げんじやま
    きゅうなさかみち、こわくない
    ねっこをつかんで、ドンドンのぼれ
    おりるときには、しりすべり
    リスもやまから、おうえんだ
    みんなだいじな、たからもの、
    きょうもげんきに、エイぐみマーチ。

というのは、わが家の子どもたちが通園している、鎌倉の材木座保育園で長い間歌われている唱歌です。子どもたちと先生がいっしょに、日ごろの遊びを歌にしたもので、もう20年近くも歌われ続けています。

歌にもあるように、保育園の近くには、歩いていける裏山がたくさんあり、子どもたちは、ほぼ毎日、散歩という遊びのなかで山のぼりを楽しんでいます。

子どもが口ずさんでいるのをあらためて聞いてみると、これがなかなかよくできた歌で、子どもたちが山で楽しく遊ぶ様子とともに、子どもと山に行くときのポイントが、しっかりと歌詞になっています。

「おひさまでたら、さんぽにいこう」。これは、子どもといっしょに山に行くときの大原則です。事前に天気予報をチェックして、確実に天気のいい日に出かけることが肝心です。多少の雨や風でも子どもにとっては、苦痛以外のなにものでもありません。

次に「きゅうなさかみち、こわくない」とがんばっていますが、山の坂道は多少でも慣れていないとはじめは怖がるものです。そんなときは手をつないであげるだけでも安心することでしょう。

そして「ねっこをつかんで、ドンドンのぼれ」と続きます。はじめは怖いようでも、慣れてくると、子どもはこのような場所が大好きです。大人にとってはややこしい場所も、子どもにとっては、さながらジャングルジムのようなもので、登ったり降りたり、いっこうに前に進まないことさえあります。

そして、「おりるときには、しりすべり」です。すべりやすい山道では、ときに滑り台のように、おしりをついてすべって下ったほうが安全なこともあります。お母さんにとって、泥だらけになった服の洗濯は頭の痛いところですが、安全ということを考えると、服が汚れたくらいで済んでいるのですから、大目にみてあげてください。

そして、そんな子どもたちを「リスもやまからおうえん」してくれています。子どもたちは動物が大好きです。鎌倉の山には帰化動物のタイワンリスが多く生息しているので、歩いているとかならずといっていいほど、かわいらしい姿を見かけることができます。そんな動物や昆虫など、さまざまな生きものに出会うことができる裏山は、最高の遊び場であり、学びの場ともなるのです。

そうして、日ごろから身近な環境で山遊びをしているわが家の子どもたちは、おかげさまで、自然と山のぼりが大好きになりました。「お山に行こうよ」と言えば、いまのところ、いつでもいっしょに遊んでくれます。

POINT1 根っこをつかんで登る

木の根っこがむき出しになった箇所がコース上にはときおり現れます。登りはしっかりとした根っこをつかんでジャングルジムのように、下りは根の上に足をおかないように後ろ向きで下らせます。その際は必ずいっしょに、または下からサポートしましょう

POINT2 階段には要注意

丸太やコンクリートでできた階段は、濡れていたり、靴底に泥がついていたりすると、とてもすべりやすいので注意が必要です。できるだけ、丸太の上に足を乗せないようにゆっくりと。大人が先に行くと子どもは不安になるので、手を引いてあげましょう

POINT3 下りは尻すべり

女の子の場合、ちょっと急な下りの斜面は、男の子よりも怖がってしまうものです。そんなときは、滑り台のように、おしりをついてズルズルと下った方が安全です。また、段ボールが一枚あれば、ちょっとした斜面などで尻すべりを楽しむこともできます

ともすると、親の趣味で、ついつい嫌がる子どもを強引に山に連れていきがちです。それがトラウマとなって、二度と山のぼりなんかしたくないということにもなりかねません。

そもそも、子ども自身が、山のぼりを楽しいと思ってくれなくては、いっしょに山に行く意味はないでしょう。まずはお父さん、お母さんが、身の回りの自然に目を向け、子どもの目線に立って、山のぼりの楽しさを上手に引き出してあげることが、はじめの一歩かもしれません。

今回の子どもと行くおすすめ山ルート

鎌倉・祇園山ハイキングコース

本文の中の歌詞にも出てくる祇園山は、保育園児でも歩くことのできる手軽なお散歩山。鎌倉駅から歩き始めて、帰ってくるまで、子どもの足でおよそ2時間。初めて子どもといっしょに山に行くにはぴったりのコース。尾根上のルートは、危険箇所もなく、道標もしっかりと整備されていて、迷うことはない。途中、妙本寺へと下るルートもあるので、トイレ休憩もエスケープも可能。

八雲神社上にある見晴台からは、稲村ヶ崎と青い海が一望できる

JR鎌倉駅〜(20分)〜東勝寺跡〜(15分)〜妙本寺分岐〜(30分)〜祇園山見晴台〜(5分)〜八雲神社〜(20分)〜JR鎌倉駅 計1時間30分

*参考コースタイムは、子どもといっしょに歩くことを想定した目安の時間で、休憩時間などは含まれていません。

SHARE

PROFILE

滝沢守生

PEAKS / ヨンロクニ代表

滝沢守生

ウラヤマからヒマラヤまで、長年にわたり国内外で登山活動を展開。山岳専門出版社勤務を経て独立。現在はアウトドアや登山の雑誌・書籍の編集、野外イベントの企画制作を行う。 

滝沢守生の記事一覧

ウラヤマからヒマラヤまで、長年にわたり国内外で登山活動を展開。山岳専門出版社勤務を経て独立。現在はアウトドアや登山の雑誌・書籍の編集、野外イベントの企画制作を行う。 

滝沢守生の記事一覧

No more pages to load