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お酒別!山で楽しむおつまみレシピ

山に登る理由のすべては、うまいお酒を味わうためにあるのだ! そんな飲み助のみなさんに贈る、簡単でおいしいおつまみレシピ集。

写真◉高橋郁子 Photo by Ikuko Takahashi
文◉池田 圭 Text by Kei Ikeda
出典◉PEAKS 2016年2月号 No.75

レシピを紹介してくれるのは、WILD-1スタッフ/藤本百子さん

WILD-1 を代表するアウトドア料理の達人。カヤックとスキー旅をこよなく愛し、夕日の沈む風景の中で過ごすひとときがなによりの幸せ。

●ビール向けおつまみレシピ

麦酒党の勢いを加速させる5品は、どれもがそのままおいしく食べられる食材ばかり。しかし、もうひと手間加えることで旨味はさらに倍増するので、このひと手間を惜しむなかれ。

辛さとまろやかさをプラス

コチュジャンさきイカ

調理時間:1分/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

Chef’s Comment

焼肉店のナムルとして出てきたメニュー。簡単にササッと作れます。ピリ辛味でビールがすすむと評判のつまみです。ジッパー付き袋を使うと汚れ物も出ず、調理時間も短縮できるでしょう。辛い物が好きな人は、一味唐辛子や韓国唐辛子を加えるのもいいですよ。

材料

  • さきイカ…1袋
  • コチュジャン…小さじ½
  • ゴマ油…適宜

作り方

ジッパー付きの袋にコチュジャンとさきいかを入れてよく混ぜる。
器に盛ったら、ゴマ油をかけてできあがり。

Point:味は少しずつ足していこう

 

もともとさきイカにも塩気は十分ついているので、コチュジャンの量は少しずつ味見をしながら足していくといいだろう。山行前夜に自宅で仕込んでいけば、調味料を持たずに済み、汚れ物もでないし、味もよりなじませられる。

見た目はまるで子持ちネギ

万能ネギタラコ

調理時間:1分/使用する水の量:0mℓ

材料

  • 万能ネギ…3本
  • タラコ…½本

作り方

万能ネギを4㎝ぐらいに切り、ほぐしたタラコと和える。
そのまま食べても、クラッカーなどにのせて食べてもOK。

Chef’s Comment

ほかの料理で残った薬味とコンビニで買ったタラコを合わせてみたらできてしまった奇跡のコラボ。生のタラコで作ると、立派な前菜にもなります。焼きタラコを使う場合は、油を少しだけ加えて絡みやすくしてください。

Point:明太子でも、焼きタラコでも

タラコはお好みで明太子に変えてもOK。日持ちが気になるなら、焼きタラコを選んでもいいだろう。生のタラコを持っていくときは冷凍し、保冷バッグを使って持ち運ぼう。ゴマやゴマ油との相性もいいので、ぜひお試しいただきたい。

ハーブとスモークが薫り立つ

ローズマリーとスモークナッツ

調理時間:30分/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

Chef’s Comment

キャンプ料理の定番スモークを山でもやれるか考えたレシピ。ローズマリーは日持ちするうえに、料理のグレードを簡単にあげられる食材なので、ぜひレシピに取り入れてみてほしい食材です。

材料

  • ミックスナッツ…1袋
  • ローズマリー…ひとつまみ
  • 岩塩…ひとつまみ

作り方

ミックスナッツをスモークし、ほぐしたローズマリーといっしょにジッパー付きの袋でなじませる。
器に盛って、仕上げに岩塩をかける。

Point:スモークウッドを使えば簡単にスモークが楽しめる

スモークチップではなく、熱源が必要ないスモークウッドを使えば、山でもフライパンや鍋を利用したお手軽スモークが楽しめる。途中で火が消えないコツは、ウッドの角ではなく、面にしっかりと火をつけること。

瀬戸内銘菓を山用にアレンジ

イカフライレモン

調理時間:3分/使用する水の量:0mℓ

材料

  • イカフライ…2枚
  • レモン…½個
  • 砂糖…ひとつまみ

作り方

イカフライをぱりぱりと一口大に割って、
レモン汁と砂糖を混ぜておいたものと和える。
器に盛ったらレモンの薄切りを散らす。

Chef’s Comment

瀬戸内海で売っているお菓子「イカ天瀬戸内レモン味」を再現してみました。すごくおいしいのに関東ではあまり見かけないですよね。レモンは丸ごと一個持って行きます。ひとつあれば、ほかの料理やお酒に入れるなど重宝しますよ。

Point:さきイカで代用してもOK

持ち運ぶ際にイカフライが潰れてしまうのが気になるのであれば、さきイカで代用するのもあり。イカと砂糖のしょっぱい甘いの組み合わせにレモンの酸っぱさが加わり、ビールに合う!

王道レシピを山用に簡易化

きんぴらゴボウ

調理時間:5分/使用する水の量:0mℓ

材料

  • ゴボウ…⅓本
  • ニンジン…¼本
  • ダシ醤油…小さじ½
  • 砂糖…ひとつまみ
  • ゴマ油…小さじ½

作り方

ゴボウ、ニンジンを細切りにし、ゴマ油で炒める。
ダシ醤油を入れ、さらに炒める。ニンジンがしなってきたら、砂糖を入れて味を調える。
フタをしないで水分を飛ばしながら調理するのがおいしく仕上げるコツ。

Chef’s Comment

材料がシンプルで日持ちがよく、味が濃いのでビールがすすみます。ダシ醤油を使うので、よっぽどのことがない限り失敗しません。砂糖を入れると旨味がさらにアップします。フタをするとすぐに火が通りますが、ゴボウのシャキシャキ感がなくなるので、「フタ、決して閉めるべからず」です。

Point:材料の大きさを揃える

火の通りを均一においしく仕上げるためには、材料はなるべく同じ大きさにカットするといいだろう。色が多少変わってしまうことが気にならないなら、日持ちするゴボウやニンジンは家でカットして下ごしらえをしておくと楽チン。

●ワイン向けおつまみレシピ

ビール向けレシピとは一転、おしゃれな香り漂うレシピだが、こちらも作り方はかなり簡単だ。手早くこんなものが作れたら、あの娘もあなたに酔ってしまうかもよ。

ワインとの相性は間違いない組み合わせ

オリーブ焼きチーズ

調理時間:3分/使用する水の量:0mℓ

材料

  • オリーブの実…3粒
  • とろけるチーズ…3つまみ

作り方

フライパンでとろけるチーズを500円玉ぐらいの大きさに広げて焼く。
チーズに焼き色がついてきたら、オリーブの実をのせ、ひっくり返して器に盛る。チーズでオリーブの実を包めるようになるのが、ベストの焼き具合。

Chef’s Comment

私はオリーブの実のオイル漬けが好きなので、なにかと料理に使います。ワインにはチーズという感じでみんながチーズを持ってくるので、そのふたつを組み合わせてみたおツマミです。

Point:フライパンはテフロン加工のものがベター

フライパンはテフロン加工が施されたものを選びたい。加工がないものでも作れるが、加工されているものの方がチーズをはがしやすいので、見た目がきれいに仕上がる。チーズ自体から油が出るので、オイルを引くは必要ない。

和風焼き鳥が洋風メニューに早変わり

焼き鳥レバーペースト

調理時間:5分/使用する水の量:10mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • 鶏レバーの焼き鳥…1本
  • 炒め玉ネギペースト…小さじ1
  • バター…ひとかけ
  • コーヒーミルクのポーション…1個
  • ローズマリー…ひとつまみ
  • 塩コショウ…適宜

作り方

焼き鳥のレバーを串から抜き、フォークの背で潰す。炒め玉ネギペーストと水をいっしょに火にかけ、よく混ぜる。
火を止めてコーヒーミルクのポーションとバターと塩コショウを加える。器にもって、ローズマリーを飾る。

Chef’s Comment

これは私のなかで最近の大ヒットつまみ! そのまま食べたいのを我慢しながらいそいそとレバーを串から外し、調理に取りかかります。パウチに入った炒め玉ネギは、本当にいい仕事をします。簡単で本格的。自画自賛レシピです。

Point:レバーペーストでも代用可

焼き鳥を使う場合は日持ちを考え、冷凍したうえで保冷バッグを活用したい。その手間をかけたくないなら、味は少し変わってしまうものの、レバーペーストの缶詰でも代用することはできる。これなら日持ちはまったく問題なし。

白で作ってもうまいんです

ホワイトサングリア

調理時間:5分/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • 白ワイン…500㎖
  • 季節のフルーツ…お好みで
  • ドライフルーツ…お好みで
  • 砂糖…ひとつまみ

作り方

ナルゲンボトルに白ワイン、ブドウ、ドライマンゴー、リンゴ、梨、オレンジなどを薄切りにして入れる。
甘いのが好きなら砂糖を入れて味を調整する。
朝作れば夜には食べられる。

Chef’s Comment

ワインのアルコールが果物の中に閉じ込められて「食べるワイン」みたいです。噛むごとに飛び出すアルコールにびっくり。女子はとにかく好きですが、男の人も意外と好きみたい。果樹農家の方に絶賛されたことがあります。

Point:季節の果物をお好みで

入れるフルーツの種類や量は、生のものとドライを組み合わせてほしいこと以外には、とくに難しいルールはなし。
季節に合わせて選ぶと楽しいだろう。
サイズは食べやすい一口大くらいに切っておくと、味も染みやすい。

熱々がおいしい冬向けオツマミ

パプリカとシメジのアヒージョ

調理時間:5分/使用する水の量:0mℓ

材料

  • パプリカ(赤・黄)…⅛個ずつ
  • シメジ…½房
  • オリーブオイル…大さじ4
  • アンチョビペースト…小さじ1
  • ニンニクチューブ…少々
  • 塩コショウ…適宜

作り方

パプリカを1㎝角に切り、シメジも同じくらいの大きさにカットする。
オリーブオイルを入れた鍋にチューブのニンニク、アンチョビ、塩コショウを入れ、弱火にかける。
オイルが温まってきたらパプリカとシメジを入れ、火が通ればできあがり。
フランスパンにのせて食べると美味!

Chef’s Comment

見つけられたら、ぜひとも大黒シメジを使ってほしい! 高級品ですが味は絶品です。最後に残ったオイルまでおいしいので、パンでキレイにたいらげましょう。

Point:トロ火ができるバーナーを選ぼう

火が少しでも強いとアンチョビやニンニクが焦げやすいため、トロ火ができるバーナーを選びたい。トロ火でじんわりと温めながら食べることができれば、ずっと熱々のおいしい状態を保ちながら楽しめるぞ。

不思議にうまい意外なコンビネーション

イカの塩辛クリームチーズ

調理時間:3分/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • クリームチーズ…30g
  • イカの塩辛…小さじ1
  • クルミ…ひとつまみ
  • パクチー…少々

作り方

柔らかくしたクリームチーズにイカの塩辛、クルミを混ぜ、器に盛ったらパクチーを添える。
パクチー好きなら刻んでいっしょに混ぜ込んでもいい。

Chef’s Comment

お酒好きにとっては外せないつまみの常連、イカの塩辛、クルミ、クリームチ
ーズを合体させてみたら、思わぬシナジー効果が出ちゃったレシピ。そのまま
食べるのももちろんですが、フランスパンやクラッカーにもよく合います。

Point:固すぎたら湯煎すればOK

山で調理する際に寒さでクリームチーズが固くなり、混ぜづらくなることがある。そんなときは、ラップやアルミホイルに包んで少し湯煎すると緩くなって扱いやすくなる。手間に思うなら自宅で仕込んで行くことをおすすめしたい。

●ウイスキー向けおつまみレシピ

じっくりと熟成されることで旨味が増すウイスキーには、じっくりと時間をかけて作るつまみが不思議とよく合う。家で仕込む時間も山でうまい酒を飲むためと思って楽しもう。

洋風「おばあちゃんのぽたぽた焼き」!

マシュマロベーコン

調理時間:3分/使用する水の量:0mℓ

材料

  • マシュマロ…3個
  • ベーコン…3枚

作り方

ベーコンをフライパンでカリカリに焼く。
ターボライターなどで焼き目をつけたマシュマロをベーコンで巻いて、いただきます。
熱々でも、冷めてもおいしい。

Chef’s Comment

もともとは焚火でいろいろ炙っているうちに偶然できたレシピです。ベーコンの塩味とマシュマロの甘みが合わさり、「おばあちゃんのぽたぽた焼き」のような甘じょっぱい味になります。

Point:焦げ目はターボライターで

焚き火ができるところならば、焼きマシュマロの要領で焼けばいいが、火が熾せない山中ではターボライターを活用しよう。焦げ目が付き始めたところからは一気に焦げるので、焼いているときは集中力を切らさぬようご注意を!

持ち運びの温度に注意

アンチョビバター

調理時間:3分/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • アンチョビフィレ…2枚
  • 有塩バター…50g

作り方

柔らかくしたバターにアンチョビのフィレを混ぜてラップで包み、四角く成型する。
冷えて固まったらサイコロ状に切る。

Chef’s Comment

これはまさに大人の味。アンチョビの尖った塩味をバターの脂がまろやかに包んでくれます。山で贅沢にのんびりしたいとき、ゆっくりといただきます。

Point:ハーブやナッツ類との相性も◎

お好みでハーブやナッツを混ぜ込んでもおいしい。パスタや米と合わせて、油や調味料代わりにもどうぞ。冷えているときは固いが、暖まると大変なことになるので、アルミホイル+保冷バッグ+ジッパー付き袋に入れて持ち運びたい。

うまみが詰まった贅沢オツマミ

干し貝柱の紹興酒戻し

調理時間:1日/使用する水の量:10mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • 干し貝柱…5個
  • 紹興酒…15㎖
  • 昆布の粉末ダシ…少々

作り方

ジッパー付き袋に昆布ダシと干し貝柱を入れておく。
一日置いてゴマ油やオリーブオイルなど、好みの油をかけて食べる。

Chef’s Comment

家を出発するときに仕込めば、山を登っている間にじわじわと調理されていきます。時間がおいしくしてくれるレシピです。袋に残った汁はダシがたっぷり溶け出しているので、アルファ米を戻すのに使うといい味が出ますよ!

Point:寝かせる時間はお好みで

写真は漬けてから数時間のもの。固めがお好みなら短時間でもOKだが、出発前、欲をいえば前の晩から仕込んで寝かしておくと、より柔らかく戻って食べやすい。ジッパー付きの袋に入れて仕込んでおくと持ち運びも便利。

しょっぱい×甘いのハーモニー

佃煮チョコレート

調理時間:10分/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • 佃煮…少々
  • 板チョコ…1枚
  • バター…ひとかけ
  • ナッツ…ひとつまみ

作り方

チョコレートをシェラカップで溶かし、バターを加え、テフロン加工のフライパンに流す。
その上に刻んだ佃煮とナッツをトッピングする。
冷えて固まったらできあがり。

Chef’s Comment

柿ピーチョコレートのような甘じょっぱい味。佃煮はもともと甘いのでチョコレートによく合います。おすすめは川海老の佃煮。昔からの保存食なので悪くなりにくく、買い出しのときに見かけるとついつい買ってしまいます。

Point:アルミ箔シートで鍋を汚さない

自宅で作っていくのがラクだが、山で作るならばフライパン用のアルミ箔シートを使うといい。鍋も汚さないし、使い終わったあとのゴミも小さくて済む。肉や魚を焼いたり、炒めたりするときにもなにかと便利な道具だ。

驚くほど柔らかジューシー

鶏ササミの粕漬け

調理時間:4日~/使用する水の量:0mℓ/自宅で作るのがオススメ

材料

  • 鶏ササミ…2本
  • 酒粕…20g
  • 塩…ひとつまみ
  • 砂糖…少々
  • 胡椒…少々
    ※酒粕がなければ日本酒でもOK

作り方

鶏ササミに、塩、砂糖、酒粕、胡椒をまぶし、4日以上冷蔵庫で保存する。
周りについているものを除き、網焼き、またはフライパンで焼く。

Chef’s Comment

寒い時期ならではの、まるでハムのような凝縮した肉のうまみを手軽に味わえるつまみレシピ。もともとは、スモークササミを作る工程の途中で味見をしたときに発見したものでした。時間と手間はそれなりにかかりますが、ぜひ一度お試しいただきたい一品です。これを食べたら、ササミの概念が変りますよ。

Point:持ち運びは保冷バッグで

酒粕に漬け込むので日持ちがよくはなるものの、そこは生肉。山に持っていく際は冷凍して保冷バッグを使う。漬けた次の日でも十分においしいが、日が経つほどにうまみが増すので、まずは4日前後を目処に試してみよう。

出典

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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