八ヶ岳全山縦走で使った道具
PEAKS 編集部
- 2021年06月23日
3日間で八ヶ岳連峰を全山縦走したふたりの装備をご紹介。1日の行動時間が長くはあるが、営業している山小屋も多いので紹介する装備と合わせて参考にしてほしい。いつかは全山縦走に挑戦だ!
写真◉アラタジュン Photo by Jun Arata
取材期間◉2019年9月18日~20日
出典◉PEAKS 2020年5月号 No.126
>>>3日間にわたる八ヶ岳全山縦走のルポははこちらから
竹尾雄宇の装備
「今回はガイドとしてではなくプライベート山行なので、けっこう荷物は削りました。とはいえ、最低限安全を確保できるスリング等はお守り的に装備。また防寒具も最小限に、薄手のインナーダウンだけを着替えといっしょにまとめています。
バックパックは田中さんよりも大きいサイズを使いましたが、カメラマンの努龍くんの装備を持ってあげたり、雨天時にメインで使うものとは別に、軽量なレインジャケットをウインドシェル代わりに入れていたりしたので、容量的にはちょうどいい具合です。
ナルゲンとは別に加えた山専ボトルはお湯を入れています。緊急時の寒さ対策はもちろん、休憩時に飲む粉末の紅茶に活用しました」
- マーモットのアルピニストクライミングジャケットとコモドパンツ
- マインドルのアイランド
- インナー3枚。ハーフジップのロングスリーブとショートスリーブ
- 着替えや防寒具(薄手のダウンなど)、洗面具等
- キャップ
- 行動着は化繊ロングスリーブTシャツと中厚手トレッキングパンツ
- 薄手のグローブ
- スミスの偏光サングラス
- ブラックダイヤモンドのストーム400
- スミスのヘルメット
- 180、120、60㎝スリングを1本ずつとカラビナ3枚、ハーネスひとつは最低限のガイド装備として
- エマージェンシーキット
- ナルゲン1ℓボトル
- サーモスの山専ボトル900㎖。オリジナルレザーケース入り
- マーモットのアイガー42
- アルミ製トレッキングポール
田中 幸の装備
「私にとってハードな山行となるので、装備は極力最小限に。ただ、今回はお風呂に入れる山小屋にも泊まったので、速乾タオルはマストアイテム。乾燥対策やスキンケアも諦めたくなかったので、マスクや使い捨てパックも化粧ポーチに入れています。
ずっと肩にかけていたサコッシュには、すぐ取り出したい小銭やヘッドランプ、携帯などを。とても便利でした。
そのほか気を使ったものは防寒具。冷え性なのに星空を見たかったので、ビーニーとダウンジャケット、綿入りグローブも装備に追加。日が昇るまでの行動時は化繊綿のジャケットが活躍しました。風が強い稜線などでは軽量のレインジャケットをウインドシェル代わりに使っています」
- マーモットのアルピニストクライミングジャケット&パンツ
- マーモットのコモドジャケットはウインドシェルとして活用
- メッシュキャップと薄手のグローブ、化繊のハーフジップロングスリーブシャツは行動中用
- 化繊タイツの上にトレッキングパンツを穿いて行動
- キーンのピレニーズはお気に入りのハイキングシューズ
- マーモットのアイガーロック32
- アルミ製トレッキングポール
- ヘルメットはブラックダイヤモンドのハーフドーム
- ダウンジャケットは山小屋用
- 行動用は化繊綿ジャケット
- 防寒用の綿入りグローブ
- オークリーの偏光サングラス
- 小屋や停滞時に使うビーニー
- マップは止水ジッパー付きの袋に
- ブラックダイヤモンドのヘッドランプやセイコーの腕時計(プロスペックシリーズ)、サイフやリップクリームなどはサコッシュに
- 着替えはハーフジップのショートスリーブとロングスリーブ、ショートスリーブのTシャツ
- 洗面具や化粧品
- そのほかの着替えや速乾タオル
- ツエルトは共同装備
- エマージェンシーキット
- ナルゲンの1ℓボトル
竹尾雄宇
白馬や小谷、糸魚川を中心にバックカントリーツアーを開催するガイドカンパニー、番亭の代表ガイドでありスノーボーダー。JMGA登山ガイドステージⅡ、スキーガイドステージⅡ。
田中 幸
プロスノーボーダー。スロープスタイル選手として活躍し、現在はバックカントリーをフィールドに活動中。FM軽井沢の番組「ハッピーラジオ」のメインパーソナリティも務めている。
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- PEAKS
- CREDIT :
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写真◉アラタジュン Photo by Jun Arata
取材期間◉2019年9月18日~20日
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。