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北八ヶ岳の「山小屋」19軒 前編

ゆるやかな山並み、苔むした森、神秘的な雰囲気をもつ池が点在する北八ツエリア。大河原峠から夏沢峠までは小屋同士の距離も近いので、ピークハントならぬ山小屋ハントができるのも魅力。

文◉編集部、吉澤英晃 Text by PEAKS, Hideaki Yoshizawa
写真◉荒木優一郎(ルポ)、斉藤政喜、武部努龍 Photo by Yuichiro Araki, Masaki Saito, Doryu Takebe
イラスト◉藤田有紀 Illustration by Yuki Fujita
取材期間◉2020年4月8日
出典◉PEAKS 2020年5月号 No.126

黒百合ヒュッテは軽食のメニューの多さが魅力。通過でも必ず立ち寄りたい

小屋が見えて、入り口のメニュー看板にテンションがあがる。ビーフシチューにするか骨付きもも肉が1本丸ごと入ったチキンカレーにするか。ほかにもお腹をしっかり満たせそうな魅力的なメニューが並ぶ。

ずらりとならんだ軽食メニュー。カレーだけで4種類もあるのだから迷わないわけがない。看板も味わいがある。

ご飯を食べたらデザートも食べよう、コーヒーも飲みたい、手ぬぐい、バッジも買わなければ……。数秒でぐるぐると考えをめぐらせる。私にとって山の楽しみの8割は小屋の食事と小屋で買うおみやげなのだ。しかも念願の黒百合ヒュッテ。疲れはふっ飛ばないけど、楽しみで仕方がない。

小屋内の売店。日本酒の種類が多く、焼酎、ワイン(ホット)もある。

八ヶ岳を訪れたいという思いは、山よりも「あの山小屋に行きたい」と思う気持ちが勝っていると思う。

とくに北八ツは黒百合ヒュッテをはじめ、高見石小屋、麦草ヒュッテ、オーレン小屋に山びこ荘、しらびそ小屋など……。小屋の数が多くそのどれもが個性的だ。

コケモモケーキとコーヒーのセット(¥1,100)。鮮やかな色のコケモモのソースがまた美味しい。ショコラケーキやおはぎも気になる。

黒百合ヒュッテは北八ヶ岳の黒百合平にあり、軽食メニューの豊富さでも知られる。宿泊はもちろん立ち寄りの人も多く、お酒の種類も多いのでお酒好きにも人気だ。

今回の山行は白駒池から黒百合ヒュッテを目指し、帰りに高見石小屋と麦草ヒュッテに寄るルートを計画した。

山小屋のキッチン。カウンター越しに調理のようすがうかがえる。

しかしこの取材を行なった2019年の9、10月は未曾有の台風被害が多発し、登山口までの高速道路や主要な国道が通行止めになっていた影響で、スタート地点の白駒池への到着が予定より1時間以上も遅れてしまっていた。

昔の雑誌はおもしろかったなぁ

本棚があり、山岳系の雑誌や山に関係ないエッセイ本やマンガも置いてある。

苔むした深い森林のなかを進むのが八ヶ岳登山の醍醐味だが、薄暗い道のりに無残になぎ倒された木々を目の当たりにすると、いつもは厳かな雰囲気をありがたく思いながら歩くのに、今回は中山峠までの道のりが重苦しい雰囲気に包まれている気がしてならなかった。と格好つけてみたかったけど、重苦しいのは間違いなく自分の体力のせい……。それでも数々の苔の写真を撮りながらなんとか黒百合ヒュッテへ到着したのだ。

ビーフシチューは必ず食べたい人気No.1メニュー

ビーフシチューセット(¥1,600)。つけあわせはご飯も選べる。

まずは今回のミッション、名物の軽食メニューの撮影に取りかかる。メインはビーフシチューにすると決めてきたものの、骨付き肉がどん! とのったカレーも非常に魅力的だ。

そうだ、取材スタッフはふたりいる。ひとり1メニュー食べればいいのだ。両方注文し、コケモモケーキとコーヒーもお願いした。ビーフシチューは噂どおりの絶品で、カレーのお肉は骨からするりとほぐれるやわらかさ。ルーもうまいこと表現できないけど、とにかく美味しい。

こだわりのチキンカレー。やわらかいお肉はもちろんとにかくルーが美味しい。

撮影がひと段落したところで、小屋の中をぶらぶらした。黒百合ヒュッテは昭和31年(1956年)に営業を開始した歴史ある山小屋だ。建物も雰囲気があるし、玄関も談話室も決して新しくはないがきれいに整えられている。

職業も年齢も異なる人の話は興味深い

ストーブが置いてある丸テーブルで、この日初めて出会った方々と談笑中。数カ月後に研究のために南極に行く予定があり、装備の訓練で訪れていた。

おみやげを物色していると談話室に人が集まってきた。といっても10月も半ばをすぎようというこの日の宿泊者は、私たちふたりのほかは山小屋泊が4人、テント泊がひとりだけ。それでも下界では出会うことはなかったであろうユニークな環境に身を置く方々との会話は楽しく、勢いで名刺交換もしてもらった。

小屋のスタッフ。右端の方がカレー担当。みなさん前職も、小屋で働きはじめたきっかけもさまざまだったが、居心地の良さを感じているというのが共通点。

宿泊者の夕食を撮影後、小屋番さんたちの夕食におじゃました。この日のまかないはカレー。スパイスが利いていて、軽食メニューとはまた違った個性の強い味わい。黒百合ヒュッテにはカレー担当の小屋番さんがいて、提供しているカレー以外にもスパイスの組み合わせを研究しているらしい。キッチンにはびん詰めされた保存食も並んでいた。いつもは忙しくしていてなかなか会話ができない小屋番さんにも取材を口実にぐいぐい話しかけられる。

取材日の夕食のメインはハンバーグ。

明け方の雰囲気も幻想的

ごく個人的な印象ではあるけれど、黒百合ヒュッテの小屋番さんたちは、勤務時間中は気配を消しているかと思うほど存在がさり気ない。小屋番さんたちとワイワイできる関係性も楽しそうだし憧れてはいるけれど、年に1回来られるかどうかの登山者にとってはそれが居心地の悪さにつながることもある。ここでは会話の輪に入らずひとりですごしていても気まずくない雰囲気があるのだ。

明け方の空。この日の最低気温はマイナス5℃だった。
朝食。ご飯がすすむ濃いめの味付けのおかずが種類多くのっている。ご飯はおかゆに変更も可能。

テント泊にして予算を抑えれば山行の回数は増やせるかもしれない。でも、山小屋という特殊な建物の中で体感できるいろいろは、山行数回分の価値があるのだ、と声を大にして伝えたい。

そして私の山小屋手ぬぐい&バッジハントはまだまだ続きそうだ。

寝る場所は2階。こちらは大部屋。
個室は3つ。窓から外を眺められる。

【連絡先】
TEL.090-2533-0620
www.kuroyurihyutte.com

【小屋DATA】
標高:2,400m
営業期間:通年
収容人数:150人
料金:1泊2食¥8,800~、素泊り¥5,500~
テント設営数:50張(¥1,000)

風呂・シャワー:なし
炊事が可能なスペース:なし
小屋近くのキャンプ指定地:あり
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:あり

※ここまでの写真は2019年10月16~17日の取材時のものです。また山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「黒百合ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

「黒百合ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

蓼科山頂ヒュッテで、ピアノの音色とともに360度の大パノラマを独り占め

蓼科山の山頂にたたずむこと約60年。半世紀以上に渡り多くの登山者を迎えてきた。

まず登山客の足を引き寄せるのが、熱々のラーメンやおでん、おしることいった充実の軽食メニューだ。ときには焼き立てのサンマや焼き鳥を出すこともあるという。ぜひピークハントのついでに立ち寄って胃袋を満たしてもらいたい。

ただし、この小屋がもっとも魅力的に感じられるのは、ひと晩をすごす宿泊時だ。名物にもなっているピアノの生演奏を聞きながら、頂上にいるからこその360度のパノラマビューを楽しむことができる。世界が優美なオレンジ色に染まる夕暮れどきや、新しい一日のスタートを告げる神々しいご来光はもちろん、闇が地上を支配する時間になれば、満点の星が夜空を埋め尽くす。ほかにも幻想的な雲海や夜景も独り占めできる、知る人ぞ知る絶景スポットなのである。

日本に数台しかないビンテージの真空管アンプとオーディオシステムも完備しており、持参したCDを流すこともできる。

山頂で優雅なひとときをすごす

小屋のスタッフによるコンサートが名物。イベント時は生バイオリンの演奏が聴けることも。

【連絡先】
TEL.090-7258-1855
http://tateshinayama.com/

【小屋DATA】
標高:2,530.7m
営業期間:4月18日~10月31日
収容人数:43名
料金:1泊2食¥10,000、素泊り¥7,000
テント場:なし

風呂・シャワー:なし
炊事が可能なスペース:なし
小屋近くのキャンプ指定地:なし
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:あり

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「蓼科山頂ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

「蓼科山頂ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

蓼科山荘は、登山道がクロスする将軍平に位置する休息ポイント

蓼科山の北北東に位置し、山頂から下って徒歩約30分の距離。ちょうど蓼科山と前掛山を結ぶ登山道と、御泉水自然園と天祥寺原を結ぶ登山道が十字に交差する将軍平にある。

北アルプスに沈む夕日と満天の星空、季節によっては小屋の窓からでもご来光を拝める。個室はないが女性専用の更衣室が用意されている。また桜フェア(今年はGWに開催予定)や八ヶ岳開山祭前夜祭、ワインの夕べなどイベントが多いのもこの小屋の特徴。11月の小屋閉めもイベントのひとつになっているほど。

宿泊者用の食事は地元の旬野菜、茅野市米沢産コシヒカリ、長いもをたっぷりと使った手作り料理が評判。また、朝晩のみそ汁は手作り味噌が使われている。注目は2019年からスタートしたご飯もののランチメニュー。信州牛を使ったハンバーグが入ったカレーは絶品。またコーヒーは注文を受けてから豆を挽いて淹れる本格コーヒー。食後の1杯をゆっくりと楽しみたい。

ボリュームたっぷりの軽食メニュー

信州牛がゴロッと入ったハンバーグカレー、サラダ付き(¥1,500)。生姜焼き丼などのご飯メニュー、麺類も充実。

【連絡先】
TEL.0266-76-5620
https://www.tateshina2531.com/tateshinasansou

【小屋DATA】
標高:2,350m
営業期間:4月25日~11月2日
収容人数:46名
料金:1泊2 食¥8,500、1泊夕食¥7,500、1泊朝食¥6,500、素泊り¥4,000、お弁当¥900
テント場:なし

風呂・シャワー:なし
炊事が可能なスペース:あり
小屋近くのキャンプ指定地:あり
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:あり

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「蓼科山荘」日本山小屋完全ガイド

「蓼科山荘」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

八ヶ岳連峰最北端の山小屋「大河原ヒュッテ」蓼科山、双子池も日帰りで行ける

八ヶ岳には山小屋が30軒以上もあるが、最北に位置するのがこの大河原ヒュッテだ。山小屋といっても、じつは車でアプローチでき、小屋が建つ大河原峠には50台ほどの駐車スペースが整備されている。

しかし、グリーンシーズンになるとこの駐車場は満車になることが珍しくない。それもそのはず、大河原峠は日本百名山のひとつである蓼科山への登山口のひとつなのだ。さらにここを拠点にすれば蓼科山はもちろん、双子山や双子池まで足を運ぶこともできる。すべてのスポットを日帰りでめぐるならここに宿泊するのが良案だ。

寝室は基本、静かな個室で、宿泊者には温かいお風呂も用意されている。完全予約制になっているので、必ず一報を入れてから計画を立てよう。

山でお風呂に入れるのは本当にありがたい。部屋は個室なので気兼ねせずのんびりできるのはこの上ない贅沢。疲れた体の回復も早い。

【連絡先】
TEL.090-3558-5225/0266-79-5494
www.yatsugatake.biz

【小屋DATA】
標高:2,090m
営業期間:6月上旬~11月中旬(完全予約制)
収容人数:20名
料金:1泊2食¥7,500、素泊り¥4,500
テント場:なし

風呂・シャワー:あり
炊事が可能なスペース:あり
小屋近くのキャンプ指定地:なし
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:なし

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「大河原ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

「大河原ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

双子池ヒュッテからのぞむ湖畔の眺めは八ヶ岳随一

苔むす原生林に囲まれた静かな山中に位置する双子池。雄池と雌池、ふたつの池の間に建つ「双子池ヒュッテ」は個室もあり、大部屋が不慣れな人、山小屋泊が初めての人にもおすすめできる一軒。

1階が大部屋、2階が個室になっており、小屋の食堂からは雄池が眺められる。キャンプ場の立地もすばらしく、テント泊の登山者も多くみられる。2020年5月は、平日のみ個室代金無料サービスを予定している。

お昼時にはランチ営業も行なっており、ラインナップは鴨そば・うどん、豚生姜焼丼、中華丼など。さらに今年からドライフルーツをふんだんに使ったフルーツケーキにスティックチーズケーキが仲間入り。挽き立てコーヒーやマシュマロココアと堪能したい。

ランチ営業は昨年からスタート。麺類、ご飯ものともにしっかりお腹を満たせるメニューが並ぶ。

【連絡先】
TEL.090-4821-5200
https://www.tateshina2531.com/futagoike-hutte

【小屋DATA】
標高:2,034m
営業時間:4月25日~11月7日
収容人数:80名
料金:1泊2食¥8,500~、素泊り¥5,000
テント場:30張

風呂・シャワー:なし
炊事が可能なスペース:なし
小屋近くのキャンプ指定地:あり
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:なし

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「双子池ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

「双子池ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

大展望と山上湖が魅力「北横岳ヒュッテ」

北八ヶ岳ロープウェイの山頂駅からゆっくり歩いて1時間ほどで到着する。昼食や喫茶の提供、休憩利用は受け付けておらず、宿泊予約のない日は基本的に閉館している。

食事は相席で、おかずを取り分けあって食べるスタイル。そのときの状況によって変わるが、冬場は鍋料理を中心とした夕食がふるまわれることが多い。

主人は写真好きで、長年北横岳の写真を撮り続けており、山小屋のホームページで公開されている。四季の移ろいをとらえた写真はどれも非常に美しく、思わず見入ってしまう。

小屋周辺の景色は美しく、ヒュッテのすぐ北側の森にたたずむ七ツ池をはじめ、亀甲池、双子池、雨池などの山上湖が点在。

【連絡先】
TEL.090-7710-2889(予約)/090-3140-9702(現地)
https://kitayoko.com/

【小屋DATA】
標高:2,400m
営業時間:通年(完全予約制)
収容人数:30名
料金:1泊2食¥8,700、1泊夕食¥7,500、素泊り¥5,300
テント場:30張

風呂・シャワー:なし
炊事が可能なスペース:あり
小屋近くのキャンプ指定地:なし
個室利用できる部屋:なし
フリーWi-Fi:なし
生ビール:なし

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「北横岳ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

「北横岳ヒュッテ」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

草原にたたずむ三角屋根は一度見たら忘れられない理想の山小屋
「縞枯山荘」

青い三角屋根が目印。八丁平の草原のなかにポツンとたたずむようすは思わず写真を撮らずにはいられない。薪ストーブとランプの、心温まる小さな山小屋。夕食が終わると電気の照明を消してランプの宿になる。

泊まらずとも体験してほしいのが、喫茶の利用。コーヒーをはじめ、紅茶や信州リンゴジュース、そしてビール! 周辺の景色を眺めながらテラスでいただく1杯は非常に贅沢。

小屋で販売している、縞枯山荘のロゴが入ったステンレスカップはレトロな雰囲気で思わず購入せずにはいられない。

コーヒーは陶器のカップで提供される喫茶店スタイル。天気のいい日はぜひともテラスで楽しみたい。

【連絡先】
TEL.0266-67-5100
http://www.lcv.ne.jp/~simagare/

【小屋DATA】
標高:2,230m
営業期間:通年(不定休)
収容人数:30名
料金:1泊2食¥8,800、1泊1食¥7,700、素泊り¥5,500
テント場:なし

風呂・シャワー:なし
炊事が可能なスペース:なし
小屋近くのキャンプ指定地:なし
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:なし

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「縞枯山荘」日本山小屋完全ガイド

「縞枯山荘」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

原生林を覆う緑の絨毯が伝える北八ヶ岳の豊かな自然
「青苔荘」

八ヶ岳最大の天然湖「白駒池」のほとりにたたずみ、年中無休で営業中。旬菜を使った夕食や、清涼感たっぷりの湖面を目の前にした抜群のロケーションもさることながら、周囲に広がる苔むした原生林の神秘的な風景も、この小屋に宿泊する理由のひとつだ。

青苔荘という名前にもあるように、この周辺は苔が有名で、2008年には日本蘚苔類学会により「日本の貴重なコケの森」に選ばれている。緑の絨毯に覆われた深い森を散策すれば、北八ヶ岳の豊かな自然を満喫できる。白駒池の絶景と艶めく苔の世界を堪能してみてはいかがだろう。

青苔荘は、苔の森を守る「北八ヶ岳苔の会」の中心メンバー。苔の会のマスコットキャラクターの“コケ丸”と共に苔の魅力を発信中だ。

【連絡先】
TEL.090-1423-2725
http://seitaisou.jp/

【小屋DATA】
標高:2,115m
営業期間:通年(要連絡)
収容人数:100名
料金:1泊2食¥8,500~、素泊り¥5,000~
テント場:60張(¥1,000)

風呂・シャワー:あり
炊事が可能なスペース:なし
小屋近くのキャンプ指定地:あり
個室利用できる部屋:あり
フリーWi-Fi:なし
生ビール:なし

※山小屋の掲載情報は2020年4月8日現在のものとなります。最新情報は小屋へお問い合わせください。

「青苔荘」日本山小屋完全ガイド

「青苔荘」日本山小屋完全ガイド

2015年04月30日

>>>北八ヶ岳の「山小屋」 19軒 後編はこちらから

北八ヶ岳の「山小屋」19軒 後編

北八ヶ岳の「山小屋」19軒 後編

2021年06月25日

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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