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わずか170gの超軽量トレイルシューズ。サロモン「S/LAB パルサー」が誕生!【後編】

山岳スポーツのトップアスリートであるキリアン・ジョルネのリクエストによって誕生した、片足170gという圧倒的な軽さを誇るトレイルシューズ「パルサー」。

十分なクッション性を備える厚めのミッドソール、縦方向に並ぶラグが適度なグリップ力を発揮してくれるアウトソール、ケブラーなどが編み込まれた強靭なアッパーなど、同ブランドのテクノロジーが集結したS/LAB(エスラボ)らしい一足だが、実際のフィーリングはどのようなものなのだろうか?

後編となる今回は、兵庫・芦屋のアウトドアショップ「スカイハイマウンテンワークス」代表の北野拓也さん、サロモンサポートアスリートである小出徹さんによるリアルなインプレッションを紹介する。

前編はこちらから

わずか170gの超軽量トレイルシューズ。サロモン「S/LAB パルサー」が誕生!【前編】

わずか170gの超軽量トレイルシューズ。サロモン「S/LAB パルサー」が誕生!【前編】

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衝撃はしっかり吸収するのに、安定感がある

六甲山を中心に何度もこのパルサーを履いて山へと入っているという北野拓也さん。北野さんにあらためてシューズの印象を伺った。

ホームマウンテンである六甲山を駆ける北野拓也さん。土のトレイル、岩場、沢など変化に富んでおり、シューズの特性を感じるにはピッタリの場所だ

「見た目には厚底シューズという印象が強いんですが、実際に履いて走ってみると厚底感があまりないんですよね。適度なクッション性は感じられるんですが、着地の際にシューズにしっかり乗れる感じです。170gという軽さなのに、しっかりと衝撃を吸収してくれ、安定感もあるとは……。すごいシューズだと思います」

クッション性を確かめるかのように足を運ぶ。履いたときはフワッとする感覚だが、体重を乗せると安定感が感じられる。

「つま先部分のミッドソールが薄めなのもポイントですね。テクニカル(足場が悪い)な場所、岩場などでも足の指で地面を押さえつけるように荷重すれば、安定した状態で動き続けられます。なので、気持ち良く走れるトレイルに限らず、六甲みたいな岩場の多い場所でも活躍してくれますね」

六甲山の岩場にて。シューズ内で足をつま先に寄せて、指にグッと体重を掛けると安定するという。特性を覚えれば、このパルサーはさまざまな場所で活躍する

「ドロップ(つま先とカカトのソールの厚みの差)が6mmというのも絶妙です。個人的にナチュラルランニング志向なので、普段はあまりドロップ差がないシューズを履くことが多いですが、この6mmであればほぼ違和感がなく、フォアフット、ミッドフットの人でもなじみやすいと思います。この6mmのドロップ差、あとロッカー形状(船底のような形)のソールの相乗効果で、登りもグイグイ進めるんですよね」

つま先が適度に反り上がっている形状なので、着地の際にも前足部と地面がピタッとフィットする感覚がある。
ロッカー形状を活かし、登りであってもほとんどスピードを落とさずに進む北野さん。

「アッパーは作りがシンプル。ケブラー、ポリアミド繊維などが使われていてすごく丈夫なのもあり、TPUなどの補強がないんですよね。そのため、履いたときも硬さがなくて足によくなじんでくれます。

あと履き口の上部、内側にクッションがあるので脱げにくく、さらに足への当たりもソフト。履き口がソックスのようなニット地で足首にピッタリ合うので、小石などが入りにくいというのもうれしいポイントです。インソールが一体型というのもあり、まさに靴下のような履き心地ですね」

よく伸びるニット地の履き口。内側の上部にはクッション材が。アッパーのタン部分の裏側にも厚みのあるクッション材が付いている。

「キリアンのシグネチャーモデルともいえるパルサーですが、トップアスリートに限らず、ある程度ランの経験がある人であれば、スピードなどに関係なくこのシューズの特徴が感じられ、気持ちよく履けると思います。速く走れるシューズですが、クッション性を活かして『ラクに走りたい』というシーンにもピッタリですね。

衝撃が気になるロードも快適に走れるので、『家からロードでアプローチして、山を走って帰る」という使い方もおすすめです。石畳が続く歴史道などにも良いかもしれません」

六甲山へと向かう舗装路を駆け上がる。アスファストからの衝撃をしっかり吸収してくれるので、足への負担が少ない。

北野拓也さん

兵庫・芦屋の個性派アウトドアショップ「スカイハイマウンテンワークス」代表。クライミング、スクランブリング、マウンテンランニングなど、さまざまなスタイルで山を楽しむ。

スカイハイマウンテンワークス

SHOP DATA

兵庫県芦屋市西山町11-6 2F
TEL.0797-34-3299
営業時間:12:00〜19:00
定休日:不定休
www.skyhighmountainworks.com

カーボンプレート搭載シューズのような推進力が感じられる

サロモンのサポートアスリートして活躍する小出徹さんは、ギアマニアとしても知られており、さまざまなアイテムに精通する道具のプロフェッショナル。とくにシューズが大好きという、小出さんが感じたパルサーの印象とは?

まるで飛んでいるかのように軽やかに山を駆ける小出さん。北野さんとともに六甲山のさまざまなフィールドでパルサーを体感した。

「カテゴリーとしてはトレイルランニング向けのシューズですが、ロードランのシューズとして履きたいくらい、ランニングシューズとして優秀なシューズですね。一番の特徴はリバースキャンバー(弧を描くソールの形状)。このソール形状のおかげで、まるで回転するかのように足をスムーズに運べるんです。

ミッドソールのクッション性は、コツを掴むと推進力に変えることができます。一回軽く沈んだ後に、足が押し出されるようなイメージですね。カーボンプレートなどは入っていないシンプルなミッドソールなのですが、ポイントを掴めばカーボンプレート搭載シューズのような推進力が感じられます。

レースでタイムを競うようなシビアな場面で活躍するシューズでありながら、同時に『こんな走り方をしてみたい』とか『履いていて楽しい』とも感じられるおもしろいシューズですね。個人的にも心拍数をバンバン上げるような走りでも、少しゆるい『楽しむためのラン』でも履いていきたいと思います。

あと、これは好みの話かもしれないですが、アッパー、ロゴとすべてシルバーというソリッドなデザインも好印象ですね」

小出 徹さん

学生時代は大学3大駅伝(出雲駅伝、全日本駅伝、箱根駅伝)に出場するなど中長距離の選手として活躍。27歳まで実業団ランナーとして活動した後、スカイランニング、トレイルランニングの世界へ。現在はランニングの講師としても活躍中

 

サロモン/S/LAB パルサー

  • 価格:¥25,300
  • サイズ:23~28.5cm
  • ドロップ:6mm
  • 重量:170g(27cm/片足)

S/LAB パルサーはこちらでチェック

北野さん、小出さんのインプレションにもあったとおり、このパルサーはトップランナーが満足する性能を備えながらも、スピード問わず、普段のラン、楽しむためのランでも活躍してくれる。

専門店での体験イベントなども開催されるので、興味を持ったらぜひフィールドで体感してみよう。これまでに感じたことのない未知の感覚が味わえるはずだ。

Information

高尾山(東京)の麓にあるゲストハウス、カフェバー「Mt. TAKAO BASE CAMP(高尾ベース)」内でサロモンが展開する「SALOMON RUNNING BASE TAKAO」で、「S/LAB パルサー」の試し履きができます。
詳しくは「Mt. TAKAO BASE CAMP」にお問い合わせください。

Mt. TAKAO BASE CAMP
東京都八王子市高尾町1799-3
TEL.0426-73-7707
https://takaobc.com/

問い合わせ先:サロモン コールセンター TEL.03-6631-0837(10:30~17:00、土日祝日は休業)

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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