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筆とまなざし#235「真夏のクライミング時のアブ対策に‟オニヤンマくん”」

毎年夏の小川山で困るのがアブ。‟オニヤンマくん”を自作してみました。

長い梅雨が明けたら夏本番。猛暑の毎日が続いています。さっそく、二週続けて小川山へクライミングに出かけました。ピーカン照りだとものすごい暑さですが、朝晩や日が陰るとさすがに涼しく、夏の間はずっと避暑していたい気持ちになります。

この時期、小川山で困るのが、アブ。毎年大量発生したアブがところかまわず喰いついてくるのです。そういえば、以前夏に八ヶ岳へ登ったときも終始アブにたかられて、夏に来るものではないなと思ったくらいでした。

そんなアブ対策として最近話題になっているのが「オニヤンマくん」という、オニヤンマを模した模型。なんでも、オニヤンマはアブを食べるらしく、オニヤンマくんをつけていると天敵がいると思ってアブが寄ってこないのだとか。化学物質を使わないので体にも優しいのも魅力的。釣り師から広まりキャンパーたちにも愛用者が増えています。効果のほどは定かではありませんが、試しにひとつ自作して小川山へ持って行ってみることにしました。ちなみに、販売しているものはひとつ1000円ちょっとです。

竹の割り箸を適当な長さに切り、マジックで黒と黄色のストライプ柄に塗ります。ぶら下げられるように頭の部分にドリルで穴を開けて細引きを取り付け、いらなくなったクリアファイルで作った羽を接着剤でくっつけます。百均で買った青緑の大きめのビーズを二つ頭部分にくっつけるのですが、これがなかなか難しい。シューズドクターという、靴のソールを修理するための接着剤をモリモリ盛って、その上にビーズを置いて固まるのを待ちます。シューズドクターは固まるとゴム状になり、なかなか強力でしっかりくっついてくれました。最後に羽に模様を描いたら完成です。

さっそく、小川山へ持参しました。先週末は何箇所も喰われたという妻ですが、今週は一箇所も喰われなかったそうです。ちなみにぼくはオニヤンマくんから離れた場所にいて、何箇所かやられてしまいました。実験結果から推測すると、たしかにそれなりに効果はあるようです。山ではザックや帽子につけておくのが良さそう。アブにお困りの方は、騙されたと思ってぜひ一度お試しください。

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PROFILE

成瀬洋平

PEAKS / ライター・絵描き

成瀬洋平

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

成瀬洋平の記事一覧

1982年岐阜県生まれ。山でのできごとを絵や文章で表現することをライフワークとする。自作の小屋で制作に取り組みながら地元の笠置山クライミングエリアでは整備やイベント企画にも携わる

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