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抜き足、差し足、大キレット ルートガイド

「大キレットから槍ヶ岳を眺めたい」高所への恐怖心が対照的だった男二人の山旅をルートで振り返ってみよう。北アルプスを代表する岩稜ルートだ。

北アルプスを代表する岩稜ルート。

>>>ルポの前編・後編はこちら

抜き足、差し足、大キレット・前編|槍ヶ岳を眺める……余裕は一体どこへ?

抜き足、差し足、大キレット・前編|槍ヶ岳を眺める……余裕は一体どこへ?

2021年08月30日


抜き足、差し足、大キレット・後編|槍ヶ岳を眺める……余裕は一体どこへ?

抜き足、差し足、大キレット・後編|槍ヶ岳を眺める……余裕は一体どこへ?

2021年08月31日

文◉麻生弘毅 Text by Koki Aso
写真◉宇佐美博之 Photo by Hiroyuki Usami
取材期間:2019年9月19日~ 21日
出典◉PEAKS 2020年7月号 No.128

天国のような上高地から槍ヶ岳を経て(ないけど)、身の毛もよだつ大キレットを通過して北穂高岳へ。北穂高岳から涸沢への下りも、落石の危険があるなど要注意。

データ

  • 1日目:上高地~殺生ヒュッテ
  • 2日目:殺生ヒュッテ~大キレット~北穂高小屋
  • 3日目:北穂高小屋~涸沢~上高地

アクセス

公共交通機関で上高地に向かう場合、松本電鉄上高地線新島々駅から路線バス、もしくはタクシーで。東京、名古屋、大阪からは上高地までの直行バスもある。車の場合、駐車場のある沢渡からシャトルバスやタクシーを利用。現地の状況については、上高地公式ウェブサイトにて確認を。
www.kamikochi.or.jp

マップ

①上高地から梓川~槍沢を遡る。一ノ俣谷の手前「槍見河原」で、ようやく槍ヶ岳がこんにちは!

②大キレット通過を考えると、宿泊は槍ヶ岳山荘がベスト。しかし、殺生ヒュッテのテント場は眺めが抜群!

③南岳小屋までは快適な雲上の道。大喰岳(3,101m)、中岳(3,084m)、南岳(3,033m)と3,000m峰が続く。

④南岳を下って南岳小屋へ。ようやく大キレットが近づいてくる。状況が悪ければ、槍ケ岳方面へ引き返そう。

⑤南岳小屋を下ってゆくと、恐ろしい大キレットの全貌が明らかになってゆく。登山者が米粒のよう……。

⑥南岳小屋から「最低コル」への高低差は227m。高度感のあるハシゴ、クサリ場が続き、早くも緊張感が……。

⑦大キレット中、もっとも標高の低い「最低コル」(2,748m)でひと休み。ここからが大キレットの本番。

⑧「最低コル」から100mほど登った「長谷川ピーク」。ここはピークまでの登りよりも下りが俄然、難しい。

⑨「長谷川ピーク」の全貌。ピークからクサリのない薄い岩稜を下ってゆく。すれ違うときは譲り合って。

⑩「長谷川ピーク」と並ぶ難所「飛騨泣き」。足場は安定しており、ボルトも設置してあるが、高度感がすさまじい。

アドバイス

大キレットをゆく場合、核心部である「長谷川ピーク~飛騨泣き」が登りとなるため、槍ヶ岳側から歩くほうが難易度が低い。南岳小屋から北穂高小屋はコースタイムで3時間30分。その間、エスケープルートはないので、天候にはよくよく注意を。大キレット内は起伏も激しいので、体力的な余裕をもって臨みたい。

出典

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PROFILE

PEAKS 編集部

PEAKS 編集部

装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

PEAKS 編集部の記事一覧

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