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天城山|冬こそ登りたい山旅ルートガイド・前編

日本百名山にも選定されている天城山は伊豆半島の中心部に連なる山々の東寄りにそびえる。万二郎岳と万三郎岳など複数の山の総称で、最高峰は万三郎岳。万二郎岳がこれに次ぐ。天城峠などからの縦走コースもあるが、ここで紹介する天城縦走登山口からの周回コースが最も登山者が多い。手ごろな行程で日帰りでき、万三郎岳と万二郎岳を縦走できることが主な理由だ。百名山登山者も大半が利用している。標高約1400mなので、冬も積雪は少ない。冬山に慣れない人は新緑と紅葉の時期をおすすめしたい。みごとなブナの大木に癒されながら尾根道をたどる。

出典◉PEAKS特別編集 冬こそ登りたい山詳細ルートガイド

深く、豊かな森に包まれた伊豆半島の最高峰へ

天城縦走登山口でバスを降りると、左後ろに見える駐車場の一角にトイレがある。トイレの前に靴洗い場もあるので、下山後にも立ち寄り、靴の泥を落としていこう。

駐車場は100台ほど駐められるが、シャクナゲの時期の週末など早い時間に満車になることもある。

バス道路から登山道に入ると、すぐ案内看板があり、コースの概要を把握できる。

登山道は、なだらかに起伏する斜面を横切り、小さな沢を渡って四辻へと向かう。

明るい赤褐色でなめらかな幹が目を引くヒメシャラ。コースではひときわ目立つ存在で、夏になると、ツバキに似た小ぶりな白い花を咲かせる。

平坦で休憩にいい万二郎岳山頂。樹木に囲まれ、展望はあまり期待できないが、それだけに静かな時間をすごせる。

馬ノ背は平坦な尾根。アセビのトンネルをくぐりぬけて歩いていく。

石楠立の鞍部から万三郎岳へ向けての登りが始まり、シャクナゲ群生地に入る。

石楠立から万三郎岳付近はブナ原生林が広がって、大木も見られ、林床にアマギシャクナゲが茂る。

アマギシャクナゲは大木が多く、見ごたえがある。

万三郎岳山頂から西へ向かい、天城山への縦走路を進む。このあたりのブナ原生林は、みごとな大木が多く、癒される。

天城山最高峰の万三郎岳山頂。展望には恵まれないが、広場になっていて、ランチをとる登山者も多い。

縦走路と別れて急下降した後は、山腹を縫って涸沢分岐点へ向かう。

天城山データ

山名:天城山
標高:1406m(万三郎岳)
登山適期:7月下旬〜6月上旬
日程:日帰り
歩行時間:4時間30分
歩行距離:8km
スタート・ゴール地点:天城縦走登山口バス停
高低差:360m
茶店等:なし
水場:なし
トイレ:天城縦走登山口駐車場
ビューポイント:万二郎岳西側の岩場
連絡先:伊豆市観光協会天城支部(TEL.0558-85-1056)

アクセス

電車

東京駅からJR東海道本線、または東海道新幹線こだま号で熱海駅へ行き、JR伊東線に乗り換えて伊東駅下車。天城東急リゾートシャトルバス(伊豆東海バス TEL.0557-37-5121)天城高原ゴルフ場行きに乗り、終点手前の天城縦走登山口下車。こだま号利用の場合、東京駅〜熱海駅の所要時間は45分。

伊豆スカイライン天城高原料金所を出たら遠笠山道路、県道111号線を走り、天城縦走登山口へ。登山者用無料駐車場あり。

>>>後編コースポイントガイドにつづく

天城山|冬こそ登りたい山旅ルートガイド・後編

天城山|冬こそ登りたい山旅ルートガイド・後編

2021年11月25日

※この記事は「PEAKS特別編集 冬こそ登りたい山詳細ルートガイド」(2018年10月刊行)からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっています。

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PROFILE

FUNQ編集部(大西陽奈子)

FUNQ編集部(大西陽奈子)

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