【最新】30-49リットルの中型バックパック11選!|超厳選!マウンテンギア大辞典2022
PEAKS 編集部
- 2022年04月11日
山中で必要な装備をすべて詰め込むバックパックは、もっとも重要な装備のひとつだ。運ぶものの量に合わせて大きさを選び、用途に合わせて必要な機能を見定めたい。今回の企画では便宜的に「大型(50L~)」「中型(30~49L)」「小型(~29L)」と分類。ここでは中型タイプのバックパックを紹介する。
INDEX
30~49リットルの中型モデルは、頑丈な造りの大型モデルとポケットなど細かいディテールをもつ小型モデルの中間的な特徴をもっている。
1. カリマー/リッジ30+
¥22,550
容量:30L
重量:1,430g(S)
サイズ:S、M
問:カリマー インターナショナル
中型とは思えない丈夫なハーネスで荷物を支える。
大型モデル並みにしっかりした肉厚のヒップハーネスをもち、しかも使う人の体に合わせて角度も変えられるため、重い荷物にも余裕をもって対応できる。本体に使用された生地はかなり厚手で、岩場のような難所で使っても、少々のことでは傷まない。フロントポケットには大きなマチがあり、ヘルメットのように大きなものも収納できる。
2. パヤック/XC3パック45L
¥44,000
容量:45L
重量:650g
サイズ:ワンサイズ
問:エバニュー
荷室へのアクセス部分はロールアップ式。
コーデュラナイロンを使った生地は、内部が透けるほど極薄。軽量化のために、コンプレッションストラップの代わりに細いコードを使ったり、トップリッドを使わないロールアップ式にしたりと、細かな部分まで工夫されている。
3. モンベル/バーサライトパック 40
¥12,650
容量:40L
重量:480g
サイズ:ワンサイズ
問:モンベル
超薄手素材を使ったライトウェイトモデル。
サイズ展開が豊富な人気モデル。超薄手の生地を使った軽量性がポイントで、この40ℓタイプで480gだ。背面のパッドは薄手で内部のパッドは取り外せるので、小さくたたんで収納することも可能。各種ポケットは大きめで使いやすい。
4. ブラックダイヤモンド/ミッション35
¥26,730
容量:35L
重量:1,620g(S/M)
サイズ:S/M、M/L
問:ロストアロー
サイドポケットは省略したアルパイン系モデル。
フロントポケットには大きなマチがあり、クランポンを余裕で入れられるほど大きく立体化する。サイドには完全に上まで開けるジッパーとスナップボタンが付けられ、荷室を完全に開放できる。だから、奥に入れた荷物も取り出しが容易だ。
5. マックパック/ウェカ40
¥30,800
容量:40L(S2)
重量:1,410g(S2)
サイズ:S1、S2、S3
問:ゴールドウインカスタマーサービス
雨に強い生地を使い、無駄のないシンプルなルックス。
わずかに水がしみ込むと繊維が膨張し、それ以上の水分は浸透させないというアズテック素材を使用。サイドポケットに見える部分はフロントパネルの裏へ連続し、大きなものも保持することができる。背面パッドは分割され、風通しがいい。
6. ザ・ノース・フェイス/テルス35
¥22,000
容量:35L(M)
重量:1,470g(M)
サイズ:WM、M、L
問:ゴールドウインカスタマーサービス
細かな部分まで完成度が高いスタンダードモデル。
定番品が今季からアップデートされ、ジッパーとスナップボタンを併用したフロントポケット、汗抜けがいい背面パネルなど、ますます洗練。細身のシルエットで、周囲の岩や木に引っかかりにくいのも大きな長所だ。
7. ブルーアイス/ワーソッグ45L
¥24,750
容量:45L
重量:1,320g(S)
サイズ:S、M
問:ケンコー社
薄手の背面パネルとハーネスでバックパックの軽量化に貢献。
上に向かって少しだけ膨らんだフォルムをもち、背負ったときの重量バランスがいい。ウエストベルトなどを外して軽量化できる一方で、ヘルメットホルダーを付属しているなど、さまざまなシチュエーションに合わせて使えるモデルだ。
8. ドイター/フューチュラ 32
¥22,000
容量:32L
重量:1,440g
サイズ:ワンサイズ
問:イワタニ・プリムス
シンプルなフォルムで、使うシチュエーションを選ばない。
荷室の形状を湾曲させた上で背中にメッシュパネルを張り、風が通りやすい形状に。それでも本体の厚みを抑えて重量バランスを保ち、体が後ろ側に引っ張られる感覚がない。ボトムにはレインカバーを収納したポケットもついている。
9. パタゴニア/アルトヴィア・パック 36L
¥19,800
容量:36L
重量:992g
サイズ:S/M、L/XL
問:パタゴニア日本支社
背中の通気性がよく蒸し暑い時期でも快適に。
フロントからサイドまで3つのポケットがあり、収納性は抜群。背面は縦にふたつ並んだパッドの上にメッシュパネルを張った構造で、風通しがよく、吸い取った汗も迅速に乾く。ボトムのポケットにはレインカバーが付属している。
10. オルトボックス/トラバース40
¥25,300
容量:40L
重量:1,370g
サイズ:ワンサイズ
問:マジックマウンテン
フロントにはメッシュ製とジッパー使いのふたつのポケット。
ヒップハーネスの一部を肉抜きし、軽量化に努めるとともに、フィット感も向上。背中のパッドも同様に必要な部分のみにとどめているが、背負い心地のよさは失われていない。ヘルメットホルダーやレインカバーも付属し、リーズナブルだ。
11. マウンテンイクイップメント/トゥピラク37+
¥41,800
容量:37L
重量:780g
サイズ:ワンサイズ
問:双道
クライミングにも適した無駄のないルックス。
背面も含め、全面が同じナイロン素材。ショルダーハーネスも薄手で、シンプルさに徹している。内部のパッドやヒップベルトを外せば、重量は570gに。荷物の出し入れは巾着式で、その上を薄手のリッドで押さえつけるシステムだ。
バックパックを選ぶコツ
バックパックの大きさは“容量”で表す。その容量は5L程度の超小型から100L以上の超大型まで、さまざまだが、目安としては、大型はテント泊、中型は小屋泊や荷物が多くなる日帰りの冬山、小型は無雪期の日帰り登山、などと考えてほしい。もちろん、実際にどれくらいの容量が必要なのかは、使う人の用途、経験などで異なってくる。
コンプレッションストラップやコードを引くと形状を圧縮できるバックパックは、ある程度であれば“大は小を兼ねる”。自分に必要な大きさが判断できない場合は、容量が少し大きめのものを選ぶと失敗が少ないだろう。
※この記事はPEAKS[2022年4月号 No.149]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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