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いま一番ホットな茨城のエリアって? 茨城県北ロングトレイル取材後記

茨城と聞いて思い浮かぶもの

茨城と聞いて、まずなにを思い浮かべますか?

水戸黄門――やっぱり印籠と由美かおるの入浴シーンでしょう。って、そこのあなた、間違いなく昭和生まれですよね?

納豆――生産量は日本一。そういえば、昔、とあるテレビ番組で紹介されてスーパーから姿を消したことありましたよね(これは平成の話)。

筑波山――やっと『PEAKS』の範疇に近づいてきましたね。入門的な山、と侮ることなかれ。奈良時代初期の『常陸国風土記』でもその名が登場するほど大昔から人々に親しまれていて、深田久弥の日本百名山のひとつにも選ばれているんです。

これらは定番中の定番。

いま一番熱いのは県の北部の「県北=ケンポク」と呼ばれるエリアなのです(主観です)。

茨城が誇る観光名所「袋田の滝」。茨城と聞いてここを思い浮かべる人もいるかも?

目指すは320km。超大なロングトレイル構想

「ケンポクって言われても、全然イメージが湧かないな」

という人が多数だと思いますが、この場所は高い山こそないもの、奥久慈男体山(標高654m)など標高1,000mに満たない山が無数に連なっていて、ほかではあまり見られない山並み、風景が見られるんです。

奥久慈男体山からの眺め。小さな山が波のように連なっている
男体山の標高は654mで東京スカイツリーよりちょっと高いくらい。そこまで高い山ではない

この山々、あと麓の里をつなげて約320mのロングトレイルを作るという計画が、数年前から進められています。その名は「茨城県北ロングトレイル」。昨年、約14kmの区間が開通し、今年の3月に約40kmのルートが新たに繋がりました。

そう、ここが一番茨城で熱いエリアなんです(主観です)。

自然と歴史とごちそうと

「ロングトレイルって言われても、長い休みなんて取れないし」

まあ、それが現実ですが、ロングトレイルってなにも何日も歩く必要ないんです。週末2日で、1日は歩いて、1日は観光っていう遊び方も。

それでもいいんです。それでもロングトレイルなんです。

 

この茨城県北ロングトレイル。見どころや楽しいポイントはいっぱいあるんですが、個人的なお気に入りは……。

久慈川&田園ビューfrom鷲の巣山

標高380mという低山中の低山、鷲の巣山。高尾山(599m)より200mも低いですが、湾曲する久慈川、田園風景が見事。ここは子どもでも、登山初心者でも登れる入門的な山です。

伝説の大男「三太」

茨城では「南の牛久大仏、北の三太」と並び称される(おそらく将来的には)、伝説の大男「三太」。三太はこの地で村人の開墾を手伝ったと言われているそうです。この三太の像は「やまがたすこやかランド 三太の湯」という入浴施設の入口に置かれています。かなりのインパクトがある像なので、インスタでバズらせたい人は狙い目ですよ。もちろん三太の湯で入浴してから撮ってくださいね。

けんちんうどん

県北の至るところで見つける「けんちんうどん」と書かれたのぼり。具だくさんの汁でいただくけんちんうどん(そばもあり)はただでさえ麺がたっぷりなのに、さらにこんにゃくや大根、にんじんなどの具がこれでもかとのっていてボリューム満点です。一部の人たちの間では茨城のラーメン二郎と言われているとか、言われていないとか。

 

まだまだ茨城県北ロングトレイルのお気に入りはあるのですが、挙げるとキリがないので、今回はひとまずここまでに。

とりあえず茨城でいま一番熱いのは県北、ということだけ覚えておいてくださいね。

女体山とも呼ばれる長福山から望む男体山。ルートには写真下のようなロングトレイルの看板が設置されている

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PROFILE

泥谷範幸

PEAKS / 編集・ライター

泥谷範幸

都会生まれでアウトドアには興味がなかったものの、激務から逃避すべくいつしか山に足を運ぶように。走り、登り、滑りの三拍子揃った男を目指すも、トレイルラン、クライミング、スキーのどれも永遠のビギナー。

泥谷範幸の記事一覧

都会生まれでアウトドアには興味がなかったものの、激務から逃避すべくいつしか山に足を運ぶように。走り、登り、滑りの三拍子揃った男を目指すも、トレイルラン、クライミング、スキーのどれも永遠のビギナー。

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