サングラス!メガネ!マスク! よくばり3Wayホルダー|みんなのMYOG
小田巻美穂子
- 2022年07月14日
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MYOG(ミョグ)とはMake Your Own Gearの略。アウトドアで使う道具を自作、カスタマイズすることを指す。「道具はある」と発言してしまったために突如始まったこの連載。製作の最終目標はウエアかテントかバックパックか……!?
今回は、山だけじゃなく下界でも迷子になりがちな3アイテムを首にぶら下げておけるホルダーを作ってみました。細かい作業になるので手元のピントがおぼつかない方はぜひ“あのルーペ”をスタンバイさせから始めましょう。
文・写真◉小田巻美穂子 Text & Photo by Mihoko Odamaki
ざます系アイテムだったのも、いまは昔……
みなさん、今年の梅仕事はもう終わりましたか? 今年は瞬きしているあいだに梅雨が終わってしまう異常気象、6月なのに信じられないくらい紫外線がばんばんささっていたとは思いますが、日差しが強くなると目にきます。そこで活躍するのがサングラス。
ひと昔前はちょっと気取ったものか、いかついスポーティーなモデルばかりだった気がしますが、まー最近のモデルのおしゃれなこと! そしてアウトドアアクティビティでは必須アイテム。子どもの目を守るためにも有効なアイテムにもなっていますしね。
というわけで、今回はグラスコードを自作してみました。いまグラスコードそのものがおしゃれアイテムとしてもてはやされているらしいです。最近はアームウォーマーももてはやされているとかで……。昔は、ねぇ……。話がそれましたが、グラスコードは新必須アイテム、マスクのホルダーとしても使えます!
今回必要な工具は、アクセサリー用のヤットコ。小さなパーツを扱うMYOGにもおすすめのアイテムです。DIY工具にも同じ名前のアイテムがありますが、小さくやわらかいパーツを扱うには不向き。100円ショップでも見かけますが、安すぎるのもおすすめできません。アクセサリーパーツ専門店などをのぞいてほどほどの値段のものを購入しましょう。
材料が揃えば、あとは組み合わせていくだけ。ひとつはデイリーユースにぴったりの牛ヌメ革を使ったグラスコード。スポーティーなモデルにもレトロなモデルにも合います。もうひとつは細引き。意味もなくリフレクティブタイプを購入していたのでそれを活用。太めのパラコードもいい感じになるのではないかと思います。
メガネホルダーさえあれば量産可能!
必要な金具は3種類。右上から、ヒモ止め、丸カン、メガネホルダー
今回用意した材料は、牛革、本革のコード、細引き。パラコードもおすすめ
1.革ひもの端にひも止めを取り付ける。金具をつぶすのに使っているのは平ヤットコ(右)
2.メガネホルダーと革ひもをつなぐのは丸カン。少し間を広げる
3.平ヤットコで丸カンを閉じる。力の入れすぎに注意
4.細引きグラスホルダーは長さ調節ができる仕様に
適当にカットした革を半分に折り、コードがとおるギリギリのところで縫い留めました。さらにアクセントに両面ハトメで閉じています。革の裏面はボサボサのままの方がコードがほどよく引っかかっていい感じです。
完成!
メガネホルダーさえあれば、あとはちょっと余ってしまった材料を活用すれば大丈夫です。
左は首掛け部分の一部を革にアレンジ。革のかわりに接触冷感生地を使えば暑さ対策もできて一石二鳥!
あと、サングラスをはずしているときにお腹にとんとん当たるのが気になっていたので、長さが調節できるのはやはり便利です!!
そういえばワタクシ、常時メガネなのでメガネを外すという行為がほとんどないのでぶら下げる必要がないんですよね……。なのでもっぱらマスクホルダーとして活用中です!
今月のアイテム:アクセサリー用工具
テグスやワイヤーをカットするニッパー(左)、ピン類の先を丸めるのに使う丸ヤットコ(中)、カン類の開閉やつぶし玉をつぶすのに使う平ヤットコ(右)。見た目は似ていますがそれぞれ用途があり、使い分けが重要。アクセサリークリエイター御用達の「貴和製作所」で購入。
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PROFILE
PEAKS / 編集部員
小田巻美穂子
斜度が1度でも上がったら聞き役に徹し、下りで急にスピードアップ&おしゃべりになる登山スタイル。登りのペースは激遅ですが長く歩くのは嫌いではありません。活動フィールドは登山とキャンプ。ライフワークは手芸と園芸です。
斜度が1度でも上がったら聞き役に徹し、下りで急にスピードアップ&おしゃべりになる登山スタイル。登りのペースは激遅ですが長く歩くのは嫌いではありません。活動フィールドは登山とキャンプ。ライフワークは手芸と園芸です。