「日々の暮らしのなかでも旅をする。」|劇団EXILE・佐藤寛太の旅手引き #1
佐藤寛太
- 2022年04月25日
こんにちは。そして、はじめまして。この度ウェブ版『PEAKS』にて連載を持たせていただくことになりました、佐藤寛太25歳です。まずはサクッと自己紹介をさせていただきます。
文◎佐藤寛太 Text by Kanta Sato
写真◎飯坂 大 Photo by Dai Iizaka
はじめまして、佐藤寛太です。
職業は役者で、モーニングルーティーンは寝起きに白湯を飲むこと。趣味はキックボクシング、登山、ゲーム、読書、たまーにゴルフ。
こうして書き出すと雑多ですね。連載をとおしておいおい人となりが伝わればいいかなーと思っています。
まったく新しい旅の定義、いっしょに考えていきませんか?
さて、記念すべき第1回目。気合を入れて臨みたいところなんですが、僕はいま全然旅に行けておりません。
「じゃあなんでこのタイトルにしたんだよ!」という声がいまにも聞こえそうですが、この連載で挑みたいのはそこなんです!
みなさんは「旅」という単語を聞いて、なにを思い浮かべますか?
心躍る冒険や、一期一会の出会い、はたまた雲ひとつない青空や、南国の砂浜。
この記事をここまで読み進めてくださったみなさまはきっと「旅」という響きが好きで、憧れを抱いてるのではないでしょうか。
ですが、旅というのは時間も労力もかかる。週末に癒しを求めて旅に出たはずなのに渋滞やらなんやらで家に着くころには虫の息。なんてこともあるかと思います。なにより休みの日くらい休みたいと。
遠出をすることだけが旅でしょうか。なんていうとPEAKSさんに怒られちゃいますね(笑)。
僕が言いたいのは日々の暮らしのなかでも旅することはできないのかな。ということです。
はい。やっと本質にたどり着けた。不慣れなものですみません、すみません。
たとえば本を読むこと。いつも見たことない景色を見せてくれ、新しい出会いがあります。
近所でお気に入りの場所を探してみる。時間に余裕があるときは、通勤、通学時には気づかない良さに気づきます。
空いた時間にしばらく会ってなかった友達に電話してみる。散歩してみる。部屋を片付けて、なにもせずお茶を呑む。
ワクワクしてきますよね。
旅の目的を考えてその代替えを作るのではなく、まったく新しい旅の定義を僕といっしょに考えていきませんか?
旅をしたくなる本『旅のラゴス』。
そんな僕は仕事で東京を離れています。先程、『旅のラゴス』という本を読み終えました。
深く心に沁みました。旅をしたくなりました。でも明日どこかに行くわけにはいきません。
きっと多くの人がそうだと思います。なのでときに心の赴くまま旅に出かけることをしつつ、大半は日常の隙間でこの連載を続けていきたいと思います。
いっしょに「旅」することを楽しみましょう。
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PROFILE
劇団EXILE所属。福岡県出身で子どものころは自然が遊び場。キャンプを始めたことをきっかけに、その延長で2020年より登山を開始。主にひとりで山に登っている。初のフォトブック『NEXT BREAK』が発売され、主演映画『軍艦少年』や人気漫画を実写ドラマ化した『あけとせっけん』主演など、映画やドラマ、舞台など各方面で幅広く活動する、いま人気急上昇中の若手俳優。大の読書好き。仕事が忙しいときには山や旅にまつわる本で旅をする。