【最新】山での調理にかかせない!ガス&オイルバーナー、クッカーセット|超厳選!マウンテンギア大辞典2022
PEAKS 編集部
- 2022年07月15日
温かな食事は、次の行動のためのエネルギー。そのためにはいくつかの道具が必要だ。ときには食事を作り、食べる楽しみのためだけに山へ行くのも悪くない。今回の記事では、山での調理に欠かせない「ガスバーナー」を紹介する。
INDEX
文◉高橋庄太郎
写真◉猪俣健一
GAS BURNER/ガスバーナー
ガスカートリッジとバーナーヘッドを長いチューブで連結する“分離式”とカートリッジに直接バーナーヘッドをねじ込む“直結型”と、タイプはふたつ。
SOTO/マイクロレギュレーターストーブ
フュージョントレック
¥9,900
収納サイズ:11×6×10cm
重量:182g
問:新富士バーナー
継続人気の定番モデルがリニューアル。
2,800kcal/hから3,000kcal/h に火力アップ。“分離式”バーナーは火口の位置が低くなり、ゴトクも大きいので、重くて大きいクッカーと相性がいいが、これでますます大容量クッカーでも調理時間が短縮できる。
プリムス/ウルトラ・スパイダーストーブⅡ
¥14,850
収納サイズ:9.3×10.0×3.5cm
重量:167g
問:イワタニ・プリムス
重いクッカーにも対応できる丈夫で大きなゴトク。
ゴトクは広げると直径が16.8cmにもなる大型。大きなクッカーでも安定し、3,000kcal/hの大火力で数人分の調理が余裕でできる。燃焼時の熱でガスの気化を促して、安定した火力を保つプレヒートパイプも付属。
EPI/APSA-Ⅲ ストーブ
¥12,650
収納サイズ:18×9.6×10.4cm
重量:425g
問:ユニバーサルトレーディング
分離式にはいまは少ない自動点火装置付き。
最高出力は4,000kcal/hと、超強力。16cmに広がるゴトクは大型のクッカーでも安定して置くことができ、太い燃料チューブは破損しにくくて安心感が高い。とろ火でも炎が安定し、煮込み料理も作りやすい。
SOTO/マイクロレギュレーターストーブ
¥7,000
収納サイズ:5.2×5.2×8.1cm
重量:73g
問:新富士バーナー
シンプルな形状のスタンダードモデル。
重量はたった73g。発熱量は2,800kcal/h で、下向きに折り畳める3本のゴトク付き。ガスは低温下では気化しにくく、火力が低下するのが難点だが、こちらはマイクロレギュレーターという仕組みによって寒い時期でも炎が安定する。
EPI/ネオストーブ
¥9,350
収納サイズ:13.2×8.2×8.4cm
重量:185g
問:ユニバーサルトレーディング
火力が非常に高く、大型クッカーでもすぐにお湯が沸く。
直結式のガスバーナーとしてはかなり大きいゴトク(直径20.5cm)を備え、大型クッカーでの数人分の調理に向く。一方ではとろ火にも対応し、さまざまな調理が楽しめる。最高出力4,500kcal/hと、驚くべき火力だ。
MSR/ポケットロケット2
¥8,250
収納サイズ:3.4×4.4×7.9cm
重量:73g
問:モチヅキ
まっすぐに炎が立ち上がる小さな実力者。
上から見るとY字のウインドクリップ(風防)が火口に付き、風の影響を緩和。わずか73gながら最高出力2,143kcal/hで、3分30秒で1ℓのお湯を沸かす力をもつ。収納時に破損から守るプラスチックケース付属。
MSR/ローダウンリモートストーブアダプター
¥7,150
収納サイズ:13.5×5cm
重量:180g
問:モチヅキ
直結式バーナーが分離式に変身するオプションパーツ。
上のポケットストーブ2を分離式バーナーとして使えるようにするアダプター。クッカーを使う際に重心が低くなり、3本の足も大きく広がるので、クッカーをひっくり返したりするトラブルを避けられる。
プリムス/115フェムトストーブ
¥8,250
収納サイズ:5.4×7.4×2.7cm
重量:57g
問:イワタニ・プリムス
火力調整つまみと点火装置が一体で簡単に火が付く。
ゴトクをまとめて畳むと、驚くほどの超小型に。火力は2,100kcal/hと控えめだが、57gという軽量さは大きなメリットだ。メッシュ状の小さな火口からは炎が垂直に立ち上がり、小型のクッカーと相性がいい。
GAS & GASOLINE BURNER/ガス&ガソリンバーナー
ガソリンのメリットは、低温下でも火力が安定することと、燃費のよさ。手軽に使えるガスも併用できるタイプはますますお得だ。
SOTO/ストームブレイカー
¥24,000
収納サイズ:6.5×6.5×9cm
重量:448g
問:新富士バーナー
ノズル交換なしでガスもガソリンも1台で使える
ガソリンの場合は燃料ポンプ(170g)に、ガスの場合は本体をガスバルブ(53g)につないで使う。風に強いすり鉢型バーナーヘッドの重量は225gで、燃料が決まれば総重量448gから軽量化できる。3,000kcal/hの大火力だ。
ALL-IN-ONE/オールインワン
“一体型”の調理器具は専用クッカーのなかにバーナーなどを収納して持ち運べる。組み合わせて燃焼させれば熱効率が高く、少ない燃料ですばやい調理が可能だ。
ジェットボイル/フラッシュ
¥16,830
収納サイズ:直径10.4×18cm
容量:1ℓ
重量:371g
問:モンベル
まさに元祖!一体型調理器具の代名詞的存在。
クッカー下部のフラックスリングの力で熱効率を高め、出力2,269kcal/hの火力で500㎖の水を1分40秒で沸騰させる。表面の断熱カバーには温度によって色が変わるインジケーターが付き、お湯の沸騰を知らせる。
MSR/ウィンドバーナーパーソナルストーブシステム
¥28,600
収納サイズ:11.5×10.7×18.1cm
容量:1ℓ
重量:465g
問:モチヅキ
台風のような悪天候時にこそ真価を発揮。
暴風のなかでもほとんど影響を受けずにお湯を沸かせる驚異的な実力。最高出力は1,765kcal/h程度だが、クッカー下部で熱効率を飛躍的に高めるヒートエクスチェンジャーの力で、あっという間にお湯が沸く。
ジェットボイル/スモー
¥23,100
収納サイズ:直径12.5×21cm
容量:1.8ℓ
重量:453g
問:モンベル
230gのガスカートリッジもいっしょに収納可能。
同シリーズ最大である1.8ℓの大型クッカーに出力1,404kcal/hのバーナーを一体化させると、1ℓの水が4分45秒で沸騰。アルミニウム合金のクッカーは焦げ付きにくく、お湯沸かし以外に調理もしやすい。
SOLID & ALCOHOL BURNER/ソリッド&アルコールバーナー
携行性の良さを考えれば、固形燃料やアルコールストーブもいい。音を立てずに燃える姿には、優し気な雰囲気もある。
エスビット/ステンレスストーブ
¥4,180
収納サイズ:12×11×1cm
重量:93g
問:飯塚カンパニー
収納時は大きめのカードサイズほどで組み立ては簡単。
紙のように薄いステンレススチールをゴトク兼風防にした超軽量ストーブ。使用時はトレイに乗せた固形燃料を中央に置いて使うが、ゴトクの内側は同社のアルコールストーブと同サイズで、この風防を流用できる。
エスビット/ポケットストーブ ミディアムWS
¥2,200
収納サイズ:11.5×8.6×2.3cm
重量:107g
問:飯塚カンパニー
緊急用装備にも加えておきたいコンパクトさ。
メッキコーティングされたスチール製のボックス型で、使用時は開いてから内部に固形燃料を置く。脱着可能なプレート型風防もつき、風向きに合わせて使うと有効だ。189kcal の27g固形燃料がふたつ付属している。
バーゴ/チタニウムコンバーターストーブ
¥6,600
収納サイズ:10.7×6.1cm
重量:39g
問:ケンコー社
アルコールでも固形燃料でも使えるマルチなストーブ。
折り畳めるゴトクとアルコールストーブのセットで、使用時は両者をはめ込んで使用する。ストーブはひっくり返すと固形燃料や燃料ジェルを置く台にもなる。すべてチタン製で、重量はたった39gしかない。
BURNER COOKER SET/バーナークッカーセット
エスビット/585mlクックセット
¥4,620
収納サイズ:直径8.6×11.1cm
容量:0.585ℓ
重量:223g
問:飯塚カンパニー
固形燃料とともにクッカー内にすべて収納可能。
ハードアルマイト加工の小型クッカーを置く台は、固形燃料を置くトレイと風防が一体になったもの。クッカー底面には熱効率を高める工夫が加えられていて、500㎖の水が約7分30秒で沸騰する。
トランギア/ストームクッカーL・ウルトラライト
¥14,300
収納サイズ:直径10.5×22cm
容量:1.75ℓ、1.5ℓ
重量:900g
問:イワタニ・プリムス
アルコールを燃料にクッカーふたつ、フライパンも。
モデル名の通り、嵐のなかでも調理が可能になる風防を兼ねたゴトクの中にアルコールストーブを置いて使う仕組み。ノンスティック加工のアルミ製クッカーふたつ、フライパンのセットで、収納ケースは別売だ。
ジェットボイル/スタッシュ
¥19,800
収納サイズ:直径13×11.2cm
容量:0.8ℓ
重量:200g
問:モンベル
ジェットボイルだけどクッカーとバーナーが分離。
一体型調理器具で知られるブランドが打ち出した新型の分離式。クッカー底面のフラックスリングで熱効率の高さを生かしながら200gという軽量性を実現した。出力1,134kcal/h で、500㎖の水が2分30秒で沸騰する。
※この記事はPEAKS[2022年4月号 No.149]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。