シュラフの下に敷くスリーピングマットでテント泊を快適に!おすすめ15選
FUNQスタッフ
- 2022年07月20日
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快適な睡眠は、翌日しっかり活動するために重要な要素の1つです。
キャンプやアウトドアなどの普段と違う環境においても、しっかり寝て翌日も満喫したいですよね。しかしテント泊する場合、シュラフだけでは地面の状態によっては快適に眠ることはできません。
そこで今回は、テント泊で快眠し翌日の元気を蓄えたい方に向けて、シュラフの下に敷くスリーピングマットについて紹介します。
この記事を読めば、シュラフだけでテント泊するのに比べ、より快適な睡眠環境を実現できます。アウトドアでもしっかり眠りたいと考えている方や、どんなスリーピングマットがあるか知りたい方も、ぜひ参考にしてみてください。
シュラフの下に敷くスリーピングマットは必須?
テント泊する際にキャンプ場の状態や環境によって体に負担が掛かり、シュラフだけではぐっすり眠ることはできません。しかし、スリーピングマットを使用すれば、シュラフだけで寝る場合に比べて地面の凸凹や冷えからの影響を減らせます。
スリーピングマットには種類が複数あり、それぞれに特徴があります。ここでは、そんなスリーピングマットの役割とメリットについて詳しく紹介します。
スリーピングマットの役割とメリット
睡眠中の地面からの凹凸は思っている以上にストレスを感じます。スリーピングマットはその刺激を防ぐとともに、地面からの冷えを遮断する機能ももっています。
また、シュラフは中に封入された綿(ダウン・化繊綿)により空気を蓄えることで保温性を発揮します。睡眠中は体と地面の間に挟まれた綿が潰れることにより、シュラフ本来の保温性を発揮することができません。スリーピングマットには、この地面側の保温性を確保する役割もあります。
つまり、季節に応じたモデルの選択も視野に入れる必要があります。
シュラフの下に敷くスリーピングマットを選ぶ基準とは
キャンプなどにスリーピングマットを持っていけば、地面に多少凹凸があっても不快にならずに寝られます。大きさや持ち運びやすさ、スリーピングマットの種類も製品によって様々なため、自身が求める性能を基準にした製品選択が必要です。
ここでは、スリーピングマットを選ぶ基準について紹介します。
スリーピングマットの種類で選ぶ
スリーピングマットには大きく分けて3種類の製品があり、収納サイズや使用時の快適性などに違いがあります。キャンプスタイルやキャンプに行くための手段などから重視したいポイントを決めておけば、目的に合った種類を選べるでしょう。
ここでは、スリーピングマットの種類について詳しく紹介します。
コスパ◎アウトドアでも使いやすい「クローズドセル」
クローズドセルは、気泡入りの断熱素材を用いたスリーピングマットです。生地に傷が付いても使用できるほか、空気を入れるタイプと違いパンクして使えなくなることはありません。
マットを広げるだけで使えるため、展開や収納が非常に簡単で時間がかかりません。また、他のタイプに比べ特殊な機能がないため、安価でお手軽に買いやすいのもメリットといえるでしょう。
マットをそのまま畳んで持ち運ぶ必要があるため、持ち運びの際にかさばりやすいデメリットがあります。車でキャンプに行く方や荷物に余裕がある方におすすめのタイプです。
軽量でコンパクトに収納できる「エアマット」
自分で空気をいれて膨らませるのがエアマットです。空気を抜いた状態であれば軽くコンパクトに折りたためるため、他のタイプに比べて持ち運ぶ際に荷物になりません。
クローズドセルに比べて断熱性が高いのも特長の1つです。厚みがあるため地面の影響を受けづらく、空気を入れる量によってマットの硬さも調整できます。
どこか一部分でも穴が開いてしまうと空気が抜けてしまい、マットとして使えないため耐久力は他の種類に比べて劣ります。空気を入れたり抜くのに手間がかかるのもデメリットといえるでしょう。
クローズドセルに比べて値段も高価なため、値段よりも携帯性や寝心地にこだわりたい人におすすめのタイプです。
半自動膨張式の「セルフインフレータブル」
セルフインフレータブルはエアマットの中に発泡素材が入ったもので、空気を取り組むためのバルブを開くとある程度まで自動で空気を取り込めるタイプです。エアマットほどコンパクトにはできませんが、クローズドセルよりも格段に小さく収納することができます。
空気を入れる点はエアマットと同じですが、中の発泡素材がある程度の保温性を担保してくれるので、生地に穴が空いてしまってもエアマットほど致命的なことにはなりません。また、エアマットほど高さが出ないため、睡眠中のマットからのズレ落ちによる不快感が少ないのも特徴です。
シングル?ダブル?サイズ・長さで選ぶ
シュラフなどと同じように、スリーピングマットも製品ごとにサイズや長さが違います。一人用の製品だけでなくダブルサイズの製品もあるため、自身の体格やキャンプに行く人数を考慮して選びましょう。
テント泊する場所によって、使いやすい長さも変わります。より持ち運びに特化したコンパクトで小さい製品もありますが、基本的には身長と同程度かそれ以上の製品を選べば快適に寝られるでしょう。
軽量・コンパクトがおすすめ!持ち運びやすさで選ぶ
アウトドアに行く際に荷物を極力減らしたい方は、軽量かつコンパクトな製品を選ぶのもおすすめです。荷物が重く持ち運ぶのが大変になると、設営に時間がかかることやそれだけで疲れてしまう可能性もあります。
スリーピングマットを畳んだ状態がコンパクトであれば、収納場所にも困りません。自宅にキャンプ用品を置いておくスペースがあまりとれない方も、コンパクトな製品であれば邪魔になることなく収納できるでしょう。
スリーピングマットの厚みや保温性など快適さで選ぶ
テント泊にスリーピングマットを持っていく理由は質の高い睡眠をとることで、睡眠時の快適さを重視するのもおすすめです。荷物がかさばる可能性もありますが、素材や厚みにこだわることでテント泊でもしっかり寝られるでしょう。
気温が低くて睡眠に影響を及ぼしそうな季節にテント泊する場合は、保温性を重視するのもおすすめです。シュラフの性能や着衣にもよりますが、保温性に優れたスリーピングマットを使えば身体が冷えてしまうのを防げます。
シュラフの下に敷くスリーピングマットおすすめ15選
寝袋の下に敷き、地面から伝わる冷気を遮断しながら、クッション性を与えて快適に眠れるようにするのがマットの役割です。寝袋の保温性に不満があるという人は、より断熱性に優れたマットに交換してみるといいでしょう。
引用:PEAKS 「スリーピングマット2021年のおすすめ15選」
「クローズドセル」タイプ
「クローズドセル」タイプのスリーピングマットは安価で耐久性があり、はじめてスリーピングマットを購入する場合にもおすすめです。ここでは、アウトドアでも使いやすくお手軽な「クローズドセル」タイプのスリーピングマットを5つ紹介します。
ビッグアグネス/ツイスターケイン・バイオフォーム
サトウキビから作ったEVAフォームを採用し、優れた耐久性や保温性を確保しながら石油への依存低減を目指しました。適度なクッション性で、パンクを気にせず使えることがありがたいです。
- メーカー参考価格:¥7,590
- 使用サイズ:183×51×厚さ1.3cm
- 収納サイズ:18×51cm
- 重量:397g
- 問い合わせ:ケンコー社
エクスペド/フレックスマットM
かさばりがちなクローズドセルタイプですが、厚みを抑えながらも適度なクッション性を保つよう配慮。そのバランスがすばらしく、ビギナーからミニマリストまでおすすめです。
- 使用サイズ::183×52×厚さ1.8cm
- 収納サイズ:13×15×52cm
- 重量:325g
- 問い合わせ:双進
ニーモ/スイッチバック・レギュラー・ボリエール
六角形の交点を持つ突起形状に加え、硬さの異なる2層のフォームを組み合わせることで快適な寝心地を提供。裏面の断熱性フィルムが地面からの冷気を遮断して、体熱を反射します。
- メーカー参考価格:¥7,150
- 使用サイズ:183×51×厚さ2.3cm
- 収納サイズ:13×14×51cm
- 重量:415g
- 問い合わせ:イワタニ・プリムス
モンベル/フォームパッド180
耐久性と断熱性に優れたポリエチレンフォームを使用しながら、裏側に硬めのフォームを配置することで不整地での突き上げ感を軽減。クローズドセルのなかでは、収納サイズが小さめです。
- メーカー参考価格:¥7,700
- 使用サイズ:181×51×厚さ1.6cm
- 収納サイズ:51×15×11cm
- 重量:395g
- 問い合わせ:モンベル
サーマレスト/Zライト・レギュラー
直接地面に置いたり、フロアレスシェルターでも使いやすいマット。アルミ蒸着を施すことで断熱性を20%向上しながら、同じ重さの「Zライトソル」もラインナップされています。
- メーカー参考価格:¥6,600
- 使用サイズ:51×183×厚さ2cm
- 収納サイズ:51×13×14cm
- 重量:410g
- 問い合わせ:モチヅキ
「エアマット」タイプ
テント泊する際にも快適に寝たいと考える方におすすめなのが「エアマット」タイプで、地面の状態による影響や体温が奪われるのも防げます。ここでは自分で空気を入れるエアマットタイプのスリーピングマットを6つ紹介します。
シートゥサミット/イーサライトXTマット・レギュラー
ドットで溶着するのではなく、内部のループで接続する気室構造「エアスプラングセル」。この構造によって、より少ない生地で10cmの厚みのある気室を生み出すことに成功しています。
- メーカー参考価格:¥24,860
- 使用サイズ:183×55×厚さ10cm
- 収納サイズ:9×19cm
- 重量:390g
- 問い合わせ:ロストアロー
サーマレスト/ネオエアー・ ウーバーライト・レギュラー
無雪期用として十分な断熱性を保持しながら、全身用で250gという驚くほど軽いエアマット。収納サイズもさらに小さくなり、厚みは6.4cmあるため寝心地は快適そのものです。
- メーカー参考価格:¥42,900
- 使用サイズ:51×183×厚さ6.4cm
- 収納サイズ:15×9cm
- 重量:250g
- 問い合わせ:モチヅキ
ビッグアグネス/インシュレーテッドAXLエアマミー
豊かな膨らみのエアマットに、プリマロフトシルバーの中綿と輻射熱を利用するヒートリフレクティブフィルムをインサート。これにより、軽量ながら、たしかな断熱性を実現しました。
- 使用サイズ:183×51×厚さ8cm
- 収納サイズ:8×17cm
- 重量:369g
- 問い合わせ:ケンコー社
モンベル/U.L.コンフォートシステム エアパッド150
90cmから180cmモデルまで4サイズ揃うエアマットシリーズ。この150cmモデルは、別売の「U.L.コンフォート システムピロー」を接続することで全身用マットになります。
- メーカー参考価格:¥12,100
- 使用サイズ:150×50×厚さ7cm
- 収納サイズ:10×20cm
- 重量:431g
- 問い合わせ:モンベル
エクスペド/シンマットHL M
断熱中綿をマット内部にインサートすることで、優れた断熱性を実現。そのうえ365gと軽量に仕上げられているのは、ムダを省いたテーパーデザインを採用したゆえでしょう。
- 使用サイズ:183×52×厚さ7cm
- 収納サイズ:9×19cm
- 重量:350g
- 問い合わせ:双進
エクスペド/エアマットHL M
ムダを省いたテーパーデザインを採用することで、とても軽量でコンパクトな収納が可能になったエアマット。寝心地も極上で、極端な薄手生地を採用しているわけでないため安心感も高いです。
- 使用サイズ:183×52cm
- 収納サイズ:17×7cm
- 重量:95g
- 問い合わせ:双進
「セルフインフレータブル」タイプ
「セルフインフレータブル」はクローズドセルとエアマットの中間にあるような性能で、耐久性と寝心地どちらもある程度こだわりたい方におすすめです。ここでは、そんなセルフインフレータブルのスリーピングマットを4つ紹介します。
シートゥサミット/ウルトラライトSIマット・レギュラー
軽量化と快適さを両立するために、ポリウレタンフォームに特徴的なダイカットを採用。体圧がかかる肩や腰、脚などは穴を小さく、それ以外の部位では穴を大きめにして軽量化を果たしています。
- メーカー参考価格:¥12,430
- 使用サイズ:183×51×厚さ2.5cm
- 収納サイズ:13×28cm
- 重量:550g
- 問い合わせ:ロストアロー
モンベル/U.L.コンフォートシステム アルパインパッド25 120
肉抜きのない軽量フォームを使い、均一なクッション性と保温性を生み出した。別売の「U.L.コンフォートシステムピロー」や「エクステンションパッド30」を接続すれば全身用になります。
- メーカー参考価格:¥10,780
- 使用サイズ:120×50×厚さ2.5cm
- 収納サイズ:13×25cm
- 重量:483g
- 問い合わせ:モンベル
ニーモ/ゾア・ショート・マミー
高密度フォームに縦横2方向のダイカット加工を施すことで、極限までの軽量化をはかりながら断熱性と耐久性を確保。収納サイズがとても小さく、裏側の肩と腰部分にノンスリップ加工を施しました。
- メーカー参考価格:¥13,750
- 使用サイズ:122×51×厚さ2.5cm
- 収納サイズ:20×10cm
- 重量:295g
- 問い合わせ:イワタニ・プリムス
サーマレスト/プロライト・スモール
必要十分なクッション性と断熱性を備え、軽量コンパクトに仕上げた自動膨張式マットの名品。良質な素材と高い生産技術から生まれる安心感は、長年の時代を経ても変わることがありません。
- メーカー参考価格:¥17,650
- 使用サイズ:51×119×厚さ2.5cm
- 収納サイズ:28×8cm
- 重量:350g
- 問い合わせ:モチヅキ
シュラフの下に敷くスリーピングマットで快適な寝心地を
いかがでしたでしょうか。ここまで、テント泊をより快適に過ごせるスリーピングマットについて、メリットや選び方とタイプ別のおすすめ製品を紹介してきました。
- スリーピングマットは必須ではないものの使えば快眠につながる
- 地面の形状や石などの影響を減らせる
- 地面に熱を奪われるのを防げる
- コスパが良く使いやすいのがクローズドセルタイプ
- 軽量かつコンパクトなエアマットタイプ
- クローズドセルとエアマットの良いところを取ったセルフインフレータブルタイプ
- 使用場所に合わせてサイズや長さで選ぶ
- 荷物を減らしたい方は持ち運びやすさを重視
- より質の高い睡眠のために快適さで選ぶ
キャンプなどのアウトドアでしっかりと寝られれば、翌日も元気に楽しく過ごせるでしょう。スリーピングマットの導入をお考えの方は、本記事で紹介した選び方を参考に製品を選んでみてはいかがでしょうか。
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