パタゴニアのワッペンを旅のお守りに。イタリア・クライミングトリップへ!|筆とまなざし#293
成瀬洋平
- 2022年08月31日
滞在場所、ギアの準備、貴重品入れ探し。旅の準備を着々と進めて。
カムはどれだけ持って行くか? ロープはどうする? 滞在はキャンプ?
数週間前から少しずつ旅の準備をしています。当初はキャンプ場に滞在することを考えていたのですが、近くにキャンプ場とほぼ同じ金額のアパートを見つけ、最初の2週間はアパートに滞在することにしました。とはいえ、岩場を移動した場合などキャンプ道具があると機動性が高いので持参することにし、荷物はなかなか多い。とくに金属の塊であるカムが重たいのですが、こればかりは必要なので仕方がありません。ほかのものをできるだけ切り詰めようと精査しているところです。
これまで貴重品入れに困っていました。これまで使っていたポーチは、パスポートは入るのだけれどそれより一回り大きな免許証が入らない。さて、どうしたものかと思っていたおり、たまたま立ち寄ったワークマンでちょうど良いものを見つけました。「マルチケース」という商品で、パスポートなどの薄い貴重品が効率的に収納できます。耐摩耗性に強いコーデュラ素材を使ったシンプルなもので、しかも価格は980円。一応アウトドア業界で仕事をしている身。ウエアは気に入ったアウトドアブランドのものを使いたいけれど、貴重品入れだったら良いだろう。そう思って旅の相棒に購入しました。ちなみに色はブラック、ブラウン、カーキの3色展開で、カーキを選択。
国際免許もきちんと収まり、日本円やカード類も収納できとても使いやすい。表面は無地なのですが、なにかひと工夫加えたいと思ったときにパタゴニア川上店でもらったワッペンを思い出しました。小川山のお膝元、長野県川上村のスーパー・ナナーズの駐車場にあるプレハブ小屋。いまはカラファテになっているのですが、その前はパタゴニアの直営店で、ワッペンはスタッフとして働いていた友人からもらったものです。ピッケルやピトンがデザインされていて、パタゴニアのルーツである「GREAT PACIFIC IRON WORKS」と書かれています。アイロンで簡単につけられるのですが、もったいなくて未だ活用できていなかったこのワッペン。マルチケースに合わせてみるとちょうど良いサイズだったので旅のお守りにと、表面に貼り付けてみました。
イタリア入国に際しては新型コロナの陰性証明は不要になり、日本帰国の際にも撤廃される方向で検討が進められています。まだまだ油断は許されませんが、少しずつ、コロナ後の新しい旅が動き始めました。この記事がアップされるころにはイタリアに到着しているはず。次回からは現地からリアルタイムで記事を綴っていきます!
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