ちょっとした贈り物にもなる!?　さらしで手ぬぐい製作！｜みんなのMYOG

MYOG（ミョグ）とはMake Your Own Gearの略。アウトドアで使う道具を自作、カスタマイズすることを指す。「道具はある」と発言してしまったために突如始まったこの連載。製作の最終目標はウエアかテントかバックパックか……!?

今回は、汗ふきはもちろん止血や固定の補助、クッカーの後始末のウエスとしても使える、さらにオシャレに作ればちょっとした贈り物にもなる手ぬぐいを製作しました。超簡単かつ超おすすめです！

文・写真◉小田巻美穂子

登山の汗拭きは手ぬぐい派

長男を妊娠しているとき、戌の日（妊娠5カ月目の最初の戌の日に腹帯を巻いて安産を祈願する風習）に使った晒（さらし）。次男妊娠のときには使わずだったのに、なんとなく処分もできず、長いことロール状に巻かれたまま生地ストックに入れっぱなしだったんです。

そう、さらしって手ぬぐいのもとなんですよね!　登山の汗拭きは手ぬぐい派です、なんて言っていたのに、これを思いつかなかったなんて。そしてもう1年以上前から編集長にPEAKS手ぬぐいを作って付録にするかGLGで販売してくださいとお願いするもなかなか実現しないので先に作りました（笑）。

どえらい簡単です。さらしを用意して好きな長さに切り裂くだけ。もちろんそのままではおもしろくないので、端にバイアステープをつけてほつれないようにしたものと、スタンプで模様をつけたもの、2種類作ってみました。

毎度言ってる気がしますが、控えめに言ってすごくいい!　なんでいままでやらなかったのか……!　と悔やまれるレベルです。汗拭きはもちろん、簡単に切り裂けるので（もちろんコツはあります）、ケガのときの止血やクッカーの汚れを取るウエスとしても活用できます。安いので気軽に使えるのもメリット。年末年始にぜひトライ!

１枚目は「バイアステープでほつれないように」

１．市販の手ぬぐいの長さに合わせてさらしをカット。今回は約38㎝。

２．二重にする場合は端をミシンで縫い合わせる。しっかりしたさらしなら1枚でOK。

３．縫い合わせた端をさらにバイアステープでくるむ。

４．1枚で使う場合は端にバイアステープを巻き付けるだけで完成。

２枚目は「スタンプでカスタマイズ」

１．端に5㎜ほど切り込みを入れたら、左右に引っ張るだけでまっすぐにちぎれる。

２．好きなスタンプを好きなように押す。ランダムとはいえセンスが必要かも……！？。

３．インクは布用。写真はツキネコのバーサクラフト。1色260円くらい。

４．インクを定着させるためにアイロンをかける。手間だけど色をきれいに保てる。

完成！

片側を「輪」にして二重にしたものは首に巻いて防寒具にも。ちぎればウエスにもなります。スタンプはペタペタ押すだけ。お子さんといっしょに作ってみて！

今月のアイテム：さらしとバイアステープ

晒（さらし）は綿や麻の織物から不純物を取り除いて白くする工程でできた状態のもの（または漂白した糸でできた織物のこと）。値段はけっこうバラつきがあり、安ければ10mで1,000円くらい。ソレイアードのバイアステプは2.7mで400円くらい。ダイソーも充実していて2m入って100円！おすすめです。

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