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アナログ針を搭載したガーミンの革新的モデル タフネスGPSウォッチ「Instinct Crossover Dual Power」を登山目線でレビュー

時計メーカーだけでなくスマホメーカーからもさまざまなモデルが登場し、百花繚乱のスマートウォッチ市場。より取り見取りでユーザーにはうれしい状況だが、アウトドアアクティビティで使うとなると、このシーンに向けてモノづくりを行なってきたメーカーに一日の長がある。

その筆頭ともいえるのが、アウトドア向けハンディGPSから始まり、長年、スマートウォッチにも力を注いできたガーミン。このガーミン渾身のアナログ針搭載スマートウォッチ「Instinct Crossover Dual Power」が2022年12月にリリースされたので、あらためて登山目線でテストしてみた。

文◉PEAKS(泥谷範幸) 写真◉矢島慎一

視認性抜群のアナログ針

時計メーカーのなかでもトップクラスのスマートウォッチのラインナップを誇り、とくにランやアウトドアシーンで圧倒的な存在感を示しているガーミン。地形図を搭載し詳細な位置情報を時計上で確認できるフラッグシップの「fēnix(フェニックス)」、ランに特化し軽さや操作性などが際立つ「Forerunner(フォアランナー) 」などが代表的なシリーズだが、近年、ラインナップを増やし続けているのが「Instinct(インスティンクト)」だ。

Instinctはガーミンでも「タフネスGPSウォッチ」と形容している通り、とにかくタフなのが最大の持ち味。米国国防総省のアメリカ国防総省MIL規格「MIL-STD-810」準拠の作りとなっており、高い耐衝撃性、耐水性などを備え、さらに高温・低温下でも動作が安定しているので、アウトドアシーンとの相性はバッチリ。現在は基本の「Instinct 2」をベースにソーラー充電が可能な「Dual Power」、サーフシーンで役立つ機能を搭載した「Surf Edition」、ミリタリーを意識し各種のマニアックな機能も多数の「Tactical Edition」というバリエーションモデルが展開されている。

今回レビューするのは、「Instinct2」にアナログ針を加えた「Instinct Crossover Dual Power」。

時間はアナログ針(ウォッチフェイスを変更すればデジタルでも同時に表示可能)、その他の情報はデジタルで確認するから“クロスオーバー”。文字盤を細かく見なくても針によってざっと時間が認識でき、さらに「あと15分で10時など」といった時間の管理が直感的にしやすい。

反面、長針が微妙な位置にある場合、1分単位の細かい時間はしっかり針の位置を見ないと見誤る可能性があるので注意が必要だ。

背面には他の「Instinct」のモデルと同様に光学式の心拍計が搭載されており、心拍数を常時計測することができる。その下には「MIL-STD-810」と「100M」の文字が。ミルスペックへの対応と10気圧防水を証明する表記であり、アウトドアシーンでは非常に心強い。

針と文字盤周囲の時刻を知らせる部分には発光コーディングが施されており、暗所では緑色に光る。これはアナログ針ならではの大きなメリット。バックライトを点灯させる必要がないので、バッテリーの節約にも役立つ。

では実際に、このモデルならではのアナログ針+Instinct譲りの山で使える機能を実際に登山で体感し、実力を検証してみよう。

「Instinct Crossover Dual Power」の詳細はこちら

必要にして十分なルートナビ

「Instinct Crossover」にはハイキング、登山、ランニング、スキーなど合計30以上のアクティビティモードが搭載されており。それぞれのアクティビティで必要な情報が表示できるようになっている。

今回は登山モードを選択。似たようなカテゴリーのハイキングモードもあるが、計測しているデータはどちらのモードも同じ。表示される情報が異なっており、登山モードの場合は座標や昇降速度も表示される。つまり、基本的には登山モードを選択しておけばOKだ。

ガーミンが提供しているスマートフォンアプリ「Garmin Connect Mobile」を使用すればコースのログ(GPXデータ)を時計に取り込むことができるので、事前にアプリにログを入れておき、さらにそれを時計に転送しておく。ログはヤマレコなどであればたいてい同じルートが見つかるので、ダウンロードすれば簡単に取り込める。

コースを取り込むと、このように時計にも線でコースが表示される。地形図は搭載されていないが、地図アプリや紙の地図と併用すれば、現在地など精度の高い位置情報を確認することができる。

黒く塗られた三角のマークが現在地。軌跡も表示されており、しっかりと予定ルートを歩いていることが確認できる。ルートを外れた際にはアラームが鳴るようになっているので、知らないうちにルートを外れていた……というミスも防げる。

登山でとくに気になるのは「ピークまであとどれくらい登るか」ということ。表示を切り替えればこのように全体の高低図を確認することが可能で、さらにいま全体でどれくらい歩いたかということも高低図の色の濃さの違いでチェックすることができる。自分で確認したいときはもちろん、仲間と歩いていているときに進み具合を伝える際にも使いたい機能だ。

と、ここまでルートに関する機能を紹介してきたが、あることに気付いた人はいるだろうか?

それは、時計の針の位置。表示させる情報によって時計の位置があちこちにずれている。長針と短針が水平になっていたり、下で揃っていたり、パターンはいくつかあるが、どれも文字盤に表示される情報のじゃまにならない場所に退避している。

時間の把握しやすさというアナログ針のメリットがこのモデルの最大の魅力であるが、同時にデジタル表示のじゃまになるのでは……という懸念をテスト前から抱いていた。だが、内容に合わせて針がサッと移動してくれるので、実際に操作していて「針がじゃまだな……」と思う機会はほどんとない。もちろん、通常のInstinctと比べると物理的にデジタルの表示スペースが減るというデメリットは避けられないが、使っていて支障になることはほぼない。

「Instinct Crossover Dual Power」の詳細はこちら

ペース管理に役立つ心拍計測機能

従来のInstinctから搭載されている機能だが、使っている人がこぞって便利だと語る心拍計測機能。特別に目新しい機能ではないが、ガーミンは表示方法が秀逸なのだ。

ご覧のように、心拍の数値に加え「イージー」という表示が出てくる、心拍によって強度がリラックス、イージー、モデレート、ハード、エキスパートの5種類で分類され、そのときの負荷をサッと確認することができる。具体的にはきつい登りで「いまどれくらい心拍が上がっているんだろう……」というシーンで使え、ハードになっていたらペースを落とす、あるいは休憩を取るなどの客観的な判断基準になるのだ。

細かい部分だが、Crossoverの場合は時計の針がそのまま心拍数レベルを表示してくれるので、「モデレート寄りのイージー」などといった状況が非常にわかりやすい。

その他、高度、気圧、コンパスといった登山用時計の超基本の機能ももちろん搭載されている。

コンパスの針のように時計の針が方位を示すわけではなく、文字盤に方位が示される。このとき時計の針が12時の方向を向いていることに注目。身体の向きと時計の針の向きを合わせることで、自分がいま、おおよそどの方角に向いているのかがわかる。写真であればちょうど北東あたりを身体が向いている。地図と組み合わせれば自分が向かっている方角と行きたい方向が合っているかをすばやく確認することが可能だ。

下山後にアプリで山行データをチェック

登山中に歩いたログを取っておくことで、下山後にさまざまなデータを確認することができる。時計にデータが残っているので文字盤で確認することもできるが、「Garmin Connect Mobile」を使えばさまざまな情報がわかりやすい形で表示される。

時間、距離、カロリー、さらには平均スピードや総上昇量なども確認でき、次回以降、行きたいルートの距離や総上昇量を算出すれば、おおよそどれくらいの時間がかかりそうかの目安になる。

あとカロリー消費量は、「今日はこれだけのカロリーを使った!」という達成感が数値で得られるので、山行中に辛いときも精神的な励みになってくれるはずだ。

デイリーユースからアウトドアシーンまでカバー

今回は登山での使い勝手にフォーカスしたが、ほかにもスマートフォンと連携して着信やメール、SNSのメッセージ受信などを知らせてくれる通知機能、スマートウォッチモードであれば約70日間(*)、アナログモードであれば無制限に使えるソーラー充電、Suicaに対応し時計で決済ができる「Garmin Pay」など、デイリーユースで役立つさまざまな機能が搭載されている。

*50,000ルクスの条件下の屋外にて1日あたり3時間の着用を含む終日着用=ソーラー充電を想定。

重量は65gと気になる重さでなく、直径45mmという大きすぎない文字盤のサイズ、ルックスもいかにもアウトドア用といった派手なデザインではないので、登山などのアウトドアシーンだけでなく、積極的に普段使いしたくなるモデルだ。

アナログ針搭載ながらも最先端のデジタル機能が集約されたスマートフォンのようなCrossoverは、使えば使うほど「こんな機能があったんだ!」という発見があっておもしろい。

「時計で地形図が見られないと嫌」とか、「ほぼランニングでしか使わない」という好みや使い方がはっきりした人はそれに特化したモデルを購入した方が良いが、「とりあえず山やいろんなシーンで使えるオールラウンドな時計がほしい」という人であれば、Crossoverは十分に役割を果たしてくれる。というか時計自体のポテンシャルが非常に高いので、一般的な使い方ならこれで足りないという人はほとんどいないはずだ。

ちなみにこちらのCrossover、2023年3月23日に価格改定が行なわれ77,000円に値下げされた。針のないInstinct2 に比べると14,300円高いが、より複雑な機構を搭載していると考えれば妥当な金額だろう。

これまでは金額を理由に「Crossoverは良さそうだけど懐が……」と諦めていた人もいるかもしれないが、値下げによってより身近な存在になってきた。

ガーミンが作り出したCrossoverの沼は、相当深い――。

今回使用したInstinct Crossoverはこちら

Garmin Instinct Crossover Dual Power
(ガーミン・インスティンクト クロスオーバー デュアルパワー)

  • 77,000円(税込)
  • 本体サイズ:45.0 x 45.0 x 16.2mm
  • 重量:65g
  • ケース素材:繊維強化ポリマー
  • ガラス素材:Power Glass(ソーラー充電対応)
  • ベルト:シリコン、QuickFitバンド(22mm、別売り)にも交換対応

Instinct Crossoverをチェック

 

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Garmin「Instinct 2」は“タフネススマート”な本格派GPSウォッチ。超ロングバッテリー、Suica決済機能などを備え、キャンプ、登山、ランニング、釣り、ファッションにもおすすめ。その注目のハイスペックを紹介する。

 

問い合わせ:ガーミンジャパン

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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