【アプローチシューズ編】いくつかのタイプに分類される登山用のシューズ。 目的の山や自分の歩き方に応じて、適したものを選んでいこう。|PEAKS MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2023
PEAKS 編集部
- 2023年04月19日
INDEX
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好評発売中「PEAKS 2023年4月号(No.159)」より、誌面記事の一部をご紹介します!
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ハードな雪山向けから遊歩道を歩く程度のスニーカー風まで、登山用のシューズは多様な種類がそろっている。ここでは便宜的に無雪期用の4タイプを紹介するが、最近はトレッキング用とトレイルランニング用の間にスピードハイクなどというジャンルも生まれ、正確な分類はしにくくなっている。だが、登山用の中心となっているのは、一般登山向けのいわゆるトレッキングシューズであることは間違いない。
ほかのタイプに比べると種類は圧倒的に豊富で、有名なシューズメーカーならばどこもロングセラーとなる“定番”を持っている。初心者はまずトレッキングシューズを手に入れ、そこから自分の歩き方に合うタイプを探していくといい。
編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎
写真◉猪俣健一
APPROACH SHOES[アプローチシューズ]
ライトアルパインシューズをいくらか華奢にして、軽量なローカットを主体に作ったのがアプローチシューズだ。もともとはクライマーが岩場へ向かうときや、高所登山の際にベースキャンプまで歩くときに履くために考えられたシューズであり、岩が多い場所や道なき道を歩行できるような強度を持っている。だから見た目よりも全体が硬くできている。
スポルティバ/TX4R
定番品のレトロな限定カラー。
同社を代表するアプローチシューズであるTX4の今季限定カラー。締めやすく、緩みにくいMYTHOSレーシングシステムを採用している。アウトソールはヴィブラムメガグリップで、滑りを抑える。このアウトソールは張替えが可能で、長く履き続けられます。
- ¥29,700
- サイズ:38 ~ 48
- 重量:405g(片足/ 42)
- (問)日本用品
▲POINT
足首周りにはクッション性が高い素材を用い、足の動きを妨げず、当たりは柔らか。足になじみやすいデザインだ。
▲POINT
スリップしにくいメガグリップ。岩場での使用を想定し、つま先にはクライミングゾーンが設けられている。
ザンバラン/フリーブラストGT
スマートなデザインは街履きにも。
きれいなイエローが印象的なスマートなフォルム。つま先の先端ギリギリまでにつけられたシューレースは、足の形状にぴったりと合うようなフィット感をもたらし、滑りやすい難路で真価を発揮する。ミッドソールは分厚く、衝撃吸収性にも優れています。
- ¥31,900
- サイズ:EUR37 ~ 48
- 重量:415g(片足/ EUR42)
- (問)キャラバン
アークテリクス/コンシール FL 2
滑りにくいヴィブラムメガグリップ。
軽量で耐摩耗性が高いアッパーやアウトソールなど高度な機能性を持ちつつも、山で使うシューズとは思えないスタイリッシュさが人気。アプローチシューズとしてはつま先が少し反り上がり気味のために前方へ蹴り出しやすく、平坦な場所でも歩きやすい。
- ¥22,000
- サイズ:25.0 ~ 31.0cm
- 重量:310g(片足/ 27.0cm)
- (問)アークテリクス
アゾロ/エルドGV Men‘s
岩場でも安心なアウトソールの形状。
凹凸を少なくしたアウトソールは、スリップしにくいヴィブラムメガグリップ。つま先部分には溝をなくして平面的にしたクライミングゾーンがあり、岩場の小さな突起にも足をかけやすい。シューレースは細いコードに通す仕組みでスムーズに締められる。
- ¥26,950
- サイズ:K6.0 ~ 10.0
- 重量:290g(片足/ K8.0)
- (問)モンベル
モンチュラ/ヤルGTX
ローカットらしからぬフィット感。
足首からつま先まで延びるシューレースの配置は左右非対称で、中央にはその部分で締め付け感を変えられる丸いコードロック。これらの働きで極上のフィット感を得られる。アウトソールは前足部が薄くて地面の状況をダイレクトに感じられ、裸足のような感覚です。
- ¥33,000
- サイズ:UK7 ~ 9.5
- 重量:440g(片足/ UK8)
- (問)クリヤマジャパン
CRV/フリークライム
上品でスマートなルックス。
ヴィブラムメガグリップを使ったアウトソールはつま先部分のクライミングゾーンから内側にかけて平坦な面を広くとり、岩場での行動を重視。張りのあるアッパーは見た目以上に強靭で、岩に擦れても簡単には傷まない。比較的柔軟な造りで、歩きやすい一足です。
- ¥24,200
- サイズ:23.0 ~ 28.0cm
- 重量:390g(片足/ 26.0cm)
- (問)キャラバン
※この記事はPEAKS[2023年4月号 No.159]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉猪俣健一 Photo by Kenichi Inomata
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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