【トレイルランニングシューズ編】いくつかのタイプに分類される登山用のシューズ。 目的の山や自分の歩き方に応じて、適したものを選んでいこう。|PEAKS MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2023
PEAKS 編集部
- 2023年04月26日
INDEX
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好評発売中「PEAKS 2023年4月号(No.159)」より、誌面記事の一部をご紹介します!
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ハードな雪山向けから遊歩道を歩く程度のスニーカー風まで、登山用のシューズは多様な種類がそろっている。ここでは便宜的に無雪期用の4タイプを紹介するが、最近はトレッキング用とトレイルランニング用の間にスピードハイクなどというジャンルも生まれ、正確な分類はしにくくなっている。だが、登山用の中心となっているのは、一般登山向けのいわゆるトレッキングシューズであることは間違いない。
ほかのタイプに比べると種類は圧倒的に豊富で、有名なシューズメーカーならばどこもロングセラーとなる“定番”を持っている。初心者はまずトレッキングシューズを手に入れ、そこから自分の歩き方に合うタイプを探していくといい。
編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎
写真◉猪俣健一
TRAIL RUNNING SHOES[トレイルランニングシューズ]
アプローチシューズと同様にローカットが中心ながら非常に柔軟で、じつは正反対に近い性質を持つのがトレイルランニングシューズである。足を守る力は低いが、とても軽量だ。トレッキングシューズ以上に柔らかなアウトソールは屈曲性に優れ、街中を走るランニングシューズに似ているが、不整地の上でもグリップするラグパターンが考えられていて、滑りにくい。
スカルパ/リベレラン
引っ張るだけでシューレースがフィット。
シューズ本体とタンが連続し、ソックスのような履き心地を味わえるソックフィットシステムを採用。足がサイドにズレる動きを抑え、スピーディに行動しても適切なフィット感が保たれる。シューレースにはロック機能があり、簡単に固定できるのもいい。
- ¥25,850
- サイズ:39 ~ 45
- 重量:280g(片足/ 42)
- (問)ロストアロー
▲POINT
伸縮性が高い素材が使われているソックス部分。足との間に大きな隙間が生まれず、異物が入りにくいのも長所だ。
▲POINT
アウトソールは柔軟。地面の石や木の根の形にフィットし、滑りにくいラグパターンとともにグリップ力を発揮する。
ホカ/チャレンジャー7
改良され続ける人気のモデル。
無駄がなく、スリムなフォルムのアッパーは、メッシュ素材。軽量リサイクル素材を使い、速乾性と通気性に優れている。今季はクッション性もアップし、アウトソールに大小の突起を効果的に配置し、グリップ力を高めている。
- ¥18,700
- サイズ:25.0 ~ 29.0、30.0cm
- 重量:252g(片足/ 27cm)
- (問)デッカースジャパン
アルトラ/ティンプ4
排水孔をもつミッドソール。
防水性の代わりに通気性を重視したアッパーはメッシュ素材。雨でシューズが水没しても、水分は内部の小孔からミッドソールの排出孔へ流れ出し、水は溜まらない。たとえ土砂降りに遭遇しても“濡れてもあまり不快ではない”という割り切った使い方ができる。
- ¥20,900
- サイズ:US7 ~ 13
- 重量:308g(片足/US9.5)
- (問)ロータス
モントレイル/トリニティFKT
これは目立つ!光沢があるアッパー。
無駄を省いたスマートなルックスだが、シューレースを足の圧迫を和らげる配置にしたり、ミッドソールに超軽量のテックライトプラスを用いたりと、細かな工夫が込められている。青く光るアッパーは視認性が高く、薄暗い時間帯でも自分の足の位置がよくわかる。
- ¥15,950
- サイズ:25.0 ~ 29.0、30.0cm
- 重量:296g(片足/ 27.0cm)
- (問)コロンビアスポーツウェア ジャパン
ローバー/マージャーGT LO
すばやく調整できるレーシングシステム。
シューレースは滑りがよく、引っ張るだけでフィット感が高まるタイプ。末端は結ばなくても固定され、タンのポケットに収納できて邪魔にならない。湾曲したアウトソールは前進する力を引き出し、スピーディに行動することが可能だ。ミッドカットタイプも用意。
- ¥26,400
- サイズ:UK6.5 ~ 10.0
- 重量:365g(片足/ UK8.0)
- (問)イワタニ・プリムス
サロモン/パルサートレイルプロ2
アウトソールの形状で生み出される推進力。
細いコードを引くだけで締まるクイックシューレースを採用し、フィット感を簡単に調整。肉厚のミッドソールはグリップ力に秀でるアウトソールとともに大きく湾曲し、体を前傾させると自動的に推進力が発生する。長時間歩くほど、その効果がわかるはずだ。
- ¥22,000
- サイズ:25.0 ~ 28.5cm
- 重量:225g(片足/ 27.0cm)
- (問)サロモン
※この記事はPEAKS[2023年4月号 No.159]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。
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編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉猪俣健一 Photo by Kenichi Inomata
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PROFILE
PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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