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最重要は「自分の頭に合うかどうか!」 登山用ヘルメット 11選|PEAKS MOUNTAIN GEAR COLLECTION 2023

クライミングヘルメットは進化が著しい登山用具のひとつ。年々軽量化が進んでおり、新しいものほど快適だ。ただし重要なのは体感重量。頭に合うものを選ぼう。

編集◉PEAKS編集部
文◉森山憲一
写真◉熊原美惠

「自分の頭に合うかどうか」がなにより大切。

現在の登山用ヘルメットは、大きく2種類に分かれる。ひとつは硬い樹脂製のシェルをもつもの。もうひとつは発泡素材のものだ。樹脂製シェルのものは丈夫で比較的安価だが重め、発泡素材のものは軽くて快適だが比較的高価という違いがある。気になる安全性については大差なく、頼りなく見える発泡素材でも国際規格をパスした強度をもっている。そこでなにを選ぶかだが、機能やスペックはそれほど気にする必要がない。「自分の頭に合うかどうか」がなにより重要。頭蓋骨やヘルメットの形は意外なほど差があるもの。頭は変形しないので、合わないヘルメットを被り続けるのは苦痛以外の何物でもない。たくさんかぶってみて合うものを見つけよう。

エーデルリッド/ゾーディアク3R

名門ブランドによる環境対策型モデル。

構成パーツすべてがリサイクル素材で作られている世界初のヘルメット。樹脂製のハードシェル型だが設計が新しいので比較的軽くてコンパクト。ソリッドな見た目もクール。

  • ¥11,660
  • サイズ:1サイズ(55 ~ 61cm)
  • カラー:ブラック
  • 重量:370g
  • (問)マジックマウンテン

 

グリベル/ミュータント

人気のグリベルから超軽量モデル登場。

アックスやクランポンが人気のグリベルから登場したニューモデル。独特な立体ハニカムパターンが特徴的。同社のヘルメットは横幅が広めで日本人に合いやすいのも魅力。

  • ¥17,050
  • サイズ:S/M(48 ~ 58cm)、L/XL(54 ~ 62cm)
  • カラー:ブラック×イエロー
  • 重量:185g(L/XL)
  • (問)マジックマウンテン

 

サレワ/ピューマ3.0

ハードギアの老舗サレワの最新作。

発泡シェルの超軽量モデルにサレワも参入。大きいサイズのM/Lでも200gを切り、かぶったときの頭の軽さは特筆もの。比較的ノーマルな形なので、頭が合う人を選ばない。

  • ¥22,000
  • サイズ:S/M(53 ~ 58cm)、M/L(57 ~ 62cm)
  • カラー:グリーン、他3色
  • 重量:175g(S/M)
  • (問)アスティー

 

ペツル/シロッコ

超軽量ヘルメットの先駆けモデル。

現在最軽量となるクライミングヘルメット。その軽さは感動的で、ほとんど帽子と差を感じないほど。ややヨーロッパ人向けの形だが、頭の形さえ合えば本命になり得る。

  • ¥18,700
  • サイズ:S/M(48 ~ 58cm)、M/L(53 ~ 61cm)
  • カラー:ブラック×オレンジ、他1色
  • 重量:170g(M/L)
  • (問)アルテリア

 

ブラックダイヤモンド/キャピタン

申し分のない機能に申し分のない価格。

同社の大ベストセラー「ハーフドーム」のお株を奪いそうなモデル。耐久性の高い樹脂製シェルに、より高い通気性、そして昨今の物価高騰のなかでもこの価格!迷ったらこれだ。

  • ¥9,020
  • サイズ:S/M(50 ~ 58cm)、M/L(56 ~ 63cm)
  • カラー:オクタン×ブラック、他4色
  • 重量:295g(M/L)
  • (問)ロストアロー

 

【好評につき再販中!】「SNAP S」パーゴワークスの大人気アイテムがPEAKSとコラボ!

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2023年05月30日

 

マムート/クラッグセンダー

軽くて涼しく、見た目もクール!

近年は発泡素材が露出した構造のモデルも多いが、これは薄い樹脂製シェルが全体を覆う構造。より安心感と耐久性が高い一方で、軽さも一級。通気性の高さも抜群だ。

  • ¥14,300
  • サイズ:S/M(52 ~ 57cm)、M/L(55 ~ 61cm)
  • カラー:ホワイト、他1色
  • 重量:219g(M/L)
  • (問)マムートスポーツグループジャパン

 

モンベル/L.W.アルパインヘルメット

ジャパンブランドの貴重な選択肢

登場してすでに7年ほどがたつが、現在でも古さを感じない軽量ヘルメット。軽さは現在でも一線級ながら、ダイヤルの頭囲調整を備える豪華装備。この価格もうれしい。

  • ¥9,790
  • サイズ:S/M(52 ~ 57cm)、M/L(57 ~ 62cm)
  • カラー:ターコイズ、他3色
  • 重量:225g(S/M)
  • (問)モンベル

 

カンプ/アーマー

ロングセラーを続ける定番的モデル。

頑丈な樹脂製シェルをもつタイプのなかで定番的な存在。最新のものに比べれば重いが、過度に軽量化していないので、頭囲調節などがやりやすい。比較的コンパクトでもある。

  • ¥10,890
  • サイズ:1サイズ(54 ~ 62cm)
  • カラー:ライム×グリーン、他3色
  • 重量:370g
  • (問)キャラバン

 

ディナフィット/TLTヘルメット

夏冬兼用規格のヘルメット。

クライミング用とスキー用の国際規格をパスしたヘルメット。後頭部の保護性が高く、それでいてこの軽さは魅
力。夏山もバックカントリーもという人へ。バイザー取り外し可能。

  • ¥26,400
  • サイズ:S/M(53 ~ 58cm)、L/XL(57 ~ 61cm)
  • カラー:ニンバス、他3色
  • 重量:310g
  • (問)レクザム

 

コング/マウス

頭が大きい人の救世主。

頭の横幅が広くて合うヘルメットがない人にとって、グリベルと並んで貴重な選択肢となっているのがこれ。頭
囲調整幅も12cmと広く、かぶれない人はほとんどいないだろう。

  • ¥14,300
  • サイズ:1サイズ(52 ~ 64cm)
  • カラー:ブルー、他3色
  • 重量:375g
  • (問)ヴァーテックス

 

ペツル/メテオラ

女性用設計の軽量モデル。

古くから女性専用設計ヘルメットを開発してきたペツルの最新型。コンパクトに作られた本体に加え、長い髪でもじゃまにならないヘッドバンドを採用。ツアースキーでも使える。

  • ¥14,740
  • サイズ:1サイズ(52 ~ 58cm)
  • カラー:グレー、他1色
  • 重量:225g
  • (問)アルテリア

 

※この記事はPEAKS[2023年4月号 No.159]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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