【MILLET】「 サースフェー NX 60+」高温多湿な環境下でも快適な背負い心地! テント泊山行に向けた大型モデルが新登場。
PEAKS 編集部
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ミレーを代表するトレッキングパックといえば「サースフェー」。
30ℓから75ℓまで各種揃うなかでテント泊に最適な60ℓモデルが登場。
機能的な収納に加えて、高い撥水性と快適な背負い心地を備え、今季フルモデルチェンジしている。
編集◉PEAKS編集部
文◉寺倉 力
写真◉熊原美惠
ミレーを代表する人気のトレッキングパック「サースフェー」。30から75ℓまで揃うラインナップの豊富さ、使い勝手のいい収納システム、バランスに優れた背負い心地など、ロングセラーを続ける理由は多くある。だが一番は、日本の登山環境を知り尽くしたきめ細やかな仕様が、多くの登山者に支持されてきたように思える。
たとえば、山小屋泊にちょうどいい30ℓモデルに2気室構造を採用するのはオーバースペックに思えるが、それは多くの日本人ユーザーに支えられた結果だという。実際、山小屋内の限られた占有空間で荷物を出し入れするには非常に便利で、使ってみれば納得だ。
今回、大型トレッキングパックの60ℓモデルのフルリニューアルに際しても、多くの日本人ユーザーの声が反映されている。開発テーマは大きく3つ。水に強いこと、背負い心地が快適なこと、機能的に収納できること。
まずは水対策だが、丈夫なコーデュラナイロン素材にシリコンによる耐久撥水加工を施すことで、パック自体が1500㎜という非常に高い耐水圧を実現している。シーム処理はしていないので完全防水ではないが、縫製を極力減らした筒型ボディ構造も相まって、小雨や夕立程度なら、そのまま歩き続けても支障ないレベルだ。そのうえ念の入ったことに、雨蓋ポケットのなかにはレインカバーが標準装備されている。
次に背負い心地だが、ショルダーハーネスは厚みを持たせた硬い仕上げで、自然にカーブを描くよう樹脂の芯材入り。背面のクッション材にはウレタンのフィルターフォームを使用し、通気性と疎水性を確保。背面に汗を残さない仕様のため夏山登山でも快適だ。
背負ったときのバランス調整には、スタビライザー、ショルダーハーネス、ヒップベルトに加えて、ボトムをコンプレッションして腰に近づける新設計のボディフィットストラップが用意されている。また、サイドコンプレッションは片側3本づつと念入りだ。
機能的な収納はサースフェーの十八番ともいうべきもので、この「60+」モデルはさらに徹底されている。ボトムジッパーからもアクセスできる2気室構造に加えて、前面が大きく開くU字型ジッパーと、ふたつのダイレクトアクセスによって大荷物のアンパッキングを助けてくれる。
メインコンパートメント内を上下で分ける仕切りは、2カ所のテープ留め。完全に区分けしないことで、テントポールなどの長モノを収納しやすく、また、上からの荷重が掛かっている状態でも開けやすいというメリットもある。
そして驚くことに、ポケットの数にいたっては全14個。大型トレッキングパックといっても、これほど小まめにポケットが用意されている製品もなかなかない。そのなかでも特筆すべきは、歩きながら使えるハーネス周辺のポケットが計6個。さらに立ち止まってバックパックを背負ったままでアクセスできるポケットがふたつあることだ。ご承知のように、60ℓ超のパックに荷物を満載すれば重さは20㎏近くになる。その重荷を背負い直す回数をできるだけ減らすために、行動中にアクセスできる容量を増やそうという意図だ。
ヨーロッパアルプスで培われた技術と経験に、高温多湿な日本の夏山対策を盛り込んだ大型トレッキングパック。使いやすさはもちろんだが、背負ったときの安全性の追求というミレーのバックパックづくりの基本精神が生かされているのは言うまでもない。
SAAS FEE NX 60+
ミレーを代表するロングセラーの大型パックがフルチェンジ。クッション性と通気性を兼ね備えた快適な背負い心地と、多数のポケットによる機能的な収納を実現。撥水加工と縫製部を減らしたボディが多少の降雨でも安心。
- ¥46,200
- サイズ:ワンサイズ(43 ~ 53cm:背面長調整可)
- カラー:サファイア、ディープレッド
- 重量:2,400g
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
①シリコン耐久撥水加工を施した210Dのコーデュラナイロン
丈夫なコーデュラナイロンにシリコン耐久撥水加工済み。シーム処理はなく完全防水ではないが小雨程度は弾いてくれる。
②本体に直接アクセスできるU字型フロントアクセスジッパー
テントサイトや行動中にとても便利。立てかけて開いたときに中味が落ちないようストレッチメッシュのクロッチ付き。
③縫製を極力減らしたシンプルな筒状ボディ構造
縫製部を減らすことで浸水リスクを軽減し、シンプルでクリーンな筒型ボディはパッキングのしやすさも向上している。
④前面に回して外付けに使えるコンプレッションストラップ
サイドコンプレッションは3本。そのうち2本を前に回せば外付け用ストラップになり、残り1本がコンプレションを維持する仕組み。
歩行時の安定感と多彩な収納。大型パックとしての改良点
①雨蓋は取り外し式で拡張可能なトップスカート付き
ふたつのジッパーポケットが付く雨蓋は取り外し可能。トップスカートを伸ばせば、15~20ℓほど拡張する。荷物の多いときは安心だ。
②使い勝手のいい拡張式サイドジッパーポケット
縦長のマチ付きジッパーポケットは、ウォーターボトルやレインウエアなどが入る容量があり、使わないときはフラットな状態に。
③ヒップベルト両サイドに拡張式ウエストポケット
2段階に折りたためるウエストポケット。広げれば市販の登山地図も入る大サイズに拡張する。外側にはメッシュポケットもある。
④重量を支えるヒップベルトは上下2カ所からの引き手で調整
コードを絞り込む引き手は上下2カ所でヒップベルトに連結され、重量のかさむバックパックを腰にしっかりとフィットさせてくれる。
⑤自然なカーブを描くよう芯材入りショルダーハーネス
しなやかな樹脂製の芯材が入ったショルダーハーネス。つねに自然なカーブをキープし、背負ったときに肩にフィットしてくれる。
⑥ショルダーハーネスには大容量のメッシュポケット
左右のショルダーハーネスには、500ml のボトルや大型のスマートフォンが収納できるドローコード付きの大型メッシュポケット。
⑦両サイドで深さの異なるサイドポケット
折りたたんだトレッキングポールや1ℓクラスのボトルが入るマチ付きサイドポケット。深めのボトル用は背負ったまま出し入れ可能。
⑧ボトムのフィット感を高めるボディフィットストラップ
ヒップベルト両サイドのストラップを締めるとボトムがコンプレッションされつつ体側に引き寄せられ、フィット感がぐっと向上する。
⑨メッシュで汗に強く通気性の高い背面構造
斜線の3ブロックが腰と背中に接し、中央の三角形部分はフィルターフォームと呼ばれる高通気芯材を使用。汗を吸って保水することなく、空気の通路をしっかり確保してくれる。
企画協力◉ミレー・マウンテン・グループ・ジャパン
TEL.050-3198-9161
https://www.millet.jp/
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編集◉PEAKS編集部
文◉寺倉 力 Text by Chikara Terakura
写真◉熊原美惠 Photo by Yoshie Kumahara
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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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