【caravan】日本人によるマナスル初登頂のころより、登山者を支えてきた老舗ブランド。70周年の軌跡と新たなる挑戦
PEAKS 編集部
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日本人によるヒマラヤ遠征にルーツをもつ“キャラバンシューズ”は、我が国の登山靴の代名詞的存在。
そんなシューズを作り続けてきた老舗登山靴メーカー「キャラバン」が、今年で創業70周年を迎える。
今期も新開発のシューズが誕生するなど、キャラバンの進化はこれからもまだまだ続いていく。
編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎
写真◉中野幸英(SKYLAB)
日本ではこれまでに何度か〝登山ブーム〞が起きている。日本山岳会隊による1956年、ヒマラヤのマナスル(標高8163ⅿ)の初登頂をきっかけとした第一次登山ブームは社会現象にもなり、日本の山を歩く人の数が激増した。
そんな登山者がこぞって愛用していたのが、日本山岳会隊がマナスルのベースキャンプまでのアプローチに履いていた〝キャラバンシューズ〞。旧来の分厚いレザーや金属の鋲を使った登山靴に対し、布製のアッパーとゴムのアウトソールを使ったキャラバンシューズは軽く、多くの人に歓迎された。
このシューズの初プロトタイプの完成は1954年。同時に「山晴社」が設立され、のちに現在の「キャラバン」という会社に改名された。つまり、今年はキャラバンシューズ誕生とキャラバン創業から70周年の記念すべき年なのだ。
昔ながらのキャラバンシューズ自体の製造は2005年に終了したが、そのDNAは同社の看板モデル「C1_02S」が受け継いでいる。今年は軽量性を重視した派生モデル「C1_DL」のミッド&ローカットも登場し、大きな話題だ。また、より幅が広い山域での登山に対応する「グランドキング」という同社の別ブランドにも今年から新モデル「GK8X_FFF」が追加。いまや登山界を代表する老舗のキャラバンだが、まだまだその歩みと進化は止まることがなさそうだ。
History
1952:日本山岳会隊のマナスル遠征に向けてアプローチシューズ開発に着手
1954:山晴社を設立、キャラバンシューズ第一号を市販開始
1956:日本人によるマナスル初登頂。日本山岳会隊が偉業を成し遂げる
1971:社名を「キヤラバン」に変更
1981:国産初のトレッキングシューズ「グランドキング」を開発。日本の山行に適した高機能登山靴を展開する2005:数々の改良を施して作り続けてきた「キャラバンシューズ」が販売を終了
2008:「新生キャラバンシューズ」としてデザインを一新
2014:三代目キャラバンシューズとして「C1_02S」を発売開始
2019:創業65周年。周年記念モデル「C1_02Sリミテッドカラー」を数量限定で発売
2020:傷害保険付帯の登山靴「C1_02Sリミテッドカラー2020」を発売
2022:“Create Real Vital”をコンセプトとした新カテゴリー「CRV」を発表
2023:代表モデル「C1_02S」にアースカラーを基調とした新色3色が登場
2024:「C1_DL MID」「C1_DL LOW」を展開
2024年6月19日:キャラバン創業70周年を迎える
Line up
【NEW】C1_DL LOW
C1_DL MIDのローカットバージョン。基本的な機能は同様だが、さらに軽く、アッパーが低くなることで足さばきがますます軽快になっている。
- ¥16,830
- サイズ:23.0 ~ 29.0、30.0㎝(0.5cm刻み)
- カラー:グレー、ブラック、カーキ
- 重量:約390g(26.0㎝片足)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
通気性に優れるソフトなアッパー。
アッパーのメイン素材は、熱溶着で剛性を高めたメッシュポリエステル。ゴアテックスによる優れた防水透湿性を損なわない。
新採用された高機能インソール。
カップ状に足裏を包み込むEVAヒールユニットを採用した新型インソール。柔らかなクッション性が心地いい。
【NEW】C1_DL MID
歩行力は損なわず、さらなる軽さを追求した最新作。強靭で軽量なアッパーや肉抜きを行なったアウトソールなどの技術力で、履き心地は軽やかで安定している。
- ¥17,930
- サイズ:23.0 ~ 29.0、30.0㎝(0.5cm刻み)
- カラー:グレー、ブラック、カーキ
- 重量:約420g(26.0㎝片足)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
つま先をしっかり守り怪我を防止する。
TPU樹脂で補強したつま先はアウトソールから延長したガードでさらに補強。岩などにぶつかったときに衝撃を緩和する。
軽量かつ滑りにくい新型のアウトソール。
肉抜きを施して柔らかな歩き心地と軽量化を実現したアウトソール。グリップ力は十分に維持してあり、不整地でも安心だ。
GK88
こちらも「グランドキング」ブランドで、人気が高い定番品。スエードレザーなどを使って耐久性が高いアッパーは、ソフトな履き心地。カカトを中心とした足なじみのよさは特筆すべき点だ。
- ¥29,700
- サイズ:22.5 ~ 29.0、30.0㎝(0.5cm刻み)
- カラー:グラファイト、キャメル
- 重量:約682g(26.0㎝片足)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
【NEW】GK8X_FFF
よりハードな登山に対応する「グランドキング」ブランドの新製品。アウトソールのグリップ力が高く、難路でスリップを抑えてくれる。緩みにくいストッパー付きシューレースも使いやすい。
- ¥27,500
- サイズ:22.5 ~ 29.0、30.0㎝(0.5cm刻み)
- カラー:ベージュ、ブラック/グレー
- 重量:約675g(26.0㎝片足)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
C4_03
男性よりも華奢な足の女性向けにスリムな足型で設計。幅を少し狭め、甲の部分の高さも抑える一方で、カカトのホールド感は向上させ、素材もより柔らかに。フィット感に優れている。
- ¥20,900
- サイズ:22.5 ~ 26.0㎝(0.5cm刻み)
- カラー:フランボワーズ、サフラン、ネイビー
- 重量:約470g(24.0㎝片足)
C1_02S
キャラバンのみならず、日本を代表するトレッキングシューズの大定番。幅が広く、ゆとりをもたせた足型や足首周りの柔らかさが特徴で、多くの日本人の足に合うシューズに仕上がっている。
- ¥20,900
- サイズ:22.5 ~ 29.0、30.0㎝(0.5cm刻み)
- カラー:アッシュ、デザートサンド、アンバー、レッド、ブラウン、ネイビー、ブラックシルバー
- 重量:約590g(26.0㎝片足)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
企画協力◉キャラバン
TEL.03-3944-2331
https://www.caravan-web.com/
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- PEAKS
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編集◉PEAKS編集部
文◉高橋庄太郎 Text by Shotaro Takahashi
写真◉中野幸英(SKYLAB) Photo by Yukihide Nakano
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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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