【ARC’TERYX】新しいゴアテックス 「ePEメンブレン」を採用して 夏山の人気モデルが大幅アップデート!BETA LIGHTWEIGHT JACKET MEN’S
PEAKS 編集部
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アークテリクスのラインナップのなかで夏山シーズンの登山やトレッキングにもっとも適したハードシェルが人気の「ベータ」シリーズ。
今季はまったく新たなゴアテックスメンブレンの採用で大幅に着心地をアップさせている。
編集◉PEAKS編集部
文◉寺倉 力
写真◉熊原美惠
素材の革新がもたらす、次世代のアウトドアシェル
アークテリクスのシェルには、さまざまなモデルがラインナップされているが、登山で使うなら「ベータ」シリーズが最適だ。
同じく登山向けに「アルファ」シリーズがあるが、こちらはアルパインエリアでのクライミングに特化した製品群。フィットは無駄なく絞り込まれ、常時ハーネス着用を想定しているから着丈もやや短め。もっともタフなゴアテックスモストラギッドを使用しているから着心地はパリッと硬めだが、そのぶん、どんな吹雪や嵐にも負けない無敵感を抱ける。
それに対して、ベータシリーズは「万能性」が持ち味。多様なミッドレイヤーをレイヤリングしてもいいようにフィットは緩やかで、腰の上部まで覆う長めの裾丈。着心地も軽くてしなやかだから、登山なら日帰りハイクからテント泊縦走まで幅広く使え、登山以外のアウトドアアクティビティで着ても非常に快適だ。
そのベータシリーズが、今季は大幅にアップデートしている。多用途で、高い防水透湿性と防風性があり、使いやすい細部を持ち、耐久性が高いというベータの特徴はそのままに、メイン素材を一新。話題のePEメンブレンを使った新しいゴアテックスファブリクス採用で生まれ変わったのだ。
この「ePE」とは、ポリエチレンとポリウレタンを使った新しいメンブレンで、表地の撥水加工も含めて完全にPFCフリー、つまり、フッ素系素材を一切使用していないゴアテックスファブリクスということになる。
ちなみにゴアテックスでは現在、これまでの代名詞的存在だった「ePTFE」から「ePE」へとメンブレンの大変革が行なわれている最中で、近いうちにフッ素系素材は全廃される流れだ。
メンブレンというシェルの根幹をなす重要な素材が一新されていて、はたしてウエアの性能はどう変わるのだろうか。そう思われても無理のないところだ。
けれども実際のところ、耐久防水性、透湿性、防風性、耐久性といった性能にはまったく遜色はなく、従来と同じ基準で各種のテストをクリアしているという。
もっといえば、ePEメンブレンはこれまでのメンブレンよりも薄い素材のため、3レイヤーにラミネートした場合、より薄く、軽く仕上げることができる。したがって、生地自体が軽量化され、薄くなり、やわらかさも増す。この点こそ、私たちが新しいePEメンブレンの恩恵をダイレクトに受ける部分だ。
今回、ePEメンブレンのゴアテックスを採用したのは「ベータ ライトウェイト ジャケット」と「ベータ ジャケット」の2モデル。いずれも万能性を備えたアウターシェルだが、どちらかというと登山で使いやすいのは、ヘルメット対応フードやピットジップを備えたベータ ライトウェイト ジャケットだろう。たとえば、ウインドシェルやレインウエアとしては北アルプスの岩稜帯でも使えるし、朝夕の肌寒いテントサイトで羽織ってみたり、軽量性を生かしてバックパックに常備してもいい。ベータ ジャケットはヘルメット非対応でピットジップもない代わりに、フィットはより緩やかで、素材は80Dというしっかりしたものだ。
いずれも、裏地にはしなやかなCニットバッカーを採用。さすがにメンブレンが薄くなったことまでは実感できないが、Cニットバッカー特有のしなやかさとスムーズな素材感と相まって、3レイヤーシェルとは思えないほど着心地はやわらかで極上。それは袖を通した瞬間に実感できるはずだ。
耐久性を高めることで、より長く使える製品を作り出す。これが環境問題に対するアークテリクスの考え方だが、このベータシリーズは、それを一步深めたものといえる。メンブレンにも撥水加工にも、環境負荷の高いフッ素系素材は不使用なだけでなく、100%リサイクル素材を使い、裏地の染色にはドープダイという環境負荷の低い手法が用いられている。また、ePEメンブレンの製造過程全体において、従来よりも二酸化炭素排出削減を実現していることもお伝えしておきたい。
WHAT’s ePE Membrane
次世代の防水透湿素材ゴアテックス ePEとは?
多孔質の延伸ポリエチレン(ePE)とポリウレタンを組合わせた、まったく新たなゴアテックスメンブレン。従来のePTFEメンブレンよりも薄く軽く、しなやかなために、ラミネートした3レイヤー素材も薄手軽量になる。表地にはFC0(FCゼロ)のDWR(耐久撥水)を施し、メンブレンと含めてフッ素系素材を不使用。製造過程での二酸化炭素も削減している。
アークテリクス/ベータ ライトウェイト ジャケット メンズ
非フッ素系のePEメンブレンを採用した新しいゴアテックスを使ったハードシェル。メンブレンの変更によって素材自体がより薄く、軽く、やわらかくなり、裏地のCニットバッカーと相まって、しなやかで軽々とした着心地が特徴的。ヘルメット対応ストームフードやピットジップを備え、岩稜を含んだアルパインエリアでの登山に最適。
- ¥84,700
- サイズ:XS ~ XXL
- カラー:イオーラ、ブラック、キャンバス /フーフォリア、クロリス
- 重量:340g(M)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
①頭部の動きに追随するヘルメット対応ストームフード
縦横方向のドローコードを前後3カ所のストッパーで調整。ヘルメットの有無に関わらずしっかりフィットして頭部の動きに追随する。
②より薄く、軽く、やわらかくなったePEメンブレン採用のゴアテックス
素材は新たに「ePE」メンブレンを採用したゴアテックス。同じ40Dナイロンの表地でも、薄く、軽く、やわらかくなっている。
③左胸の内側には圧着によるセキュリティポケット
ポケットは、前面両サイドにあるふたつのファスナー付きポケットに加え、左胸の内側には圧着によるセキュリティポケットを配置。
④裏地はしなやかで袖の通りもいいCニットバッカー採用
裏地は新たにCニットバッカーを採用。しなやかでなめらかな生地面によって袖の通りもスムーズで、着心地が大幅にアップしている。
⑤脇下はピットジッパー付き。暑いときのベンチレーションに
脇下には止水ファスナーによるピットジップ。開放して換気することで、太い血管の集まる脇の下を効率良くクールダウンできる。
アークテリクス/ベータ ジャケット メンズ
幅広いアクティビティに。
同じくePEメンブレンを採用したハードシェル。「ベータ ライトウェイト ジャケット」との違いは、登山よりもマイルドなアウトドアアクティビティ全般での着用を想定しているため、フードはヘルメット非対応で、ピットジップもなし。耐久性の高い80Dの表地ながら、新たなメンブレンの効果で軽く、しなやかな着心地を実現している。
- ¥68,200
- サイズ:XS ~ XXL
- カラー:フォリッジ、ブラック、ブラックサファイア、ストーンウォッシュ、ユーフォリア、デイブレイク
- 重量:375g(M)
- (4月中旬以降発売予定)
- ※ウィメンズモデル/サイズあり
企画協力◉アメア スポーツ ジャパン
https://arcteryx.jp/
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- PEAKS
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編集◉PEAKS編集部
文◉寺倉 力 Text by Chikara Terakura
写真◉熊原美惠 Photo by Yoshie Kumahara
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PROFILE
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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
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