北アルプスの山小屋およそ100軒を大特集。『PEAKS No.167』は2024年7月12日(金)発売!
PEAKS 編集部
- 2024年07月10日
INDEX
うだるような暑さの7月ですが、待ちに待った本格的な夏山シーズンがとうとうやってきます……!!
毎夏、数多くの登山者が行き交う北アルプスは、槍ヶ岳・穂高岳、立山・剱岳などの名峰を擁する、国内でも指折りの人気山岳エリアです。
そこで今号では、わたしたち登山者を温かく迎え入れてくれる北アルプスの山小屋について、大大大特集。
一つひとつの山小屋を徹底解剖しつつ、その数およそ100軒にも及ぶ山小屋を、取材チームの総力特集でお届けするアーカイブ性の高い大全となっています。
ほかにも山小屋の若手後継者による座談会や、山小屋スタッフ滞在記、山小屋グルメに、下山後にチェックしたい麓の人気お土産もご紹介。
さまざまな角度から見わたすことで、北アルプス、そしてその山小屋事情が“手に取るように”わかるこの一冊、ぜひお楽しみください!
編集・文◉PEAKS編集部
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特集は「北アルプス山小屋大全 2024」。4つのエリア別に、およそ100軒もの山小屋を総力紹介!
3,000m級の峰々が南北約90kmにわたって連なり、国内屈指の人気を誇る山岳エリア、北アルプス。
国内外から訪れる登山者を迎え入れているのが、各エリアにある数多くの山小屋です。
特集では、およそ100軒もの山小屋を総力取材!
その成り立ちや歴史、見どころやロケーション、名物や特色あるサービス、食事メニューに館内&テント場のようすまで——4つのエリア別に、各山小屋を一つひとつ徹底解剖しています。
1. 槍ヶ岳・穂高岳・乗鞍岳エリア
上高地を起点にした槍ヶ岳・穂高岳への登山や、山頂近くまでバスでアクセスできる乗鞍岳と、気軽に北アルプスを楽しめる「槍ヶ岳・穂高岳・乗鞍岳エリア」。
岩稜帯の稜線上や山頂直下に構える山小屋に、100年超の歴史を誇る老舗も。山小屋が充実する人気エリアです。
2. 薬師岳・水晶岳・笠ヶ岳エリア
“日本一遠い温泉”とささやかれる高天原温泉、秘境の地・雲ノ平、北アルプス最深部にあたる黒部源流の周辺などなど、登山者も比較的少なく、落ち着いた時間が流れているのが「薬師岳・水晶岳・笠ヶ岳エリア」。
その雰囲気に惹かれた再訪者や、伊藤新道の復活が注目を集めるロケーションもあいまって、リピーター率の高い山小屋が数多くあるのも特徴です。
3. 立山・剱岳エリア
「立山・剱岳エリア」は、標高2,450mの室堂までバスやロープウェイで上がることができ、温泉を楽しめる山小屋も複数あって、はじめての北アルプスにもってこいのロケーション。眺めるにせよ、登るにせよ、剱岳の雄姿が印象的な人気エリアです。
その剱岳を隔てた裏剱エリアには一転、森閑な雰囲気のなか山深さを味わえる山小屋が点在しています。
4. 白馬・後立山エリア
マイカーで向かうことができる登山基地の扇沢や、標高の高い登山口までリフトで上がることが可能なルートもある白馬方面と、アクセス良好で初心者でも比較的登りやすいのが「白馬・後立山エリア」。
後立山連峰の稜線上に建っているところも多く、東側には朝焼けと麓の街並み、西側には立山・剱岳の山岳眺望と夕焼けなど、すばらしい展望の立地が自慢の山小屋が揃っています。
【座談会】山小屋を守り継ぐ、若手後継者4人。山小屋がいま直面している問題、これからのあるべき姿をともに考える
北アルプスで山小屋経営に携わる若手後継者4人が、“これから”を語らうべく集結!
いずれも一度は郷里と家業を離れて異なる業界、業種に入ったのち、山小屋を守り継ぐことを決断し、現在は最前線で運営にあたっています。
その理由にはじまり、山小屋という仕事のリアルや、働き手不足の問題。
増加するインバウンド客をはじめとした登山者への情報発信と安全啓発、海外の国立公園を見てきたうえで北アルプスの管理体制のあるべき姿とは? ……と話はどんどん膨らんでいきます。
山登りを楽しむ登山者として、北アルプスの“これから”をともに考える——そんなキッカケになる座談会です。
【滞在記】山小屋で働くって、どんなものだろう?黒部五郎小舎でのひと夏の滞在記
朝早くに朝食をいただき、軽食メニューでお腹を満たし、夕食を明日の糧に、グッスリと床につく。
わたしたち登山者を迎え入れてくれる山小屋は、それらを準備してくれる人があってこそ。
では、山小屋で働いている人はどんな毎日をすごし、日々、どんな景色を見ているのでしょうか?
「薬師岳・水晶岳・笠ヶ岳エリア」にある、黒部五郎小舎でひと夏をすごしたライター平野さんが、日常風景が立ち現れるような筆致で山の生活を綴る滞在記です。
普段はなかなか見ることのできない、山小屋で働く人の目線を追体験していただけます。
【山小屋グルメカタログ】定番&人気の麺類&カレー、本格派スイーツに、お酒まで。山小屋グルメを大紹介!
特集取材にあたり、北アルプス各地にくまなく散った小誌取材チーム。
なかには「ここぞ!」と言わんばかり食い意地を張って山小屋グルメをはしご堪能してきた者も、いるとかいないとか……。
「この取材成果をお伝えせねば」ということで、お腹いっぱい実食した取材チームが、イチオシの「食すべし!」な軽食メニューを大紹介!
バラエティー豊かな麺類、カレー&ピザといったボリューム満点メニューから、甘味うれしい本格的なスイーツに、喫茶やお酒まで……そうです、グルメ登山計画も立てたくなってきますね!
【お土産カタログ】旅の記念や手土産に。北アルプスの麓でいま人気のお土産をチェック!
上高地、白馬、松本などのエリアに点在しているお土産店。山行の記念や家族、友人への手土産にぴったりな、いま人気のお土産をセレクトしてもらいました。
地元の銘菓やお菓子にお酒、オリジナルアイテムなど手広くご紹介しているコチラで、下山後に手に取るお土産の目星をつけてみてはいかがでしょうか。
【プレゼント企画】手ぬぐいがアタル⁉ 山小屋にまつわるクイズに答えてご応募を!
取材チームには、「各山小屋の手ぬぐいを購入すること」というミッションも課せられていました。
こうして集まった57枚、読者のみなさまにプレゼントいたします!
山小屋にまつわる全6問のクイズにすべて正解し、専用フォームよりご回答いただいた方のなかから抽選で19名様に、全57枚からランダムで3枚ずつお贈りいたします。
応募回数はおひとり様1回まで、締め切りは2024年8月31日とさせていただきます。
奮ってご応募くださいい!
人気連載「PONCHO ギア深堀り REVIEW」では、ファニーパックを検証
腰に巻いて装着するファニーパック(ウエストパック)。ストラップで手軽に長さ調節をできるので装着性も高く、マチ付きで収納力も高いアイテムです。
似た用途のアイテム、サコッシュは、軽さとシンプルさに長けているものの、登り下りでブラブラしたり揺れたりといった煩わしさがありますよね……。が、それを解消できてマルチに使えるファニーパックがいまアツい!
ということでライター・PONCHOさんが、小型サイズ8モデルを集めて深掘り検証。
毎度おなじみ、細かすぎるチェックポイントから理想のファニーパックを探り求めます!
“1日1座”。ライター・高橋庄太郎さんは、甲斐駒ヶ岳と仙丈ケ岳へ。
南アルプス北部に向かったのは、小誌でもおなじみのライター・高橋庄太郎さん。ですが、当初登ろうと意気込んでいた「鋸岳」はなんと、一般登山者通行止め。
いくばくかの未練は残しつつも代案として、1日目に甲斐駒ヶ岳、2日目に仙丈ケ岳を往復するコースを進むことにします。
「もしも日本百名山を日本20名山程度に減らさねばならなかったとしても、僕ならばその20に残すだろう」と綴る甲斐駒ヶ岳。そして、大きなカールをいだき不思議な包容力をもつ仙丈ケ岳。
好対照なふたつの名山をたどったルポをお楽しみください。
アラフォー4人は北、ではなく南アルプス、それも深南部へ向かったものの……
「次は幻の赤いシャクヤクの花を見に行こう」と満場一致で決定し、アラフォー4人は南アルプスの山奥へ。
深南部にあるという群生地を目指し、緑の深い山中に人知れず分け入っていきます。
急傾斜の尾根を越え、ヒルの猛攻に苦しみわめきながら、激流をなんとか下り、道なき道を行った先で、ついに出合ったのは、「え??? ホテル アケ河内?」
ただただ幻の花を見たかったのに……という悲しき男たちの野遊び日記です。
そのほかも内容盛りだくさん! PEAKS No.167は2024年7月12日(金)発売!
アーカイブ性の高い特集にはじまり、座談会、滞在記など、登山者としてだけではなく経営者、山小屋スタッフの目線からも「北アルプスの山小屋」を見て、知ることのできる一冊。
山小屋グルメ&お土産カタログなど、+αで楽しめる情報も充実しています。
そのほか、おなじみの連載コンテンツも盛りだくさんです!
発売は2024年7月12日(金)。Amazonをはじめとしたオンライン、または全国の書店でお買い求めいただけます。
それに、山小屋オリジナル手ぬぐいが抽選で当たる、プレゼント企画もお忘れなく!!
次号、「PEAKS No.168」は9月13日(金)発売予定です。
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PEAKS 編集部
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。
装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。