北アルプス・ライチョウ保育園(仮)|旬のライチョウと雷鳥写真家の小噺 #35
高橋広平
- 2024年08月12日
目下、今年の夏も昨年同様おそろしい灼熱の日々が続いている。去年は9月も半ばを過ぎたころから暑さに陰りが見えてきたような気がするので、やっと半分くらいを耐えしのいだ感じであろうか。ライチョウの子育ても生後1カ月以上が過ぎ、ヒナ本人の体温調節能力も身についたはずなので、関係者的に少しは安心できる時期でもある。今回は梅雨の長雨を生き延びたライチョウ親子たちの珍しい場面を紹介したいと思う。
編集◉PEAKS編集部
文・写真◉高橋広平
北アルプス・ライチョウ保育園(仮)
娘を保育園に預けて、独り自宅の作業部屋の窓を開け放ち、扇風機の
ときは8月も半ば。稜線上にはヒナと呼ぶには不相応なほど立派に
そのひとつが独特の寛容性だ。
ある2組のライチョウ親子が偶発的に遭遇。繁殖期のオス同士とは
これは、ヒナたちがとっ散らかって、着いて行く母鳥を間違
さて、今回の一枚はそんな複数の家族が合流するケースを
しかも3家族合同である。子育てもこれから少しは楽になる
今週のアザーカット
信濃毎日新聞社によるクラウドファンディング企画「ミライチョウ プロジェクト」。こちらの関連イベントとしてさる8月10日に信
私はプロジェクトの写真担当として参加しております
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PROFILE
PEAKS / 雷鳥写真家・ライチョウ総合作家
高橋広平
1977年北海道生まれ。随一にして唯一のライチョウ専門の写真家。厳冬期を含め通年でライチョウの生態を紐解き続けている。各地での写真展開催をはじめ様々な方法を用いて保護・普及啓発を進めている。現在「長野県内全小中学校への写真集“雷鳥“贈呈計画」を推進中。 Instagram : sundays_photo
1977年北海道生まれ。随一にして唯一のライチョウ専門の写真家。厳冬期を含め通年でライチョウの生態を紐解き続けている。各地での写真展開催をはじめ様々な方法を用いて保護・普及啓発を進めている。現在「長野県内全小中学校への写真集“雷鳥“贈呈計画」を推進中。 Instagram : sundays_photo