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日本発フットウエアブランド「リグフットウェア」渾身のニューモデル!日本人の足にマッチする新発想シューズ

ウエアに比べるとフィッティングがシビアで選ぶのが難しいシューズ。
だからこそ自分の足にフィットし、使用中もストレスの少ない製品をじっくり選びたい。
今シーズン、新たに選択肢に加わった日本発ブランドの2モデルに注目。

編集・文◉PEAKS編集部
写真◉後藤武久

衝撃吸収性に優れたソールを使用し、運動して疲れ切った足の負担を軽減、疲労回復を促すリカバリーサンダル。登山シーンで活用している人はまだ多くはないが、トレイルランニングなどのアクティブスポーツにおいては多くの人が愛用しており、製品も年々増加している。

このリカバリーサンダルの分野はもともと海外メーカーが先行、日本国内でも存在感を高めていたが、2019年、新たに日本のリカバリーサンダルブランドが登場した。

「海外モデルの多くは、甲の高さや足の幅が日本人向きではないんです。日本人の足に合うリカバリーサンダルを作りたい。そう思い、約4年の開発期間を経て製品が完成しました」

そう語るのは、「リグフットウェア」のブランドディレクターを務める栗原巧さん。登山やMTBなどアウトドアフリークであり、まさに自分がほしいものを自ら生み出したともいえる。思いが実を結び、これで一段落と思いきや、栗原さんは次なる目標を掲げて邁進していた。それが、ハイキングシューズの製作である。

「リカバリーサンダル作りで培った経験を活かし、山歩きで使える自分の理想のシューズを作りたいなと。でもシューズはなかなか思い通りに作れず、これもやはり4年掛かってようやく発売までこぎ着けました」

今季初登場したのが、ハイキングシューズの「テンベア」と、アプローチシューズの「ムワンバ」。ともにシンプルなルックスだが、こだわりのディテールが詰まっている。

テンベアは、一見すると厚底のミッドカットシューズという印象。実際に歩き始めに接地するカカト側のミッドソールは厚く衝撃吸収性に優れるが、つま先側はカカトより薄く、安定性や足裏感覚を高めた設計となっている。また、シューレースが足首まではコードロック、その上はダイヤルロックで締めるという特殊な構造になっているのもポイント。登りでは足首から上を緩め、足をひねりやすい下りでは上部もホールドさせる、といった使い方もできる。

ムワンバは見た目の通り、アプローチシューズらしいパターンのアウトソールを搭載。ソール自体も岩に立ち込みやすい適度な硬さ。と聞くとオーソドックスなモデルのようだが、じつは役割が違うふたつのインソールが標準装備されている。ひとつは通気性に優れる山の行動時のインソール、もうひとつがクッション性に優れるリカバリー用インソール。つまり、山の帰りなどはリカバリー用インソールに交換すれば、足をリラックスさせ、疲労回復効果を促すことができる。

細かな仕掛けはあれど、ともに実践的に山で使え、さらに日本人の足に合う、紛れもない正統派。王道に新発想が加わった、唯一無二のシューズをぜひ体感あれ。

テンベア[TEMBEA]

■独自のシューレース構造でミッド&ローカットのいいとこ取り。

軽く、やわらかで快適に歩けるハイキングシューズ。初心者から山慣れした人まで、ソフトな履き心地を求める人におすすめ。アッパーはイーベントで防水透湿性を備え、ミッドカットと相まって水の浸入をしっかり防ぐ。

  • ¥35,200
  • サイズ:US5 ~ 11(23.0cm ~ 29.0cm)※0.5cm刻み
  • カラー:全3色
  • 重量:550g(27.0cm /片足)

▲ブラウン
▲ブラック

グリップ力に優れるメガグリップ

アウトソールはグリップ力の高いヴィブラムのメガグリップ。オーソドックスなラグで汎用性が高い。

使い勝手の良いシューレース構造

シューレースは足首まではコードロック、上はダイヤルロックの分離構造。違ったテンションで締められる。

足を締め付けない広めの幅

適度にゆとりのあるラスト(足型)を採用。足を締め付けずリラックスさせた状態で歩くことができる。

ムワンバ[MWAMBA]

■インソール交換でリカバリーシューズに!

テンベア同様にアウトソールはヴィブラムのメガグリップ、アッパーはイーベントを使用。アプローチシューズとはいえそこまでタイトではないので、歩き中心の山行でグリップ力の高いローカットシューズとしても活躍。

  • ¥31,350
  • サイズ:US5 ~ 11(23.0cm ~ 29.0cm)※0.5cm刻み
  • カラー:全4色
  • 重量:450g(27.0cm /片足)

▲ベージュ
▲セージグリーン
▲グレー

本格的なアプローチ仕様

クライミングゾーンを設けたヴィブラム・メガグリップのアウトソール。ソール自体も硬めで安定性が高い。

リカバリー用のインソールも

通常のハイク時に使用するインソール(左)に加え、よりやわらかなリカバリー用のインソール(右)も付属。

アッパーはソフトな合皮素材

アッパーの表面はスエードのように起毛した合皮素材。やわらかで適度に伸縮性もあり足を動かしやすい。

 

企画協力◉メスタ
TEL. 042-519-4944
https://rigfootwear.com/

 

※この記事はPEAKS[2024年11月号 No.168]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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PEAKS 編集部

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装備を揃え、知識を貪り、実体験し、自分を高める。山にハマる若者や、熟年層に注目のギアやウエアも取り上げ、山との出会いによろこびを感じてもらうためのメディア。

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