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敏腕カメラマン直伝!日帰り登山のランチはホットサンドクッカーで決まり!山の上で手軽にアツアツグルメを堪能しよう。

日帰り登山でも山の上で温かいものが食べたい。
だけどしっかり調理するのは面倒だし、フリーズドライやカップ麺は味気ない……
そんな人こそホットサンドクッカーが便利!宇佐美カメラマン監修、超簡単レシピをご紹介。

編集◉PEAKS
文◉阿部 静
写真◉宇佐美博之

ホットサンドクッカーを使いこなすフォトグラファー・宇佐美博之

登山のあらゆるシーンでホットサンドクッカーを駆使し、おつまみからメインディッシュまで手がけ同行者のお腹を満たしてくれる敏腕カメラマン。

「ホットサンドクッカーはうまく使いこなせば、簡単にアツアツグルメが作れる優れもの。多様な使い方ができるので1台あれば山ごはんのバリエーションが広がるはず。今回は山に適した軽量モデル3種を使い、コンビニなどで手に入る食材で作れる簡単で満足度の高いレシピを紹介するよ!」

ウサミ的 山に最適なオススメ3モデルはコレ!

(左)バウルー/サンドイッチトースターダブル
ド定番モデル。ほか2種と比べると少し重いが、他社メーカーと比べるとじつは比較的軽め。中の分離形状が便利なアイテム。

(中)モンターナ/1枚専用グリル&ホットパン
超軽量なのが魅力のモデル。本来は食パン1枚でサンドするためのアイテムだが、細長い形状を活かしたレシピにもおすすめ。

(右)キャプテンスタッグ/キャストアルミホットサンド
ウサミ超愛用モデル。この大きさで最軽量なので山に持っていきやすい。ただしアルミ素材なので焚き火にはかけられない。

ホットサンドクッカーは1台で何役も。いろんな使い方ができる!

1 プレスする
基本の使い方。食材を組み合わせてプレスして火にかけるだけであっという間にアツアツグルメのできあがり!食材の組み合わせが腕の見せどころ。

2 フライパンとして
油を引いて炒めたり、揚げたり、フライパンとして使うこともできる。両面が鉄板なのでフタを閉じてひっくり返せば両面焼くのにも便利。

3 蒸し器として
フタ付き調理器なので水を加えてフタをすれば、茹でたり蒸したりすることも可能。そのまま器として使えるので、食器も兼ねられ軽量化にもなる!

4 ピザ窯としても!
番外編として、フタをした上に熾火を置いて火にかければ、上下から熱を加えることができるのでピザ窯のように使うこともできる。ミニピザが焼けるよ。

①キャプテンスタッグで作るメニュー

こちらのモデルは軽量&万能なので、いつものクッカーセットの代わりに使ってみよう。山頂でのランチにおすすめな満腹メニューからスイーツまで、手軽に作れる4レシピを紹介。

牛カルビビンバ

ハラペコハイカーも大満足。
「ごま油の香ばしい香りが最高!ボリューム満点で登山後の空腹も満たされる~」

■使用食材
1 冷凍牛カルビ焼※1
2 冷凍焼きおにぎり※1
3 半熟ゆでたまご※1
4 キムチ※1
5 ごま油

■レシピ
クッカー内にごま油を引き、冷凍焼きおにぎりを置く。さらに冷凍牛カルビ焼きとキムチをトッピング。クッカーのフタをして両面じっくり焼き上げれば完成! こんがり焦げ目がつくぐらいしっかり焼けば香ばしさ満点。コチュジャンをプラスするのもおすすめ。

広島風お好み焼きパン

ソースたっぷりで召し上がれ!
まるでお好み焼き!イカフライが決め手かも。辛口「どろソース」が合いそう。

■使用食材
1 千切りキャベツ※1
2 焼きそばパン※1
3 半熟煮たまご※1
4 イカフライ
5 紅ショウガ
6 青のり
7 お好み焼きソース
8 マヨネーズ

■レシピ
焼きそばパンに千切りキャベツ、イカフライ、紅ショウガ、半熟煮たまごをトッピングしてクッカーでプレスして両面焼く。焼き目がついたらマヨネーズ、お好み焼きソース、青のりをたっぷりかけて味を濃いめに仕上げればお好み焼き度アップ!

はんぺんグラタンパイ

カリットロッ!ふわっ
異なる食感のコラボレーションに感激。はんぺんが意外とボリューミーで満足!

■使用食材
1 パン粉
2 ピザチーズ
3 はんぺん
4 冷凍マカロニグラタン※1

■レシピ
チャック付きビニル袋などにはんぺん2枚を入れて片面ずつにパン粉をまぶす。クッカーに油を引き、その上にパン粉が付いた面を外側にし、はんぺんを置き、冷凍マカロニグラタンとピザチーズをあいだに挟む。プレスして両面をしっかり焼き上げれば完成。

クリームブルーベリーメロンパン

山のごほうびスイーツ。
決め手はフルーツ!デパ地下顔負けのぜいたくスイーツに大変身。ウマさ満点。

■使用食材
1 ミックスベリー※1
2 クリームチーズ
3 ブルーベリーヨーグルト
4 メロンパン※1

■レシピ
メロンパンを横半分にスライスし、あいだにクリームチーズと冷凍ミックスベリー、ブルーベリーヨーグルトを挟んでクッカーでプレス。メロンパンの表面がジュワッと溶けて甘い香りが漂ってくるぐらいに両面こんがり焼き上げればできあがり。

②モンターナで作るメニュー

本来は食パン一枚を半分に畳んでサンドするためのモデルだけど、敢えて食パンは焼かずにこの形状を活かした、超簡単レシピを紹介。最軽量モデルなので気軽に山に持っていって試してみよう。

ジョンソンヴィルチーズドッグ

おいしくないハズがない!
もともとおいしいジョンソンヴィルがチーズブーストでさらにおいしくなる魔法。

■使用食材
1 タコスパウダー※2
2 トマトケチャップ
3 ジョンソンヴィルソーセージ
4 ピザチーズ
5 トルティーヤ※2

■レシピ
トルティーヤの上にピザチーズ、ジョンソンヴィルソーセージ、トマトケチャップ、タコスパウダーをトッピングしてトルティーヤで包み込む。ホットサンドクッカーでプレスして両面をこんがり焼き上げればできあがり。チーズはたっぷり乗せよう!

カリッと揚げ焼き餅

みたらし団子にハッピーターンをブースト。
甘じょっぱさがマッチ!ごま油の香ばしい香りとサクサクもちもちがいいね◎

■使用食材
1 ごま油
2 みたらし団子
3 ハッピーターン

■レシピ
チャック付きのビニール袋の中でハッピーターンを粉々に潰し、そこへみたらし団子を入れて団子のまわりに絡ませる。まんべんなく団子にまぶしたら、ごま油を引いたホットサンドクッカーでプレス。両面こんがりと焼き上げれば完成!

チョコバナナコロネ

絶品スイーツに!
材料2品で簡単すぎるのにめちゃくちゃウマイ!これはすぐにでもマネしたい。

■使用食材
1 チョココロネ※1
2 バナナ

■レシピ
チョココロネにバナナを丸ごと押し込んで!しっかり奥まで入れたらホットサンドメーカーでプレス。両面に焼き目がつくぐらい焼き上げよう。ポイントはなるべく小さめなバナナを選ぶこと。とろっと濃厚なアツアツチョコバナナコロネが楽しめるよ。

ホットスイートポテトサンド

甘みと酸味のマリアージュ。
干し芋×羊羹でスイートポテト感アップ!リンゴの酸味も絶妙にマッチ!

■使用食材
1 干しいも
2 ミニ羊羹※1
3 りんご

■レシピ
皮を剥き薄くスライスしたリンゴとミニ羊羹を干し芋でサンドしホットサンドクッカーでプレス。表面に焼き目がつくぐらい両面焼き上げて。ほくほくアツアツのサツマイモの甘みと濃厚な羊羹、シャキシャキリンゴのコラボレーション!

③バウルーで作るメニュー

食パン2枚でホットサンドをつくるときに切れ目ができる分離形状のデザインを活かせば、じつは意外な使い方ができるのだ。ちょっと変わった使い方のメニュー4品を紹介。

2種のクリスピーピザサンド

餃子の皮でパリッとピザ感。
まさにピザ!餃子の皮のパリッとクリスピー感が最高。お腹も満たされる。

■使用食材
1 餃子の皮
2 ベーコンポテトサラダ※1
3 ピザチーズ
4 トマトケチャップ
5 生ハム※1
6 しらす※1

■レシピ
薄く油を引いたホットサンドクッカーに餃子の皮を4枚並べ、片方にはベーコンポテトサラダとトマトケチャップ、もう片方には生ハムとしらすをトッピングし、その上からたっぷりピザチーズをかけて餃子の皮4枚でフタをし、両面カリっと焼き上げて。

中華弁当

詰めて温めるだけ!
温められる弁当箱、持ち運びできる容器、そして食器にもなるのが目からウロコ。

■使用食材
1 冷凍チンジャオロースー※1
2 冷凍チャーハン※1
3 シュウマイ※1

■レシピ
片方には冷凍チャーハン、もう片方には冷凍チンジャオロースーとシュウマイをセットしてフタをして火にかけるだけでホカホカ弁当のできあがり。すべてコンビニでそろえられるし自宅であらかじめ詰めてくればゴミも出ず、荷物もコンパクトになるよ。

ワンプレートチーズフォンデュ

とろけるチーズと温野菜を同時調理。
1プレートで一気に作れてしまう手軽さがいいね!エンドレスに食べれちゃう。

■使用食材
1 冷凍ミックス野菜
2 ウィンナー
3 カマンベールチーズ

■レシピ
カマンベールチーズに十字に切れ目を入れ、ウィンナーはひと口サイズにカット。片方にチーズ、もう片方にカットしたウィンナーと冷凍ミックス野菜を入れ、フタをして火にかける。具材が蒸されてチーズがとろければ食べごろ。ディップしてめしあがれ!

バゲット&アヒージョ

山の上でオシャレに楽しむなら。
アヒージョのオイルがとなりで焼いてるバゲットに染み込んでトレビア~ン。

■使用食材
1 バゲット
2 冷凍ブロッコリー※1
3 冷凍シーフードミックス※1
4 ニンニク
5 オリーブオイル
6 塩

■レシピ
ニンニクを小さくカットしクッカーの片方にオリーブオイルといっしょに火にかけ冷凍ブロッコリーとシーフードミックスを加える。もう片方にはスライスしたバゲットを並べ、手でひっくり返して両面焼き上げる。アヒージョがぐつぐつしてきたら食べごろ。

 

※この記事はPEAKS[2025年3月号 No.170]からの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。

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