新進気鋭のアウトドアブランド「AVANT GARDE」さんって何者？｜アウトドアタウンときがわで里山遊び＃25

「アウトドアといえば、ときがわを思い浮かべるような”アウトドアタウン”にしたい！」。そんな思いを抱き、地元の人を巻き込みながら日々さまざまな活動を行なう、野あそび夫婦のアオさんこと青木達也さんが、ときがわの自然の楽しみ方や、そこで暮らす魅力的な人たちなどを紹介します。

新進気鋭のアウトドアブランド「AVANT GARDE」さんって何者？

ときがわ町の静かな山あいに佇む慈光寺。その一角に、今回紹介する「AVANT GARDE」のショールームがある。自然豊かなこの場所で、日々ふたりのデザイナーが新しいアウトドアギアのアイデアを練り続けている。

2023年2月に立ち上げられた「AVANT GARDE」は、中国出身のプロダクトデザインを担当する王さんと、グラフィックデザインを手がける郝さんが手がけるブランドだ。ふたりは愛知県立芸術大学でデザインを学び、それぞれの得意分野を活かしてプロダクトを生み出している。(トップ画像の左が王さん、右が郝さん)

ブランド名「AVANT GARDE」には、“アウトドアを一歩前へ”という思いが込められているそうだ。挑戦する気持ちを忘れず、これからのアウトドアの新しいカタチを試していく 。そんな姿勢を大切にしていると王さんは語る。

発想には、自然の空気が必要

前職ではアウトドアブランドの商品開発のディレクターをしていた王さん。「時間があれば外に出て、心と体を癒していた」と語る彼は、都会のマンションに閉じこもる生活に違和感を覚え、「もっと自然を感じられる場所ですごしたい」と感じていたという。

「AVANT GARDE」の本社はとなりの越生町にある。じつは会社の場所を決める前から、越生町の陶芸教室に通っていたことが縁で、この地に根を下ろすことに決めたそうだ。「発想には、自然の空気や香りが必要」と語るふたりにとって、越生町やときがわ町の自然はアイデアの源となる場所そのものだ。ときがわ町にあるショールームは静寂に包まれていて、鳥の声がよく聞こえてくる。（たまに遊びに行って、中国のお菓子を食べながら世間話もしたりするが、居心地がよすぎてついつい長居してしまう）

軽くて、タフで、どこにでも持ち運べる。アウトドアギアの新しい選択肢

「AVANT GARDE」のプロダクトは、スタイリッシュなデザインと使いやすさを両立させているのが特徴だ。とくに、3月にクラウドファンディングを予定している「LightTrend」シリーズの新作は、そのコンセプトを象徴するアイテムとなっている。