【兵庫県豊岡市｜市街地】僕と豊岡との関係を少しだけ／音と緑と街との関係 from ototabito #4-3

ランドネ / ミュージシャン

Keishi Tanaka

2025年05月23日

ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2024年6月から、連載のシーズン3として「音と緑と街との関係」をスタート。本誌ではKeishiさん本人とその街との関係について読むことができます。そして、こちらのWEB版ではさらにおすすめのスポットを3回に分けて紹介してもらいます。

Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちら！
＞＞＞『ランドネNo.139 5月号』

僕と豊岡の関係を少しだけ

「ランドネ本誌のコラム連載で取り上げた街のおすすめスポットを3個所紹介する」というのがこのWEB連載の趣旨なのだが、豊岡市に関してはとても3個所には絞りきれず。3回目の今回は、豊岡駅から歩ける範囲でのおすすめのお店を、可能な限り紹介してみようと思う。

KAMINO COFFEE

豊岡駅からメインストリートを歩いていると、右手に「ふれあい公設市場」という小さなアーケードが現れる。その中にある「KAMINO COFFEE」は、初めて豊岡を訪れたときから欠かさず行っている珈琲とお菓子のお店だ。焙煎も自分たちでしているこだわりの珈琲を片手に、豊岡の街を歩き始めるのがお決まりのコース。

https://kaminocoffee.com/

todo bien coffee

続けて、珈琲屋をもうひとつ。「todo bien coffee」は、廃業した老舗高級料亭を使って音楽やアートを発信拠点としている「とゞ兵」の敷地内にあるカフェ。「とゞ兵」ではよくライブをしたり、なんなら1週間近く滞在して制作をしたこともある場所で、僕にとっては豊岡の帰る場所になっている。いまでも豊岡を訪れた際は、ここで珈琲を飲みながらゆっくりすることが多い。

https://www.instagram.com/todo_bien_coffee/

58N musubu

こちらはおむすび専門店「58N musubu」の商品写真。最初は撮影の合間の昼食でこのおむすびが並んでいて、見た目もさることながらその味に感動したのが出会いだ。話を聞くと「無農薬コウノトリ育む農法」で作られたお米へのこだわりや、店主の人柄にも惹かれ、いまではプライベートでも仲良くさせてもらっている。豊岡駅から少し距離はあるが、ぜひ訪れてほしい名店。

https://www.instagram.com/58n_musubu/

Shot Bar John

豊岡には日本海の魚をはじめ、おいしい食べ物がたくさんある。最初のころは「次はあそこに行ってみよう」と何軒かの暖簾を潜ったが、いまでは行く店はだいたい決まっている。そして、いつも最後に行き着くのが、「Shot Bar John」である。豊岡に通い始めた2020年当時、ウイスキーを飲んでいなかった僕が、このバーをきっかけに飲み始めるのである。元校長先生という経歴をもつマスターと話をしながら、ウイスキーのロックを飲んで1日を締めくくる。そんな時間が楽しかった。