白浜・椿温泉・すさみで湯けむりと海風に癒される南紀旅｜Vol2. 温泉や坐禅で心を整える

ランドネ /

ランドネ編集部

SPONSORED

INDEX

空気がゆるやかに流れる、和歌山県の白浜・椿温泉・すさみ。心の奥にしまい込んでいたゆっくり深呼吸する感覚を思い出させてくれる場所です。慌しさから離れて、自分のペースを取り戻す旅へ出かけませんか？

湯けむりと海風に癒される南紀旅｜Vol.1 はこちらから

気軽に歩ける「椿西国三十三箇所巡り」

山好きの散策におすすめなのが、「椿西国三十三箇所巡り」。約1.5kmの遊歩道には西国三十三所になぞらえた石仏が並ぶ。途中には雄大な海を望む場所もあり、40分ほどで気軽に歩けるのが魅力だ。

椿山公園　椿西国三十三箇所巡りについて詳しくはこちら

「美人の湯」と呼ばれる温泉を堪能

歩いたあとは、掛け流しの天然温泉が楽しめる「道の駅椿はなの湯」へ。併設する無料の足湯に、ありがたく足を沈める。すこしぬるめで、長く浸かっていたくなる温度。お尻に根っこが生えたようにのんびりして、たっぷりと時間を堪能した。

温かさが、つま先からお腹のあたりまでじんわりと広がる。椿温泉の源泉は32℃。一般的な温泉はアツアツの源泉に水を足して適温に調整する。けれど、椿温泉では加水の必要がなく、加温するだけで入れるのが特徴。源泉そのままの力を薄めずに味わえる。お湯はとろりとした手触りで、肌に優しくなじむ感触が心地いい。

椿温泉は、マイルドで肌にすっとなじむ柔らかな湯が魅力。どの湯宿も全体的にぬるめの温度なので、のんびり長湯ができるのも特徴。施設によっては冷泉を備えているところもあり、温冷交代浴を楽しむのもおすすめ。じっくり体をととのえられる。

泉質：単純硫黄温泉
pH：9.9（アルカリ性）
源泉温：約32℃

「道の駅椿はなの湯」では、大浴場や家族風呂で温泉を楽しめるほか、お食事処「お家ごはんまんま」を併設。日替わり定食やまぐろ丼、釜揚げしらす丼などが味わえる。

道の駅椿はなの湯

住所：和歌山県西牟婁郡白浜町椿1058-1
営業時間：9:00〜20:00（公衆浴場は11:00〜20:00、足湯は10:00〜17:00）
休館日：火曜
入浴料金（一般浴室）：大人（中学生以上）600円、小人（小学生）300円
公式サイト：http://www.tsubaki-hananoyu.com/

坐禅と写経体験

すさみ町へ移動し、駅近くの「萬福寺」で坐禅と写経を体験することにした。本堂に入ると、ひんやりとした空気とほのかな線香の香りが迎えてくれる。静かに座り、ゆっくりと呼吸に意識を向けていると、頭の中のざわつきが遠のいていくようだった。

筆をゆっくり運ぶ写経の時間は、ぐっと集中。ここでは、文字だけでなく、観音さまの仏画を写し描くこともできる。1画1画、そして細い線をていねいに写していると、不思議と雑念が消えていく。山を夢中で歩いているときのような、不思議な心地よさが残った。

安養山萬福寺

住所：和歌山県西牟婁郡すさみ町周参見4280
Instagram：@anyou_manpuku

周参見湾を眺めながらのんびり

ランチは、周参見湾を見渡すカフェ「Sea coffee&espresso」へ。船の窓のような丸みのある窓から、国の天然記念物に指定されている稲積島が見える。

昔ながらの喫茶店を改装した「Sea coffee & espresso」。窓枠やカウンター、グラスに昭和の面影が残る、どこかホッとする空間だ。

メニューの幅広さも魅力で、煮込みハンバーグやカレーといったしっかり食べたいランチから、クロッフル（ワッフルとクロワッサンを合わせたもの）などのスイーツ、オリジナルブレンドのネルドリップコーヒーやシェイクまで、気分に合わせて選べる楽しさがある。今回は、昔ながらの素朴なおいしさが光るオムライスと、見た目も爽やかなブルーハワイのソーダ水（ランチセット1,400円）をいただいた。

Sea coffee&espresso