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Keishi Tanaka「月と眠る」#5 少しずつ集まる小さなギア

ランドネ本誌で連載を続けるミュージシャンのKeishi Tanakaさん。2019年春から、連載のシーズン2として「月と眠る」をスタート。ここでは誌面には載らなかった当日のようすを、本人の言葉と写真でお届けします。

 

Keishi Tanakaさんの連載が掲載されている最新号は、こちらから↓↓

>>>「ランドネNo.109  1月号」

昨年からキャンプを始め、俗に「ギア」と呼ばれるアウトドアの道具たちも少しずつ増えてきた。キャンプにはいろんなスタイルがあり、「ファミリーキャンプ」「ソロキャンプ」「グランピング」などに分けられるだろう。ファミリーキャンプでも家族と行くのか友だちと行くのかで多少変わってくることもあるだろうし、ソロキャンプでは山岳キャンプや野営なんかも含めるとスタイルがまるで違うので、本当にざっくりとした分け方にはなってしまうが、話を進めるためにとりあえずこの3つに分類しておこうと思う。

今回のキャンプ場は、神奈川県小田原市にある海の見えるキャンプ場「なみのこ村」を選んだ。

▲天気も良く、景色は最高!

先の分類の話では、僕のキャンプはファミリーキャンプに属するだろう。2人以上のメンバーで、大きめのテントを建てて、みんなで料理をしたり、焚き火を囲むスタイル。言うまでもなく、計画や買い物の段階から楽しい。

▲テントを新調。最下部で紹介します!

テントが建ち、室内からの景色を確認したら、昼食の準備に取り掛かる。

▲今日のランチはグリーンカレー。

SOTOの2バーナーを使い、エバニューのクッカーで米を炊き、チャムスのダッチオーブンでグリーンカレーというフォーメーション。2バーナーとダッチオーブンに関しては、車で行くファミリーキャンプならではの装備。チタンのクッカーで米を炊くのは少し難しいが、あえてやってみることも外遊びの醍醐味。

▲米が少し焦げたが、それもまた良し。

昼食後、少し小さめのギアたちをテーブルの上に並べてみる。最低限のキャンプ道具が揃ったいま、これから買うものは小さなギアを意識している。軽量コンパクトなものだ。というのも、僕は山登りもするので、いままでの登山では山小屋一択だった宿泊を、ときどきはテント泊にしてみようかなと思っているからだ。そういうことを考えるだけでワクワクしてくる。

▲自分のギアたちを愛でる。

もともと山用として使っていたプリムスのシングルバーナーやクッカーに加え、キャンプならではのギアたちも少しずつ増えていく。すべてが山に必要なものではないが、ソロキャンプを意識しているのは確かだ。山に登らずとも、ソロキャンプを意識して軽量化することで、さらに気軽にキャンプを楽しめるだろう。

▲ナイフで薪を割るバトニング。

▲一向に成長しないフェザースティック作り(笑)。

▲意外に重宝する火吹き棒。

今回、1年ほど使っている焚き火台、ユニフレームのネイチャーストーブの良さに改めて気がついた。こちらもバックパックに入るという条件で購入したものだが、ちょっとした料理がしやすい。サイズ的に網を乗せて魚介類を焼くのにもちょうど良いし、五徳が付いているのでお湯を沸かすのも簡単だ。

▲お気に入りネイチャーストーブと夕焼け。

おしゃれなキャンプを目指すのも良いし、無骨なソロキャンプを目指すのも良い。いろんなスタイルが選べるのもキャンプの楽しいところだ。僕の場合、ファミリーキャンプを定期的に楽しみながら、ときどきはバックパックひとつを持って山でテント泊をするというのが目標。と、いまのところは思っている。

▲最後に日の出の写真をどうぞ。

★今月のニューフェイス

コールマン
タフスクリーン2ルームハウス 67,800円(税込)

以前使っていた前室のないテントからこちらにチェンジ。付属のポールを使って「ひさし」を作ることもできるので、タープがなくてもOK。設営もこのサイズにしてはとても簡単で、ひとりでも立ち上げることができる。ほかにも細かいところにコールマンの技術が詰め込まれており、ファミリーテントとしておすすめのモデルだ。

▲インナーをつける前はこんな感じ。雨のデイキャンプにも使えそう。

▲どんなシュチュエーションにも合うシンプルなデザイン。

〇Keishi Tanaka
1982年11月3日、北海道生まれ。ミュージシャン。作詞家。作曲家。Riddim Saunterを解散後、2012年よりソロ活動をスタート。ライブハウスや野外フェスでのバンドセットから、ホールやBillboardでの11人編成ビッグバンド、さらには小さなカフェでの弾き語りなど、場所や聴く人を限定しないスタイルで年間100本前後のライブを続けている。自主企画として、バンド編成の[NEW KICKS]と、アコースティックの[ROOMS]を不定期に開催中。また、3月20日にベストアルバム「CLIPS」、5月8日に4thアルバム「BREATH」をリリース。『ランドネ』での連載は4年目に突入。

http://keishitanaka.com/

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PROFILE

Keishi Tanaka

ランドネ / ミュージシャン

Keishi Tanaka

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。
https://keishitanaka.com/

Keishi Tanakaの記事一覧

1982年11月3日 北海道生まれ。ミュージシャン。弾き語りから大所帯のバンドセットまで、観る人や場所を限定せずに活躍中。V6などへの楽曲提供、CM音楽の制作を行うほか、趣味を活かしたアウトドア分野での活動・執筆にも注目が集まっている。
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