食いしん坊3人が選ぶ!おいしい山小屋ごはんリスト【前編】
ランドネ 編集部
- 2021年08月07日
限られた環境のなかで愛情を込めて作られる山小屋の食事。足を運んででも食べたくなる絶品を、山小屋ごはんが大好きな3人が集めてみました。
今回は、満腹感ハナマル、カレーライス、お酒がすすむ山小屋ごはんをご紹介します!
山小屋ごはん好き3人が選びました
編集・ライター
池田 圭さん
自分でごはんを作るのも、山小屋のごはんをいただくのも好き。いっしょに旅する仲間に合わせて、食事を楽しんでいる
アウトドアスタイル・クリエイター
四角友里さん
一食入魂の精神で山旅の最中のみならず、前後のグルメまでしっかりリサーチ。空腹具合を調整しながら歩くことも
ランドネ編集部
二宮菜花
編集部イチの食いしん坊。とにかくたくさん食べたい派で、山での食事はボリューム重視で選んでいる
おいしい山小屋ごはんリスト
品数が多くて満足感が大きい!
二宮:これまでいろんな山小屋の食事を食べてきたおふたりですが、どこのメニューがお気に入りですか?
四角:う〜ん、いっぱいありすぎて選べません! 海の幸と山の幸と品数が多くて満足感が大きかったのは、朝日小屋の夕食かな。
池田:女性が営む山小屋ならではの気の利いたメニュー構成がうれしいですよね。いろんな料理を楽しめるという点では、雨飾山荘の食事も絶品。新潟だから魚とお米のおいしさは間違いない。
二宮:定食だと、次はどのおかずで白飯を食べようか考えながら食べ進める時間が楽しいです。
池田:すごくわかる。僕はそれを“おかずのマネジメント”と呼んでいます。あと、満腹感でいったら東富士山荘のきのこ料理もおすすめ。富士山のふもとで採れるきのこをふんだんに使った料理を楽しめるのが最高で。
四角:富士山は2年ぶりの開山ですね。これを機に食べてみたい!
満腹感ハナマルな山小屋
■朝日小屋のおもてなし料理[北アルプス・朝日岳]
地元食材と手作りにこだわるごはんが魅力。「 遠い道のりを歩いてきた方々におもてなしを」という女将の想いが詰まっている。今シーズンから新メニュー「陶板焼き」を提供予定
- 標高:2150m
- 営業期間:6月下旬〜10月中
- 料金:1泊夕食付き12,000円
- TEL:080-2962-4639(要予約)
■雨飾山荘の郷土料理[雨飾山]
お米の名産地・新潟県に位置する雨飾山荘の食事は、ご飯がおいしいのはもちろん、山のなかで新鮮な魚介類をいただける。揚げ物や野菜、漬け物など品数が多いのも魅力で満足度◎
- 標高:900m
- 営業期間:5月中旬〜11月中旬(要確認)
- 料金:1泊2食9,500円
- TEL:090-9016-3212
■東富士山荘のきのこ料理 [富士山]
メインシーズンである7、8月が終わるころ、東富士山荘ではきのこのシーズンが到来する。富士山のふもとで育ったきのこをふんだんに使った、そばに鍋、そしてパスタは食べ応え抜群
- 標高:1,970m
- 営業期間:4月下旬〜11月中旬(要確認)
- 料金:1泊2食8,500円
- TEL:090-3254-5057(要予約)
カレーは思い出とセット!
二宮:山小屋ごはんといえば、やっぱりカレーですね。私のお気に入りは、くろがね小屋です。
池田:安定感のある味つけが素晴らしい。山小屋って担当する方や季節によって味が変わるところもあるから……。
四角:カレーこそ思い出とセットだよね。私は突風に吹かれて駆け込んだ根石岳山荘で食べたカレーがいまも忘れられません。
カレーを食べたい山小屋
■くろがね小屋のカレーライス[福島・安達太良山]
山小屋のカレーのなかでも必ずといっていいほど名前が挙がるのが、くろがね小屋のカレーだ。代々受け継がれてきたという秘伝のレシピは、スパイスからこだわってつくられていて、お肉も野菜もほろほろ
- 標高:1,345m
- 営業期間:通年営業
- 料金:1泊2食6,600 円、冬季は+400円
- TEL:090-8780-0302 (要予約)
■根石岳山荘のカレーライス[八ヶ岳・根石岳]
根石岳山荘の名物カレー。旬の野菜がたっぷりと入った栄養満点のカレーは、訪れる季節によっても具材が変わるのが特徴。友里さんが突風のなか山小屋に駆け込んだ際に食べたひと皿は、格別だったそう
- 標高:2,550m
- 営業期間:4月下旬〜11月下旬、冬季営業あり
- 料金:1泊2食 12,000円
- TEL:0266-73-6673(事務所:予約専用ダイヤル)
山でお酒を飲むと楽しい思い出に
池田:思い出でいうと、山でお酒を飲むと楽しい思い出になりやすいかも。ヒュッテ大槍では槍ヶ岳登頂の打ち上げで盛り上がっている人をよく見かけますね。
二宮: お酒にこだわっている山小屋も、食事がおいしいイメージがありますね。青年小屋とか。
四角: お酒はあまり飲めないけど青年小屋のアジフライは絶品!
お酒がすすむ料理が自慢の山小屋
■青年小屋のアジフライ定食[八ヶ岳・編笠山]
「遠い飲み屋」の別名をもつ青年小屋の食堂には、お酒のボトルがずらり。居酒屋さながらの光景がある。食事の定番は熱々のアジフライで、ビールとの相性もグッド。もちろん、お酒が苦手な方もウェルカム!
- 標高:2,380m
- 営業期間:5月〜11月上旬
- 料金:1泊2食 9,500円
- TEL:0551-36-2251
■ヒュッテ大槍の特製つけ麺(北アルプス・槍ヶ岳)
食にこだわるヒュッテ大槍。濃厚な魚介スープにからんだモチモチの太麺と、やわらかい厚切りのチャーシューが登山で疲れた体を癒す。ここの食事を目指して槍ヶ岳に登る登山者もいるほど
- 標高:標高2,884m
- 営業期間:7月~10月上旬
- 料金:1泊2食13,000円
- TEL:080-8728-8805
(出典/「ランドネ 2021年9月号 No.119」)
- BRAND :
- ランドネ
- CREDIT :
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写真◎
網中健太
冨田寿一郎
荒木優一郎
矢島慎一
高橋郁子
飯坂 大
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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