食いしん坊3人が選ぶ!おいしい山小屋ごはんリスト【後編】
ランドネ 編集部
- 2021年08月08日
限られた環境のなかで愛情を込めて作られる山小屋の食事。足を運んででも食べたくなる絶品を、山小屋ごはんが大好きな3人が集めてみました。
今回は、デザートが人気、器も素敵な山小屋ごはんをご紹介します!
山小屋ごはん好き3人が選びました
編集・ライター
池田 圭さん
自分でごはんを作るのも、山小屋のごはんをいただくのも好き。いっしょに旅する仲間に合わせて、食事を楽しんでいる
アウトドアスタイル・クリエイター
四角友里さん
一食入魂の精神で山旅の最中のみならず、前後のグルメまでしっかりリサーチ。空腹具合を調整しながら歩くことも
ランドネ編集部
二宮菜花
編集部イチの食いしん坊。とにかくたくさん食べたい派で、山での食事はボリューム重視で選んでいる
山小屋のごはんのおいしさは、思い出とセット
軽食やデザートタイムを山小屋で!
四角:軽食メニューも妥協していない山小屋って大好き(笑)。どこに何時に立ち寄れば、昼食やデザート、飲みものをお腹がベストコンディションの状態でいたただけるかを考えるのが楽しくって。
池田:お腹のマネジメントですね。薬師岳山荘のあんみつが有名だけど、うまく時間を合わせて到着するのが意外と難しい。
四角:そのとおり! 前に立ち寄ったときに時間が早すぎて食べられなかった悔しい思い出があります……。
二宮:私は黒百合ヒュッテのコケモモマフィンが好きで、山小屋で食べる用とテイクアウト用でふたつ購入します。
四角:黒百合ヒュッテは軽食の宝庫だよね。必ず立ち寄るスポットのひとつです。
池田:フレッシュでいったら、合戦小屋のスイカかな。夏に食べたら本当においしい。
二宮:フルーツって皮がゴミになるから自分ではあまり持っていきにくいぶん、山小屋で提供されるとうれしいですよね。
デザートタイムに訪れたい山小屋
■薬師岳山荘の白玉あんみつ [薬師岳]
名物の白玉あんみつは、老若男女問わず人気のデザート。山小屋の外の席でいただけば、槍穂の絶景つきで山旅の疲れも吹っ飛ぶ。その他、ぜんざいや茶菓子付き抹茶などの和スイーツが充実している
- 標高:2,701m
- 営業期間:7月〜10月上旬
- 料金:1泊2食 11,000円
- TEL:090-8263-2523
■黒百合ヒュッテのコケモモマフィン [天狗岳]
甘酸っぱいコケモモを練り込んだマフィンは、黒百合ヒュッテのご主人・米川岳樹さんの妻・貴子さんの手作り。温めて提供されるので、小麦粉の風味とコケモモの香りがひきたつ。持ち帰りでもいただける
- 標高:2,400m
- 営業期間:通年営業
- 料金:1泊2日 9,800円(コロナ対策費含む)、冬季は+700円
- TEL:0266-72-3613
■合戦小屋のスイカ[燕岳]
燕岳の登山道、合戦尾根上にある休憩所。食事と売店のみの営業で宿泊はできないが、ここのスイカが大人気。スイカの名産地・松本市波田産で、水分が多くとても甘い。そのままでも充分おいしいが塩との相性も◎
- 標高:2,350m
- 営業期間:4月下旬〜11月下旬※ 休憩のみの営業
- TEL:090-1420-0008(燕山荘)
お皿に気を使っているのがすてき
四角:山では、食事をおいしくいただくための物語を大切にしたいよね。山小屋の方の想いだったり、いっしょに行く仲間だったり。
二宮:わかります。五の池小屋で食事をしたときに、山が好きな人たちの愛が巡っている感じがしました。同時に両親を連れてきたいなぁって思いました。
池田:お皿に気を使っているのがすてきですよね。盛り付けひとつにしても、おもてなしの心を感じさせてくれるような。
四角:山小屋オリジナルのお皿やカップだったりすると、キュンとします。ころぼっくるひゅってのマグカップとかもそう。
池田:僕もお土産で売られているものを買っちゃいました。ころぼっくるひゅってはサイフォンで淹れてくれるのもうれしい。
二宮: 山小屋とおなじマグカップを家で使ったら、山を身近に感じられるようでテンション上がりそうですね。
四角:ちなみに、今後食べてみたい山小屋ごはんってある?
池田:八ヶ岳に泊まる機会があまりなくて、オーレン小屋のさくら鍋を食べてみたいです。
二宮:富士見平小屋の地ビールと鹿肉ソーセージをセットでいただきたいです。友里さんは?
四角: 私はやっぱり……、薬師岳山荘のあんみつのリベンジに行きたいかな!
食器もすてきな山小屋
■五の池小屋の夕食 [御嶽山]
人気のピザやカフェメニュー、夕食メニューなどの食事全般がおいしいのはもちろんのこと、「食器がすてき!」との声が多い五の池小屋。思わず写真を撮りたくなる美しい盛り付けに、 おもてなしの心を感じられる
- 標高:2,798m
- 営業期間:春営業5月下旬〜6月下旬、夏・秋営業7月上旬〜10月上旬(2021年シーズン)
- 料金:1泊2食 11,000円
- TEL:090-7612-2458(要予約)
■ころぼっくるひゅってのコーヒー [霧ヶ峰]
井戸水を使ってサイフォンで丁寧に淹れるころぼっくるブレンド。クラシックでどこかほっこりするマグカップのイラストは、ご主人の手塚貴峰さんによるもの。マグカップはお土産としても販売されている
- 標高:1,820m
- 営業期間:通年営業(冬のカフェ営業は週末のみ)
- 料金:1泊2食 9,000 円〜
- TEL:0266-58-0573
番外・3人の理想の山小屋ごはん
おいしいものをちょっとずつ定食
3人でいろいろ話し合い「やっぱりいろんなおいしいものを少しずつ食べられるのがうれしいよね」という結果に。ご飯おかわり自由は必須で満腹感のあるメニューが理想だ。「軽食を妥協しないのも理想!」とは四角さん
(出典/「ランドネ 2021年9月号 No.119」)
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- ランドネ
- CREDIT :
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写真◎
網中健太
冨田寿一郎
荒木優一郎
矢島慎一
高橋郁子
飯坂 大
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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