気になるあの山小屋へ|ご主人リレー探訪記 vol.1
ランドネ 編集部
- 2021年07月28日
山で暮らし、山を守り、登山者を受け入れ続ける山小屋のご主人が、日々交流があり惹かれている一軒を訪ねるリレー連載始まります!
新連載! つないで歩いて、喋って、笑って
連載のきっかけは前号(ランドネ 2020年11月号 No.114)の金峰山小屋取材に、しらびそ小屋のご主人・今井さんが同行してくださったこと。
同行してくれた山小屋のご主人
金峰山小屋
吉木真一さん
奥秩父の金峰山北側で、樹林帯と稜線の境目に位置する。朗らかで楽しい吉木さんとおいしい食事にファンも多い
しらびそ小屋
今井孝明さん
北八ヶ岳・みどり池の湖畔で、リスや鳥も訪れる小屋。温かな雰囲気と、たかさんの穏やかな人柄も人気の理由
訪問した山小屋のご主人
双子池ヒュッテ
米川友基さん、佳子さん
蓼科山中腹の蓼科山荘を手がけるおふたりが双子池ヒュッテも営むようになったのは3年前のこと。ふたつの池のほとりに建つ小屋の魅力をInstagramとYouTube(ともに@tateshina_futago)で日々発信
- 標高:2,034m
- TEL:090-4821-5200(予約受付)
- 料金:8,500円(1泊2食付き)、冬季10,000円、1,000円(テント泊1名)、900円(お弁当)
- 営業期間:4月下旬〜11月上旬、2020年12月26日(土)〜2021年1月3日(日)、1月9日(土)〜1月11日(月・祝)
山小屋の主人同士の会話っておもしろい
吉木:夜な夜な話しているうちに、山と登山者を定点で見続けている山小屋の主人同士の会話っておもしろいから、ランドネで連載にするのはどうかって話になったんだよね。
米川:どうして1回目の訪問先にうちかが選ばれたんですか?
今井:小屋からの景色がきれいだから取材したほうがいいよって前から編集部に話してたんだよ。吉木といっしょによく来て、工事を手伝ってることもあるし。
米川:なるほど。たか(今井孝明)さんには以前から、蓼科山荘の小屋締め・小屋開けを手伝ってもらってたんだよね。黒百合ヒュッテ(現在は米川さんのお兄さん・岳樹さんが営む)の立ち上げでは、しらびそ小屋の先代に支えてもらってたりと、米川家は今井家に昔からお世話になってて。吉木さんにも、双子池ヒュッテを手がけるようになった3年前くらいからお世話になってます。
吉木:そのちょっと前に、奥さんと金峰山小屋に来てくれたよね。
米川:そう、佳子は山が大好きで、まだ結婚する前に「すてきな小屋があるよ」って教えてもらって、登山者としてこっそりと。
吉木:話しかけないでオーラがすごかったから声かけなかったけど、気づいてたよ(笑)。
今井:その後、双子池ヒュッテを始めてすぐのころに、吉木といっしょに見にきてみたら、建物に気になるところをいくつか見つけて。
米川:これは大変と、大工さんに見てもらったり、たかさんやしんちゃん(吉木真一さん)の手を借りたり。今年もトイレの床をおふたりに手伝ってもらって直してました。
吉木:いま、電気や水はどうまかなってるの?
米川:電気はソーラー発電がメインで、発電機も随時回してます。水は雄池から汲み上げ、小屋裏の貯水槽に運搬機で何度も運んで使ってます。
今井:それは大変だね。
米川:今後は冬季も営業できないかと試行錯誤していて、今回も換気の工事を手伝ってもらいたいんです
今井:ふふふ。やるよ。
※コロナ感染対策を丁寧に行うスタッフのみなさん。撮影時のみマスクを外していただきました
次回は 黒百合ヒュッテ(八ヶ岳)へ
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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