【発売中!】アウトドアで防災BOOK 新装版|防災について考えよう
ランドネ 編集部
- 2021年09月22日
自然を愛する私たちにできる、災害との向き合い方とは?
今シーズンも各所から災害のニュースが届いています。日々フィールドで遊んでいる私たちだからこそできる対策はないだろうか。そんなことを改めて見つめ直すきっかけをと考え、『アウトドアで防災BOOK』の新装版をリリースしました。
地震、大雨、雷、噴火などの災害は、私たちが愛する自然現象の一種でもあります。そこで、なぜ災害が起こりうるのが、地球のメカニズムから解説します。さらに、どんな状況が起こりどんな備えができるのかをシミュレーション。個別の事例に対して、アウトドアアクティビティで身につけられる考え方や技術、どんなギアが役に立つのか。アウトドア初級者でも分かりやすいように、防災について考えるきっかけを提供する一冊です。
これまで何気なく捉えていた風景。感覚的に楽しんでいたアウトドアの時間。これから先、見つめ直すときの心の“メガネ”の解像度を高めるお手伝いができれば嬉しいです。
※本書は2019年に刊行された『ランドネ別冊 アウトドアで防災BOOK』の新装版です。内容は同じものになりますので、あらかじめご了承ください。
「アウトドアで防災BOOK 新装版」気になる内容とは
▲巻頭では、アウトドア防災ガイドのあんどうりすさんと、防災や被災者救援活動を行う弁護士の永野海さんが対談。日本というフィールドの魅力と内在するリスクについて、私たちが日ごろからどんな心構えをしておくべきか。災害対策・支援のスペシャリストのおふたりにお話しいただきました。
▲地震や火山の噴火、津波や台風、河川の氾濫、洪水、浸水……。自然災害にはそれぞれ異なる特製があります。原因が同じ災害であっても、規模や被災環境によって被害状況が変わってきます。そこで、各災害の発生のメカニズムや特性をイラストつきで分かりやすく紹介します。
▲災害別の対応策を、事前にできることと発生時にするべきことなど、詳しく掲載。情報収集に役立つアプリなども併せて紹介しています。
▲特別コラムでは、雲研究者の荒木健太郎さんに災害に備えるヒントをお聞きしました。積乱雲など災害をもたらす危険のある雲があるいっぽうで、空や雲の動きに興味をもつことがゆくゆくは防災、減災につながることなど、興味深いお話が満載です。
▲災害時に頼れるアウトドアギアを、ウォーターボトル、LEDライト、クッカー&バーナー、ナイフ、ロープ……などなど、カテゴリー別にピックアップ。災害時に役立つ理由や選ぶ際のポイントなども紹介しています。
▲昨今、食に関する情報はたくさんあるけれど、実際に自分が備えておくならどうすればいいの? という人も多いはずです。アウトドアの視点から災害時の食について考え、非常食の種類や必要な量、保管時の工夫などが載っています。
▲備えあれば、憂いなし。平時からの準備はいうまでもなく重要なことです。知識はもちろん、経験・訓練をして身に付けることも大切な要素、ということで、津波避難を体験する学習教材や支援制度をポケットサイズで一覧できるリストなどを掲載。プリントアウトし学習すれば、万一の事態において適切なスキルが身に付くはずです。
▲覚えておきたいファーストエイドのこと。基本の考え方や初期対応のステップ、AEDの使用法、ケガの対処法などをイラスト付きで分かりやすく解説しています。
▲被災地報道の映像のなかに、テントやウエアに見慣れたアウトドアブランドのロゴを見ることがあります。ここではアウトドアギアの寄贈や災害地支援団体をサポートするメーカー4社(コールマン、モンベル、スノーピーク、キーン)の活動を深堀します。
自然と対峙するためのヒントやテクニックが詰まった一冊となっています。掲載している情報をすべて覚える必要はなく、気になるところから少しずつ自分なりに考え、まわりの大切な人に伝えてみてはいかがでしょうか。
「アウトドアで防災BOOK」ぜひ、ご覧ください!
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。