絶景と感動が待っている！一度は泊まりたい稜線の山小屋【後編】

朝日に雲海、夕焼けに星空。稜線だからこそ出会える景色がある。日常から遠く離れた雲上の山小屋で、贅沢なひとときを。

一度は泊まりたい稜線の山小屋【前編】はこちら

山好きにはたまらない！稜線の山小屋

谷川岳肩の小屋［谷川連峰］

混みあう山も心ゆくまで
雲海や紅葉に逢いに行こう

ロープウェイで標高1,320mまで上がることができる谷川岳は日帰り登山者が多いが、一度歩いてみれば“帰るのがもったいない！”と思うはず。山頂にほど近い肩の小屋に泊まれば、日中は混雑する稜線も思う存分味わうことができる。地元産の梅やはちみつを使った、梅ジュースとはちみつレモンがおすすめ。紅葉シーズンには山全体が赤く染まり、息を飲む美しさだ。朝日が昇り雲海が広がれば、ブロッケン現象を見られることも。

【DATA】
標高：1,912m
営業期間：5月1日〜11月3日
収容人数：30名（感染対策により現在10名前後）
宿泊料金：1泊2食 7,500円
TEL：090-3347-0802（8：00〜16：00）

以東岳避難小屋［朝日連峰］

豊かな湧き水と花々
尾根の先に建つ天空の山小屋

以東岳直下の尾根の先端に建ち、朝夕は空に浮かんでいるかのよう。避難小屋といっても、とってもきれい！2017年に改築されたばかりでピカピカで、更衣室やバイオトイレもある。山頂までは徒歩10分、ちょっと寝坊して飛び出しても絶景はすぐそこ。遠くに海も見える。水場は少し遠いけれど、おいしい「碧玉水」は頑張って汲みにいく価値あり！大鳥池避難小屋で一泊してから登る行程がオススメ。

【DATA】
標高：1,771.4m
営業期間：管理期間は7月中旬〜10月中旬
（7月中旬〜8月中旬以外は週末のみ管理人駐在）
収容人数：20名
宿泊料金：（協力金）1,500円
TEL：0235-53-2120（鶴岡市役所 朝日庁舎 産業建設課）

【番外編】
稜線ではないけれど、見晴し最高な山小屋！

法華院温泉山荘［くじゅう連山］

九州でもっとも高い場所にある秘湯
一泊といわず何泊でもしたい！

くじゅう連山にある徒歩でしか行けない天然温泉のある宿。139年の歴史のなかで改装を繰り返し、山小屋というよりもすてきなお宿！山間にあるものの、周囲は雄大な山容が広がり、空は広く星空も美しい。5月〜6月には天然記念物ミヤマキリシマが山を彩る。通年営業で、暖房も完備している。山々を眺められる窓のある温泉は開放感たっぷり。オリジナルグッズの数々も人気。

【DATA】
標高：1,303m
営業期間：年中無休
収容人数：200名
宿泊料金：1泊2食 9,500円〜
TEL：090-4980-2810

（出典／ランドネ 2021年11月号 No.120［雑誌］）