紅葉の絶景に出会える!北海道の万計山荘に泊まって空沼岳を歩く二日間
ランドネ 編集部
- 2021年10月02日
ふもとの町よりひと足早く訪れる山の秋。全国的な紅葉の見ごろは9月中旬ごろからで、10月末にかけて南下していきます。ここでは、初心者や家族でも楽しみやすい紅葉スポット、北海道・空沼岳を紹介。秋山はとても冷え込むので、気温や天候を充分に確認して出かけましょう。
山小屋に泊まって、空沼岳の自然をたっぷりと味わう
北海道札幌市の中心部から車で約40分とアクセスがよく、地元の人々に愛されてきた空沼岳。支笏洞爺国立公園に位置し、夏場のハイキングから秋の紅葉、冬のスキーまで四季を通じて自然を楽しめるスポットです。
比較的ゆるやかな登山道沿いには万計沼(ばんけいぬま)や真簾沼(まみすぬま)があり、その美しさは登山客の疲れを癒してくれます。日帰りで歩く人がほとんどですが、登山道の中腹にある万計沼のそばに建つ万計山荘に泊まって、自然をのんびり味わうのもおすすめ。沼からの景観や紅葉を満喫できるのはもちろん、時間と体力にも余裕がうまれるので、小さな子どもがいるファミリー登山にもぴったりです。
万計山荘は木造2階建ての建物で、地元のボランティアによって快適に美しく保たれています。落ち着いた雰囲気も居心地がよく、窓から景色を眺めたり部屋で本を読んだりして過ごすのもいいですね。
万計山荘より高い場所では、植生も高山植物へと移り変わりミネカエデなど紅葉する木々が美しいです。空沼岳の山頂まで上がれば、札幌市の町並みを一望でき、好天であれば西側に羊蹄山の秀麗な姿を望むことができます。
家族ぶんの山小屋に泊まるための宿泊道具や食料の荷揚げが心配、という方でも大丈夫。北海道山岳ガイド協会メンバーのガイドさんが手伝ってくれるプランもありますので活用してみてはいかがでしょう。
もっと詳しく知りたい方は、動画をチェック!
こちらの動画には、北海道を拠点に活躍する国際山岳ガイドの佐々木大輔さんとプロスノーボーダー三宅陽子さんご家族が出演されています。
プロスノーボーダー三宅陽子さんに、魅力やおすすめの楽しみ方を聞きました
「家族での登山は子どもたちのその年々でしか経験できない貴重な時間を共有できる最高の場所だと思います。 ゆっくりとした時間のなかで普段よりもじっくりいろんな話を聞いてあげられるし、山の中での発見や興味を分かち合えるのも魅力です。 通常の山行の倍くらいの時間のゆとりを持って計画すると、焦らせずいろんなところで休憩しながら子供たちのペースで歩けるので楽しさも倍増です。 濡れたり汚れたりしたときの着替え(とくに靴が濡れたとき用の靴下)や雨具、転んですぐかすり傷などを作る子どもたちのための救急セットは必携です。 秋の山はこれからいろいろな色に変化して落ち葉ひろいも楽しい季節です。ぜひ家族で足を運んでみてくださいね」(三宅さん)
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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