【ランドネ編集後記】#9 ファッションページができるまで
二宮 菜花
- 2021年12月18日
最新号『ランドネ1月号』の編集後記。ここでは編集部の二宮が担当したページの制作の裏側を少しだけお届けします。
私は今回「山も町も旅したくなるコーディネート」というファッションページを担当しました。(詳しくはランドネ1月号 P30-35をチェック!)
じつは私、高校生からのランドネファンで、読者だったころからランドネのファッション企画が大好きでした。鮮やかなウエアに身を包んだ、きらきら笑顔がまぶしいモデルさんたちを見てはわくわくし、その当時は誌面に載っていたスタイルを真似ては山へ出かけていました。そんな背景もあり、ランドネ編集部員となったいまでもファッション企画に対するモチベーションがとりわけ高いのです。
今回のモデルは、女優やラジオパーソナリティーなど幅広く活躍されている高山都さん。以前から都さんの自然体で飾らない人柄や、人を惹きつける笑顔のファンだったので、お仕事を受けていただいたときはとてもうれしかったです。「都さんがアウトドアウエアを着たらどんな魅力的だろう。絶対にすてきな誌面にしたい!」と気合いが入りました。
誌面は編集者ひとりでは作ることができません。ファッションページならモデルはもちろん、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクなど、さまざまなプロフェッショナルの力を借りながらコツコツと作りあげていきます。
↑は私が最初に書いた大ラフ。ほかのスタッフに誌面のイメージを伝えたいときに活用するもので、これをもとにスタイリストさんとコーディネートのテーマを具体化していきます。
↑は打ち合わせをもとにスタイリストさんが提案してくれたラフ。具体的にどんなアイテムが登場するのかわかりやすく記載してくれています。(私の書いたラフよりも、うんとわかりやすい!)
撮影当日もこれらのラフを持っていき、スタッフみんなでイメージを共有しながら1カットずつ丁寧に撮り進めていきます。スタイリストさんが選んだアイテムを手に取り、着用するたびに、お気に入りポイントを伝えながら「こういうおしゃれなアイテムがあると山に行きたくなりますね」と楽しそうな都さん。撮影は和気あいあいとした雰囲気で最後には「今度はみんなで山に登りたいですね!」と大盛り上がり! 私自身も仕事ということを忘れてしまうくらい、純粋に撮影を楽しんでいました。
そして完成したのがこちら。いろんな方々の協力があってできあがる誌面には、ここでは書ききれないほど毎回さまざまな思い入れがあります。今回もまた、思い出に残るページとなりました。
「山も町も旅したくなるコーディネート」の企画内では、公園ピクニックから低山ハイクまで幅広く楽しめるガーリースタイル、ボーイッシュスタイル、トラッドスタイルの3コーディネートを提案。山だけでなく、旅や日常も楽しめるようなコーディネートとなっています。都さんが着用しているアイテムの詳細も誌面に載っているので、ぜひチェックしてみてくださいね。(私はヘリーハンセンのレインコートが気になっています……)
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PROFILE
ランドネ / 編集部(ADDIX)
二宮 菜花
ランドネ編集部いちの食いしん坊。山でいただくごはんが大好きで下山後に体重が増加していることがしばしば。体育大学のワンダーフォーゲル部出身ということもあり、トレイルランニングのレースに出たり、パックラフトで川を下ったり、ときどきアクティブな一面も。2歳の女の子を子育て中で、親子ハイキングの楽しみ方を模索中。
ランドネ編集部いちの食いしん坊。山でいただくごはんが大好きで下山後に体重が増加していることがしばしば。体育大学のワンダーフォーゲル部出身ということもあり、トレイルランニングのレースに出たり、パックラフトで川を下ったり、ときどきアクティブな一面も。2歳の女の子を子育て中で、親子ハイキングの楽しみ方を模索中。