椿まつりの伊豆大島・三原山をハイキング。源泉かけ流しの温泉で体の芯までぽかぽかに
ランドネ 編集部
- 2021年12月22日
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ハイキングを楽しんだあと、温泉に入って疲れを癒やす……考えただけでも幸せな気持ちになりませんか?そこで、ハイキングと温泉、どちらも楽しめる関東近郊の日帰りプランをご紹介します。観光スポットやグルメ情報も盛りだくさん。癒やしとわくわく満載のハイキングと温泉へくり出しましょう!
今回は、南の海上に浮かぶ伊豆諸島最大の島・伊豆大島を紹介します!
海の幸や火山、椿まつり
楽しみ満載の島旅ハイキング
都内から120km、南の海上に浮かぶ伊豆諸島最大の島・伊豆大島。海水浴のほか、サイクリングやキャンプなどのアクティビティを楽しめます。グルメはもちろん海の幸。唐辛子醤油に刺身を漬けた「べっこう」は評判の郷土料理です。そして何より三原山ハイキング。1986年に噴火した火山ですが、現在は小康状態で一大観光スポットになっています。
おすすめは1月下旬から3月下旬。特産品のツバキが見ごろを迎え、至るところで朱色の花を見られます。東京都立大島公園では椿まつりが開催され、5000本のヤブツバキ、約450種・37000本の園芸品種が咲き乱れます。※2022年の伊豆大島椿まつりは1月30日〜3月27日開催
山頂付近では白い煙!
いまだ現役の火山
朝日を浴びながら三原山山頂口バス停からスタート。舗装路を歩いて山頂を目指します。点在する真っ黒な岩は、1986年に火口から流れ出た溶岩が冷え固まったもの。三原神社から見下ろすと溶岩流が大地を焼き尽くしたようすがよくわかります。山頂付近では白い煙がちらほら見られ、いまだ現役の火山であることを実感。
火口をぐるっと半周したらテキサスコースを下山。ここで便利アイテム、トレッキングポールの登場です。ゲストにお呼びした方はスポーツマンなのですが、ハイキング初心者。体力の有無に関わらず、また、年齢や性別に関係なく、初めてのハイキングにはぜひトレッキングポールを。筋肉の負担を軽減しますし、スリップや転倒を防ぎます。とくに下り坂は普段使わない筋肉を使うため、筋肉痛は耐えがたいものに。
大島公園で椿を堪能
しばらく下って振り返ると、荒野の奥にドシンと構える三原山。ぼちぼち休憩を取って、景色を楽しみながら進んでいきます。樹林に入ってしばらく行くと、椿まつり開催中の都立大島公園へ。
椿油をしこたま買い込んだあとは、伊豆大島の海の幸満載のランチをいただき、湯の宿くるみやで温泉に浸かります。源泉かけ流しの贅沢な湯にとろけながら「伊豆大島、最高……!」と島旅ハイキングとの別れを惜しんだのでした。
湯らりPOINT
湯の宿 くるみや
大島高校前バス停より徒歩約10分。伊豆大島で唯一、源泉かけ流しの温泉宿。自慢の湯は三原山が噴火した際に、井戸水が温泉になったもの。ナトリウム塩化物温泉は、さっぱりとした温泉で体の芯までぽかぽかに。
DATA
東京都大島町元町字八重の水245
TEL:04992-2-2551
営業時間:13:00~19:30(露天風呂は宿泊者のみ、10~4月まで休み)
休み:なし
入浴料:800円
https://ooshima-kurumiya.com/
※営業時間の変更・臨時休館する場合があります。おでかけの際は必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
ちょっとよりみち
郷土料理を楽しめる定食屋
「雑魚や紀洋丸」
支庁前バス停より徒歩約10分。大島近郊で獲れた新鮮な地魚を使ったべっこうや、たたきあげなどの郷土料理を楽しめる定食屋がある。ボリューム満点のあげ物など、おいしい魚料理がリーズナブルな価格で味わえて地元での人気も高い。
ツバキのお土産もいっぱい!
DATA
東京都大島町元町馬の背
TEL.04992-2-1414
営業時間:11:30 ~ 13:30、17:30 ~ 21:00(LO 20:00)
休み:不定休
※営業時間の変更・臨時休業する場合があります。おでかけの際は必ずご自身で事前にご確認の上、ご利用ください。
やまあるきデータ
コースタイム[計3時間15分]
三原山頂口バス停→(30分)→三原神社→(15分)→三原山→(10分)→火口分岐→(20分)→テキサスコース分岐→(2時間)→大島公園バス停
アドバイス
ハイキングコースは火口分岐からのザレ場だけ要注意。その他は歩きやすいが、樹林に入ると道がやや荒れているところがあるので気をつけよう。島へのアクセスは、前日の夜、竹芝桟橋発のフェリーで伊豆大島へ。早朝から歩けば日帰り可能。下山後の温泉や食事処へのアクセスは路線バスを駆使する。また帰りのジェット船など、海上交通は天候によっては運休することもあるので、事前によく確認しておこう。入下山口のバス停周辺にトイレあり。
アクセス
【公共交通機関】
行き:竹芝桟橋から伊豆大島へ東海汽船のフェリーで8時間(22:00前後発、6:00前後着、2等4,650円、時刻表および運賃は季節によって変動あり)。岡田港もしくは元町港から三原山頂口バス停へ大島バスで25分。
帰り:大島公園バス停から岡田港バス停へ大島バスで15分。岡田港もしくは元町港から竹芝桟橋へ東海汽船のジェット船で約2時間20分(7,540円、季節によって変動あり)。
インフォメーション
東海汽船 TEL:03-5472-9999
大島バス TEL:04992-2-1822
大島観光協会 TEL:04992-2-2177
大島役場観光課 TEL:04992-2-1446
紹介してくれたのは…
温泉好き・神田さん
山に行くうちに、下山後の温泉に魅了される。匂いキツめの成分濃厚温泉も大好物。温泉とおいしいもの大好きなイラストレーター。
ハイキング好き・ 池田さん
趣味はハイキングと水泳。のんびり体を休めるよりも、マグロのごとく四六時中動いてないとダメなライター。
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。