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星空ソムリエに聞く「星空の見方」#2|満点の星空に出会える3つのステップ

2カ月に1回、開催している「ランドネ山大学ONLINE」。山岳気象やテント泊など、詳しく学びたい山の知識やハウツウを講師の方々にオンラインで教えてもらう配信イベントです。

次回は1月26日(水)の開催が決定!絶景フォトグラファーであり、星空ソムリエの資格をもつ猪俣慎吾さんに「星空の見方」について教えていただきます。ここでは、そのテキストブックとなる記事を全4回でお届けします。

ランドネ山大学ONLINE
動画一覧

満点の星空に出会えるステップ

月、雲、光を計測して見る

より多くの星を見るためには、①星より明るい「月」が出ていないこと、②雲が出ていないこと、③街灯がなく開けていて暗い場所へ行くことの3つがポイントだそう。

ステップ1:月/moon

「月出没計算」を使用して月が出ない日時を確認する

「月はとても明るくて、満ち欠けの具合もありますが、月が出ていると星が見えにくくなります。ですが月は昼に出たり夜に出たりするものです。出没がわかる“月出没計算”というサイトで、行きたい場所に月が出るかを確認します。深夜なら月が出なくなるとか、夜通し月が出ている……といったように把握します」。海上保安庁や計測機器メーカーのカシオのサイトなどは、無料で見られる。猪俣さんがよく利用するのは「こよみのページ」だそう。

月出没計算

地名を選択すると、月の出没が一時間単位でわかる。「こよみのページ」で千葉県千葉市の2022年2月の月出没を調べてみる。上の①~③を実行すると星が見られる可能性がある日時を確認できる!

①行きたい場所を選ぶ(たとえば千葉県千葉市)
②行く予定の月を選ぶ(たとえば2022年2月)
③計算実行を押す

  • 2022年2月1日〜3日は新月=月が出ないということ
  • 2022年2月7〜9日は半月。だが7日の月出没は10時03分〜23時28分なので、23時29分以降なら星が見える可能性があるということ

こよみのページ

ステップ2:雲/clouds

「GPV気象予報」を参考にして雲量を予測する

「日本の晴天率ってどのくらいだと思いますか?じつは約3割なんです。けっこう低いです。しかも天気予報で“晴れ”となっていても意外と雲が出ていることってありますよね。雲が少なければ晴れとなりますから。でも星は雲が少しでもあると星は見えません。そこで雲量がどのくらいあるのかを“GPV 気象予報”や“SCW 天気予報”でチェックします。GPV の「詳細」は一日8回、「広域」は一日4回更新されますが、見たい時間の12 時間くらい前だったらほぼ的中です」。

星空を撮影するときはつねに3か所くらいの候補地を出しておき、雲量も見ながら、いちばん条件のいい場所で撮影するそうだ。「僕はだいたいどこが暗い場所かを把握しているので、月と雲を見て星空を見にいったり、撮影したりします」。

暗い地域を探せるアプリもある。詳しくは次のステップ3で。

GPV気象予報

猪俣さんはGPVをよく使用。詳細か広域を選び、雨量・雲量を押すとデータが出る。黒いと雲がなく、濃い青が雨量。下のデータではこの時期の気温の日本海側で雨量が多いと、雪ということがわかる。

黒は雲量がゼロ。星が見える確率が高い

濃い紫は雨。気温から考えると雪が降っている

「GPV気象予報」と「SCW天気予報」の違い

基本的にわかることは同じ。その地域の雨量と雲量、気温、湿度、気圧、風速がわかる。GPVは「詳細」と「広域」、SCWは「局地」「詳細」「詳細51」「広域」「広域264」。それぞれ更新時間や予測域の範囲が違う。

GPV気象予報
SCW観測

ステップ3:光/light

「Light pollution map」で周囲の明るさを調べる

「暗い場所を探すために“光害マップ”を参考にします。光害とは光による公害のことで、マップは過剰な光や必要のない光を示しています。関東(左上)を見るとほぼ明るいです。ということは関東でたくさんの星を見ることは難しいということがわかります。僕が星空を見ることを目的にキャンプをするときは、日本海側まで行くことがけっこうあります。静岡県の県境なども、このマップを見るとグレーになっている地域です。その地域で空が開けているところを狙います。日本ではほんとうの暗闇がないのですが、グレーの地域ならけっこうな星の数を見ることができます。ちなみにほんとうの暗闇って、自分の手もわからないくらい暗いんです。チベットやオーストラリアの真ん中で見る星空はほんとうにすごいですよ」

Light pollution map

検索枠に知りたい地域を入れると候補が出るので、目的の場所をクリック。明るいほうから暗いほうへ赤→黄→緑→青→グレーの順に表示される。50mの詳細から5000kmの広範囲まで表示可能

1:日本海側は暗いところが多い=星が見える確率が高い!
2:関東は明るいところが多い= 星がたくさん見える確率が低い

和歌山県の南のほうは暗いところが多い

1:世界にはほんとうに暗い地域がある
2:日本は世界に比べて明るい

暗闇がわかる=星空が見える確率が高くなる「光害マップ」

ピンポイントで表示できるため、気になるキャンプ場や山の光害をチェックできる。また世界中の光害も見ることができ、海外で星空を見たい!というときにも参考になる。ちなみに暗闇を決めているのはNPO団体「国際ダークスカイ協会」だそう。

Light pollution map

高価なモノでなくていい!
星空観察にあるといいモノ

星空観察専用の双眼鏡

ビクセン SG2.1 × 42H

ビクセン

使いやすく手に入れやすい

ビクセン STLIVEMP 8×21

ビクセン

組み立てる天体望遠鏡

コルキット スピカ (35倍)

▲軽いから持ち運べる

望遠鏡工作キット。「自分で組み立てる楽しさがあり、安価。惑星などの観察にオススメです」。接眼レンズを交換することにより倍率を変更できる。本体は紙製。重量は150gと軽量なのも魅力的だ。
オルヴィス

教えてくれたのは

絶景フォトグラファー
猪俣慎吾さん

星空ソムリエ(正会員)の資格をもち、プラネタリウム専用テントを開発。アウトドアを通じて星の魅力を伝えるフォトグラファー。息子とキャンプも楽しむ

1月26日(水)20:00〜
「ランドネ山大学ONLINE ~星空の見方~」を開催!

1月26日(水)20:00〜、「ランドネ山大学ONLINE 〜星空の見方〜」を開催します。

[雑誌]ランドネ 2022年3月号 No.122のP72~、または本記事を含む全4回のテキストブックを見ながらYouTube配信をご覧ください!

ランドネ
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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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