星空ソムリエに聞く「星空の見方」#3|透き通った空で楽しめる冬ならではの星空
ランドネ 編集部
- 2022年01月25日
2カ月に1回、開催している「ランドネ山大学ONLINE」。山岳気象やテント泊など、詳しく学びたい山の知識やハウツウを講師の方々にオンラインで教えてもらう配信イベントです。
次回は1月26日(水)の開催が決定!絶景フォトグラファーであり、星空ソムリエの資格をもつ猪俣慎吾さんに「星空の見方」について教えていただきます。ここでは、そのテキストブックとなる記事を全4回でお届けします。
冬ならではの星空
透きとおった空に光る星を見つけてみよう
ポイント1
一等星が作り出す空の宝石「冬のダイヤモンド」
「冬は空気が澄んでいるので、1等星がとてもきれいに見えるんです。その1等星が作る“冬の大三角形”は学校でも習うので有名ですね。オリオン座のベテルギウス、おおいぬ座のシリウス、こいぬ座のプロキオンが作る三角形のことです。そして冬ならではの星空としては“冬のダイヤモンド”です。おおいぬ座のシリウス、オリオン座のリゲル、おうし座のアルデバラン、ぎょしゃ座のカペラ、ふたご座のポルックス、こいぬ座のプロキオンをつなげると、6角形の冬のダイヤモンドになります。1等星はとても輝いている星なので、光害マップの緑色くらいのところでも見えるんじゃないかな?って思います」。
ポイント2
澄んだ空気で見つけやすい夜空に降り注ぐ「流星群」
夏に比べ、冬は空気が乾燥し雲も少ない。澄んだ空気のなか星空をよりクリアに見ることができる。アウトドアフィールドですごす夜に、ぼーっと空を見上げていると流れ星を見つけられることも。もし、流れ星を見たことがない人がいたら、流星群のタイミングがチャンス。2022年は12月にふたご座流星群がピークを迎えるので、少し先にはなるが狙ってみるのもおすすめ。
チェック!
「星空アプリ」を利用すると星座が簡単にわかる
スマホなどにダウンロードしたアプリを起動させ夜空にかざすことで、星座や惑星を教えてくれる。その日その場所からみえる天体とタイミング、天文現象を見流さないための通知なども受け取れる。
教えてくれたのは
絶景フォトグラファー
猪俣慎吾さん
星空ソムリエ(正会員)の資格をもち、プラネタリウム専用テントを開発。アウトドアを通じて星の魅力を伝えるフォトグラファー。息子とキャンプも楽しむ
1月26日(水)20:00〜
「ランドネ山大学ONLINE ~星空の見方~」を開催!
1月26日(水)20:00〜、「ランドネ山大学ONLINE 〜星空の見方〜」を開催します。
[雑誌]ランドネ 2022年3月号 No.122のP72~、または本記事を含む全4回のテキストブックを見ながらYouTube配信をご覧ください!
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PROFILE
ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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