車なしでも楽しめる!新潟県・佐渡島でスノーシューハイクを満喫する旅へ
加藤 里
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新潟県の西部に位置する本州最大の離島、佐渡島。東京駅からは新幹線と船を乗り継ぎ、約3時間30分で到着する。豊かな大自然が魅力で、トレッキングやキャンプ、サイクリングなど、幅広いアクティビティを楽しめる島だ。本州最大の離島ってことは、車が運転できないと移動が難しいのでは?運転免許を持っていない私(編集部かとう)では楽しめないのかも……。と思ったが、両津港フェリーターミナルからすぐの位置に、体験交流拠点・佐渡アウトドアベースがプレオープン。ここを起点に、冬のアクティビティを楽しむ旅へ連れて行ってくれることに!冬の佐渡でのスノーシューハイクのようすをお届けします。
佐渡のアウトドアを楽しむ新拠点
佐渡島の玄関口である両津港フェリーターミナルから徒歩4分の場所にプレオープンした「佐渡アウトドアベース」。新潟に4店舗を構えるアウトドアライフストア「ウエスト」が佐渡サテライトショップとして出店。さまざまなアウトドアギアを取りそろえる。カフェの営業もしていて、ほっと一息つきたいときや、ワーケーションにもよさそうだ。
レンタルサービスも充実!レインウエアやトレッキングシューズ、スノーシューやトレッキングポールなどを借りることができる。サイクリング用品や水のアクティビティアイテムもレンタル可能。今回はこちらでスノーシューとトレッキングポールをレンタルし、スノーシューハイクに出発!
- 佐渡アウトドアベース
- 住所:新潟県佐渡市両津夷271-1
- TEL.0259-58-8081
- 営業時間:9:00~19:00
地元名物のおやつを昼食に!
まず向かったのは、佐渡にしかないコンビニ「ハーティ・ウッズ」。地元でしか手に入らないものを購入して山で食べる時間も楽しみのひとつですよね。お店に入ってまず目に入ったのがずらっと並んだお惣菜やサンドイッチの数々。お話を伺ってみると、店内で朝に手作りをして並べているのだとか。昼には売り切れてしまうこともあるという、地元の人のためのお店だ。ハーティ・ウッズで昼食を調達し、今度こそスノーシューハイクへ出発。
- ハーティ・ウッズ
- 新潟県佐渡市新潟県佐渡市両津夷300
- TEL.0259-23-2697
- 営業時間:6:00~19:30
スノーシューハイクで黒滝まで
この日のコースは、地獄谷線という林道を2時間ほど歩き、黒滝と呼ばれる滝を見るというコース。ガイドの齋藤哲さんにスノーシューの装着方法や歩き方について説明してもらってから歩きだす。前日に雪がたくさん降ったらしく、まったく足跡がないふかふかの雪のなかを進む。
森のなかを歩く道もあれば一気に開けて展望の良いポイントもあり、変化に富んだ道。天気のいい日には鳥海山まで見えることもあるという。
林道の途中に滝へ向かうポイントがあり、そこからは藪を漕いで黒滝まで。雪がなければ急峻で歩けない道で、冬にしか見ることのできない景色に出会える。下から見る黒滝は大迫力で、雪のなかならではの凛とした空気に包まれていることも相まって、幻想的な風景。時間を忘れてしまうくらい見入ってしまう。
レトロな温泉で疲れを癒す
スノートレッキングを楽しんだあとは、知る人ぞ知る温泉「湯林荘」へ。モール温泉と呼ばれるコーラのような茶褐色のお湯は、ナトリウムを多く含む泉質。冷えた体をあたためてひとやすみ。ご主人や常連さんとのトークも楽しみのひとつだ。
- 仙道温泉 湯林荘
- 住所:佐渡市栗野江1301-1
- TEL:0259-66-2243
- 営業時間:9:00~19:00
- 定休日:毎月1日
ゆっくりまったりとした朝の時間をすごす
2日目におじゃました、カフェ「mikawa」。カウンターに並んでいるお菓子がすべておいしそうでかわいくて、迷いながらもホットサンドとコーヒーのセットを注文。ハム・チーズ・タマゴが挟まっていて、自家製マスタードがアクセントになっていておいしい。朝7時から営業しているのもポイントで、近くのホテルにあえて素泊まりして、次の日の朝に訪れたいお店。ゆったりとした朝をすごせそう。
- mikawa
- 住所:佐渡市春日176-3
- TEL.0259-67-7973
- 営業時間:7:00~17:00
島旅は車がないとな……。そう思っていたが、新しい自然との出会いを与えてくれた今回の山旅。佐渡アウトドアベースでは冬の時期でも走れるファットバイクと呼ばれる自転車や、夏の時期にはカヤックもレンタルが可能。違う時期にも訪れて、四季折々の自然を探す旅に出かけてみたいな。
- BRAND :
- ランドネ
- CREDIT :
- 写真◎後藤武久
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