【ランドネ編集後記】#10 大楠山でもてなされました!
山﨑理恵
- 2022年02月06日
最新号『ランドネ3月号』の編集後記。ここでは編集部の山﨑が担当したページの制作の裏側を少しだけお届けします。
「山でふるまいたい! おもてなしごはんレシピ」(ランドネ3月号P038~041)を担当し、7人の方に「おもてなしごはんレシピとすてきなエピソード」を教えてもらいました。
みなさん、それぞれ大切な人へのおもてなしとそのエピソードを教えてくださったのですが、「じゃあ、僕の家の近くの山に行こう!」とランドネ編集部に入ったばかりの私をもてなしてくれたのは、フォトグラファーの小澤義人さんです。
まさか自分がふるまわれる立場になるとは! しかも初対面の方に!
おもてなしされる側としてはあまり慣れていないので、急にソワソワと考え始め、バケットに合うコーヒーを持って行くことにしました。
2021年、東京オリンピックでマウンテンバイクXC男子代表として伊豆のコースを走った山本幸平さんが作っているコーヒーです。
連れて行ってくれたのは三浦半島最高峰の山、大楠山です。
展望台まではいくつかのアプローチがあり、いずれもなだらかな登り下りがある登山道。地元の小学生が遠足で訪れたり、家族で犬を連れて散歩する低山です。
娘の話、棚田を復活させる話、山道を作る話、いろいろと話せてしまうのは、やっぱり山のせいでしょうか?
とてもリラックスして会話もはずみ、頂上まであっという間でした。
山を歩き慣れている人はやっぱり早い……。すぐに置いて行かれます……。
「ココからの富士山もいいんだよね~」と、さすがカメラマンです。
展望台へ……と、まさかの二人とも高所恐怖症。
せっかくだからと上ってみたものの、展望台途中のいい景色で満足しました。
小澤さんがふるまってくれたのは〝地元の食材〟を使った「アヒージョのせバケット」です。私は三浦半島でシラスが獲れることは知っていましたが、タコが名産とは知りませんでした。佐島タコというブランドタコで、じつは有名だそうです。
漁から加工、直売まで行う「紋四郎丸」のシラス
その日漁港にあがった魚が並ぶ「佐島丸吉商店」のタコ
麦から育ててパンを作っている「充麦」のバケット
どれも地元民がふだんから食べていて、ほかの地域の人に自慢できる食材です。
地元のことを知っているというのは、ステキだな~と思いました。
山で海のモノをいただく、ちょっと贅沢な山登りでした。
小澤さんは「ええ声」の方なので、次回は声入りで動画を撮りたいです。→Tik Tok
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