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防災リュックの中身をチェックしよう!災害で頼れるアウトドアギアも紹介

地震や台風が増えている近年、いつ巨大な災害が起こるかわかりません。
ここ数年でもさまざまな災害で大きな被害を受けている地域がたくさんあります。
もしものときのために、「防災リュック」は1人に1つ準備が必要です。
しかし、その防災リュックの中には何をどのくらい入れておく必要があるのか分からないという方もいるのではないでしょうか?
そこで当記事では、防災リュックに入れるべきものや、災害時に頼れるアウトドアギアをご紹介します。
この記事を参考に、もしものときのために万全な準備を整えてくださいね。

防災リュックは必ず用意しよう


日常の中で地震や台風による土砂災害が増えていて、不安な気持ちを抱えながらも防災リュックを常時用意している家庭は意外と少ないそうです。

近い将来必ず起こるといわれている南海トラフ地震や、毎年やってくる台風などの災害時に避難することを考えると、防災リュックは必ず準備しておく必要があります。

また、防災リュックの中身は飲食物も含まれるため、賞味期限のことを考えると定期的な入れ替えが必要です。
1年に2回程度のチェックを行うなどして、必要なときにサッと持ち出せる状態にしておきましょう。

準備しておきたい防災リュックの中身とは

アウトドアギアは防災に役立ちますが、準備しておきたい防災グッズはほかにもたくさんあります。災害時に必要となるものを事前に「防災グッズチェックリスト」にしておくと、いざというときに役立ちます。

転ばぬ先の防災グッズ

急いで逃げなければいけないときに持っていきたい「緊急避難グッズ」、避難中に持っておきたい「家庭常備グッズ」、危険を回避するために家に置いておくと役立つ「危険回避グッズ」、職場に置いておきたい「職場防災グッズ」、ペットがいる人のための「ペット用グッズ」の大きく5つに分類し、これらをジャンル別にバックパックなどにまとめて、いつでも取り出しやすい場所に保管しておきましょう。半年~ 1 年ごとに定期的に内容を見直し、物が劣化して壊れていないかなどの確認も必要です。

防災グッズチェックリスト

◎ 必携品 〇状況によって必要 △あれば重宝する

 

※この記事はランドネ特別編集 アウトドアで防災BOOKからの転載であり、記載の内容は誌面掲載時のままとなっております。最新情報は気象庁HP、内閣府HP(防災情報)などをご確認ください

防災リュックに入れておきたいアウトドアギア

アウトドアギアやサバイバルキットは、機能性に優れ軽量コンパクト。災害時に心強い味方となること間違いなしです。あなたの愛用品もきっと災害時に役立つ!何を流用できそうか、事前に確認しておこう。

使い慣れるほど、災害時に重宝する

地震や台風、落雷、火山の噴火、想定される自然災害はさまざま。災害が起きると電気や水などのインフラが機能しなくなり、日常生活で当たり前に使っていたものが使えなくなります。災害の規模が大きければ商店はすぐに店を閉まってしまうことが考えられ、たとえ開けていてもすぐに買い占められてなくなってしまうことも……。そんなとき頼れるのが、アウトドアギアとそれを扱う日ごろの経験です。

自然のなかでの使用を想定して開発されているアウトドアギアは、防水性のものが多かったり、耐久性が高かったり、軽量コンパクトだったりと、あらゆるシーンに対応しやすいのが魅力。ここでは、災害時にバックパックに入れておくと便利なアイテムをピックアップして紹介します。アウトドアアクティビティを通じて、日ごろから使い慣れておくと、いざというときにきっと役立つはずです。

アウトドアギアがいい理由

  • 自然のなかでの使用を想定して作られていて機能的
  • 見た目がスタイリッシュなものが多い
  • 耐久性があり長く使える
  • 日ごろアウトドアをする人なら使い慣れている

防災リュックの中身 <必携品>

防災リュックの中身は人によってさまざま違いがありますが、どなたにも必ず入れておくべき「必携品」があります。
どれも避難の際に必要になってくるので、入れ忘れのないようにチェックリストを作成しておきましょう。

飲料水

災害時はもちろん、日常生活の中でも最も重要とされているのが飲料水です。
万が一食べることが困難なときでも、水分補給は欠かすことはできませんので、飲料水はまず最初に準備しておきましょう。

市販のペットボトル

避難先での水分補給に市販のペットボトルはとても重宝します。
さまざまな容量のものがありますが、衛生面を考えると500ml程度のものがおすすめです。

ウォーターボトル

水はひとり1日3リットル必要で、マンションの高層階では10日分、首都圏では1週間分の備蓄が必要です。水害で水没して汚物に浸ることになると、ペットボトルやパウチのキャップが閉まっていても、浸水して水が汚れる心配が。置き場所に注意し、浸水可能性のある地域は上層階での保管がおすすめです。

ちなみに、水は消費期限が切れてしまっても品質には関係がなく、蒸発するだけとされています。水が得られない可能性があるので、アウトドア用の浄水器も用意しておきたいものです。ちなみに屋内で暑くも寒くもない場合、3日間なら水も食料もなくても生き延びられるが、1週間なら水が必要で、3週間なら食糧も必要といわれています。

飲み水や何かを洗いたいときに

給水車から水を運んだり、井戸水から水を汲んだりするときに活用できるのが、ウォーターボトル。給水した状態でも、自分の力で持ち運べる容量のものを選びたい。ソフトタイプなら水が入っていないときはコンパクトに収納できるという利点がある。飲み水としてだけではなく、何かを洗ったりするときにも使えるので、飲用と生活用を分けられるよう、2つ以上用意しておくと便利でしょう。

選ぶときのポイント

  • 給水部分に汚れがつきにくい
  • 口を直接つけないタイプが便利
  • 浄水器も用意しておきたい

非常食

昔の非常食といえばカンパンなどがあり、あまりおいしくないイメージもありますが、最近では通常食と変わらない程のおいしいものがたくさん販売されています。
その中でも、非常食を選ぶ際のポイントとしてあげられるのは下記の4点です。

  • おいしい
  • そのまま食べられる
  • 持ち運べるサイズ・重さ
  • 長期保存できる
災害時に役立つ、食の知識①|非常食の選び方・種類とは?

災害時に役立つ、食の知識①|非常食の選び方・種類とは?

2021年09月12日

LEDライト

停電すると、山やキャンプ場などと同様に、太陽が沈むと街は真っ暗になってしまいます。そこでもっとも役立つのはLEDのヘッドライト。LEDタイプは熱に変換しなくても光にできるので効率がよく、フィラメントタイプは電池の替えが多く必要になるので災害時には不向きです。

光の進み方は直進・屈折・反射の3つがあります。LEDは直進力が強いので、遮って屈折や反射を利用すると、ランタンのように光を横に広げることができます。たとえば、半透明のレジ袋をかぶせたり、アルミホイルで反射させたり、ペットボトルの裏にはりつけたりするなどの活用があります。また、スパイスケースや金網に入れると、反射によってランタンの役割を果たします。

明かりがあるだけでホッとできる

津波や豪雨、火事などから迅速に避難するときに、LEDヘッドライトが役立つ。スマホを明かりとして使うと、あっという間に電池切れになるので、別に確保したい。アウトドア用は防水機能があり、片手でも操作できるし、避難所で夜トイレへ行くときなどにも◎。明かりがあるとホッとするというありがたさも。また、普段から持ち歩くと防犯対策になり、光量の高いLEDタイプなら目つぶし効果も。

ランタン

ロゴス(LOGOS)
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ロゴス/パワーストックランタン2000

  • 重量:約700g
  • サイズ:約125×120×570mm
  • 電源:リチウムイオン蓄電池
  • 明るさ:約1,200ルーメン
  • メーカー:ロゴスコーポレーション

驚異的な明るさを誇るLEDランタンとしてのみならず、モバイル機器の充電にも使える多機能モデル。3色の点灯モードを各10段階の明るさに調整できる(弱モードで約140時間照射可能)。蓄電池式なので経済的。

ヘッドライト

ペツル(PETZL)
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ペルツ/ビンディ

  • 重量:35g
  • 電源:リチャージャブルバッテリー
  • 明るさ:200ルーメン(最大)
  • メーカー:アルテリア

手の平に収まるコンパクトなリチャージャブルモデル。35gと超軽量だが、最大200ルーメンと必要な明るさを兼ね備える。ストラップは長さ調整が素早く行え、首にかけての使用も想定されている。

ハンドライト

ルーメナー/ルーメナー+(プラス)

  • 重量:440g
    サイズ:146×96×28mm
  • 電源:リチウムイオン充電池
  • 明るさ:1,800ルーメン(最大)
  • メーカー:KMコーポレーション

20,000mAHの大容量リチウムイオン電池を搭載し、1,800ルーメンの明るさで最大12時間以上もの連続使用が可能。また、ランタン点灯時でも、同時にスマホなどを高速充電できる。スタイリッシュな全3色展開。

選ぶときのポイント

  • ひとつ選ぶならLEDヘッドライトを
  • 普段から持ち運びやすいサイズ
  • 両手が自由になるタイプ

ナイフ

ビクトリノックス/ネイルクリップ580

  • 重量:36g
  • サイズ:65×18.5mm
  • 素材:ステンレススチール(ブレード)、セリドール樹脂(本体)
  • メーカー:ビクトリノックス・ジャパン

マルチツールの老舗ブランドが手がける、手と爪の手入れに最適なスイス製の多機能ツール。ネイルクリッパーをはじめ、ヤスリ、爪掃除、波刃ハサミなど計8つの機能をコンパクトに搭載している。

公式サイトでみる

ホイッスル

フォックス40/ソニックブラストCMGマルチ

  • 重量:10g
  • メーカー:エイアンドエフ

ガレキに埋まってしまったときなどに助けを求めるには、体力を使わずによく通る音を出せるホイッスルがあるといい。これは、少しの息でも大きな音が出せるモデル。ゴム製のくわえ口で、長時間でも疲れにくい。

救急キット、レスキューシート

ハイマウント(HIGHMOUNT)
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ハイマウント/サバイバルシートⅡゴールド

  • サイズ:約210×130cm
  • 重量:約55g
  • メーカー:ハイマウント

アルミ蒸着加工が施されていて、非常に薄いにもかかわらず保温性が高いシート。ポケットティッシュほどの大きさなので、非常用キットに備えておけば、いざというときの毛布代わりなどとして身を守ってくれる。

その他

上記以外にもあったら便利なアイテムがたくさんあります。
人によっては必携品になるので、いざというときに困らないよう、しっかりと防災リュックの中身をチェックしましょう。

  • ラジオ
  • 各種書類のコピー、筆記用具
  • 現金
  • ライター
  • ビニール袋
  • トイレットペーパー

防災リュックの中身の詰め方

防災リュックの中身には、非常食として準備する缶詰や水などの重いものがありますので、それらをリュックの上のほうに詰めます。
タオルなどの軽いものを下にし、重いものを上にすることで、下に引っ張られる感覚が和らぎ、歩きやすくなるため、「重いものは上に入れる」と意識しておきましょう。

防災リュックの中身は定期的にチェックしよう

当記事では防災リュックの中身についてご紹介しましたが、季節や状況によって必要なものが変化することも考えられますので、防災リュックの中身は定期的にチェックが必要です。
寒い季節には防寒着、子どもが産まれた場合はおむつや粉ミルクなど、そのときに必要なものをもれなく準備できるように心がけてくださいね。

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