見頃を逃さず、春の山歩きを満喫!お花見ができる山【宝登山/幕山】
ランドネ 編集部
- 2022年02月26日
少しずつ、春の気配を感じることが増え始めた2月。身近な里山では、花のつぼみがぷっくりと大きくなっていたり、ひと足早く開花していたり。あっというまに過ぎていってしまう季節の変化を逃さずに、山歩きを楽しみたいみなさんに、まだ間に合う、お花見登山が楽しめるふたつの山を紹介します。
宝登山(埼玉県・長瀞)
秩父鉄道・長瀞駅から歩いて15分で辿り着く、宝登山ロープウェイで山頂付近までアクセスできる宝登山(ほどさん)は、春になると多くの登山者や観光客でにぎわう場所です。お目当ては、山頂駅から山頂までの登山道のまわり(ロウバイ園)に咲くロウバイの花。一面に漂う花の香り包まれながら、ゆったりとした山歩きを楽しめます。宝登山には、宝登山神社奥宮があるほか、子どもと一緒に楽しめる宝登山小動物公園もあり、併せて訪れるのもおすすめ。山を下りたあとは、駅までの参道沿いにあるカフェに立ち寄り、抹茶やコーヒーでほっとひと息つくことも。
ロウバイの見ごろは2月下旬までですが、ロープウェイ山頂駅前にある梅百花園の梅は3月下旬頃まで楽しめます。そのほか4月~5月はツツジ、5月~6月はシャクナゲと、宝登山は季節ごとにさまざまな花が開花します。
ロープウェイ山頂駅から15分ほどで辿り着く、宝登山山頂(標高497m)からは、ふもとの町や甲武信ケ岳をはじめとする、奥秩父の山々が一望できます。お手軽に登れて、絶景も味わえる。山歩きデビューにもおすすめの山です。
幕山(神奈川県・湯河原)
JR湯河原駅からバスで約15分。新崎川沿いに広がる幕山公園は、一年を通して四季折々の花が楽しめる場所です。なかでも、多くの登山者や観光客でにぎわうのは、2月~3月中旬頃のあいだに楽しめる、約4,000本もの梅の花(湯河原梅林)。梅の香りが漂うなか、クライミングスポットとして有名な幕岩を横目に幕山山頂へ続く登山道を進むと、紅と白の梅の木が山肌を彩る絶景を見ることもできます。
また、3月中旬から4月中旬はサクラ、4月中旬から5月はシャクナゲ、5月下旬から6月はアジサイと、楽しめる花は移り変わるので、何度も足を運びたくなる山です。
幕山公園の登山口から、幕山山頂(標高626m)までは約1時間。ランチを楽しむ登山者の姿も多い開けた山頂からは、相模湾や真鶴半島を一望。下山後は、湯河原の日帰り温泉で疲れを癒すのが、定番の楽しみ方です。
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ランドネ 編集部
自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。
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