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街で使う道具を、山でも使えるように。アウトドアブランド「シティトゥサミット」のモノづくりとは

シティトゥサミット・砂田崇成さんにインタビュー

「街から山へ」をコンセプトに、普段使いからアウトドアまでをカバーする、シンプルで使い勝手のよい道具を生み出すブランド「シティトゥサミット」。群馬県高崎市を拠点にモノづくりを行なうデザイナー砂田崇成さんに、ブランドについて、モノづくりについて、お話を伺いました。

★シティトゥサミットの一部商品は、ランドネECサイト「GOOD LIFE GOODS」で購入することができます。>>>商品詳細はこちらから!

砂田崇成さん
広島県出身。幼いころから裏山(広島アルプス)を兄弟で登り、広島湾を眺めていた経験をもつ。父親も山好き。大学進学を機に、群馬県へ。2014年シティトゥサミットを設立。
https://citytosummit.stores.jp/

ほかにだれも作っていないモノを、作るおもしろさ

赤城山のふもとで、愛犬と暮らす自宅兼アトリエに迎え入れてくれた砂田さん。暖かな光が差し込む部屋の窓際に置かれた一台のミシン。ここでブランドのすべての商品が、一つひとつ丁寧に作られている。

「いまはこのパワーのある工業用足踏みミシンを使用していますが、モノづくりを始めたばかりのころは、家庭用ミシンで縫製していました」

世の中に“ガレージブランド”と呼ばれる、小さな規模ながら、個性豊かなアイテムを作るアウトドアブランドが登場し始めたころ。独学でコインケースを作ったことをきっかけに、モノづくりの道に心が動いたという。

▲一つひとつ、砂田さん自身が丁寧に縫製を手がける。一枚の生地が、コインケース生まれ変わる。

「そのころはまだ、前職のインテリア系の仕事をしていて。山は好きで、よく仕事前にも登ったりしていましたね。自分でモノづくりをしてみようと、素材を海外から取り寄せたりして、コインケースづくりから始めました。そして、あるとき完成したダウン素材のサングラスケースが、雑誌などに取り上げてもらったんです。浮かれましたね(笑)。そこから、本気でやってみようと」

仕事を辞め、本格的にモノづくりをスタートさせるために、桐生市の縫製工場にスタッフとして受け入れてもらい、縫製から商品管理、営業などすべての業務を経験したという。

「ベテランのスタッフの方にアドバイスをもらったり、オペレーションの流れも勉強することができました。忙しすぎましたけど(笑)。ほかの人が作っていない、オリジナリティあふれるモノを作り出せるおもしろさを知ったのも、そのころです。“これでやっていこう”と、決意が固まりましたね」

▲ロゴデザインは、アートディレクター石黒篤史氏(OUWN)に依頼。「CITY」の文字が山のようにデザインされ、中のドットは人が集まるようすを表現している。

大雑把な性格が、デザインのヒントに

パターンを起こした経験がないなか、作り上げたサングラスケース。それは、我ながら「いいものができたな!」と思える出来栄えだったという。「ダウン素材を使用したのは、“サングラスを寝袋で休ませる”というイメージから。うまくいきましたね」

ブランドがスタートしてから、約8年。いまではアウトドア小物を中心に、バリエーション豊富なサコッシュやコインケース、ペグケースなどを展開している。

▲「街から山へ、持ち歩くのに必要だと思うものは小型が多い。小物フェチなのかも(笑)」。

「もともと性格が大雑把なんです。なので、何も気にせずに使っていても、道具が大切に扱えている、みたいなアイテムがあるといいなと。そこから生まれたモノのひとつが、このペグケース。形は筆箱をイメージしています。ペグ1本1本を小分けのポケットに差して、クルクルと丸めて大事に収納する仕様です」

▲素材にはX-pacを採用。ペグのほか、カトラリーや歯ブラシなどのアメニティ入れとしても使えるアイテム。

商品の中でとくに人気があるのは、サコッシュ。ハイキングのおともに最適な「ハイカーズサコッシュ」は、ほかにはない縫製を施していると教えてくれる砂田さん。

「底に2.5cmほどのマチを入れることで、見た目がフラットになるデザインにしています。中に物を入れないときには、より薄くできるところも特徴です。肩かけのロープは光に反射するリフレクションタイプ、長さを調節するパーツはテントに使用するものなど、こだわりを詰め込んでいます」

▲横22.5×縦18cmと大き目サイズのため、スマホや行動食、地図などを入れやすくて重宝する。素材はX-pacを採用。
▲手のひらに収まるほどコンパクトなコインケースもあり。マジックテープ使用で開閉しやすく、山旅で必要な小銭を入れたり、常備薬入れとして使っても。

ブランドらしいモノを、作り続けたい

“山道具を日常でも”とは逆の発想である「日常にあるものを、どう山に使うか」を考えながら、モノづくりを続けている砂田さん。それは、自身が山を楽しむなかで、街で使っていたモノを山に持っていっていた経験からだと話す。

「シティトゥサミットといえば、いまはコインケースやメガネケースをイメージしていただいていると思います。これからは、バックパックやエコバッグも、出していけたらいいなと。カラーは明るくて、ポップなものを。X-pacを使うときも、ブランドらしいカラーのものを選びたい。じつはいま、アウトドアフィールドで使う人の姿を想像しながら、物語性のあるモノを試作しています。これからも“ブランドらしい”モノを、作っていけたらと!」

★シティトゥサミットの一部商品は、ランドネECサイト「GOOD LIFE GOODS」で購入することができます。>>>商品詳細はこちらから!

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ランドネ 編集部

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自然と旅をキーワードに、自分らしいアウトドアの楽しみ方をお届けするメディア。登山やキャンプなど外遊びのノウハウやアイテムを紹介し、それらがもたらす魅力を提案する。

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