初夏の鎌倉ハイキングで味わいたい地元パン&手作りブロッコリーのスープ【思い出を彩る山ごはん】

いよいよ本格的な夏山シーズン。週末のたびに山へ行きたくもなりますが、天気にも左右されるし、なかなか難しいですよね。山に登っている時間よりも、思い出を振り返ったり、次に行きたい山の計画をたてたりしている時間が圧倒的に長い、という方も多いのではないでしょうか。

かくいう私もそのひとり。山へ思いを馳せるたびに、次はどんな山ごはんを食べようか、この前のアレはおいしかったな~と、「山」と「食」で頭をいっぱいにさせています。問題は、食に執着心が強いわりに、山ごはんのレパートリーが少ないこと…!

そんな話を、得意な料理やおもてなしを生かして、フードの仕事の幅を広げている藤吉優子さんにしてみたところ、「山登りにはちょっと興味があったの。使える道具とか、山ならではのポイントを教えてもらえたら、レシピを提案できるかも!」とうれしいお言葉。まずは低山から1カ月に1回を目標にふたりで山を歩き、簡単なレシピからチャレンジしてみることにしました。

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さっそく第1回目、向かった先は鎌倉の『衣張山』

鎌倉を選んだ理由は、駅の周りにおいしいパン屋や総菜屋さんがたくさんあって、登山口へ向かう途中に山ごはんの買い出しができるから。パンに合うように、山の上ではスープを一品作ることから始めることにしました。

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▲今回、登山口へ向かう途中に寄ったパン屋「ベルグフェルド鎌倉本店」。素朴なドイツパンから、ふんわりしたドーナツ、サクサクのパイまで種類豊富で選ぶのが楽しい。パーカーハウス(100円)は、お惣菜を挟むのにぴったり!

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▲ベルグフェルド鎌倉本店の隣に店を構える、鎌倉ハム工房「アルトシュタット」。自家製ハムやソーセージが有名だけれど、お惣菜のコロッケ(110円)やメンチカツ(170円)も肉厚でジューシー。食べごたえもあって、山歩きのあとにうれしいボリューム感。

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買い出しを済ませ、汗をぬぐいながら登山口へ。足を一歩踏み入れると、ひんやりとした気持ちいい風を感じます。樹林帯のなか、30分ほど歩くと、あっという間に山頂に到着! 初心者にも歩きやすい登山道で、焦らずゆっくり歩いても、山ごはんの時間をたっぷりとれます。

簡単&おいしい! 「ブロッコリーのスープ」レシピをご紹介

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海を眺められる気持ちいいロケーションで、今回はパンに合う、ブロッコリーのスープを作りました。

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【準備した道具】
SOTOのワンバーナー
プリムスのクッカー(鍋)
ユニフレームのミニロースター(焼き網)
お皿、カトラリー、気分の上がるペーパー

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【準備した食材】
ブロッコリーのスープの素(
調整豆乳…200ml
とろけるチーズ…適量

◎「ブロッコリーのスープの素」の作り方

【材料】(シェラカップ約5杯分)
ブロッコリー……大1個(約300g)
タマネギ……1個
バター……30g
水……350ml
塩……小さじ1
コショウ……少々

【作り方】
1.ブロッコリーは小さめの小房に分けて、茎は皮を厚めにむき、小さめに切る。タマネギは粗みじんにする。
2.鍋にバターを入れて中火で熱し、タマネギとブロッコリーの茎を加える。タマネギがしんなりしてきたら、残りのブロッコリーを加えてさっと炒める。
3.水、塩、コショウを加え、煮立ったらアクをとり、蓋をして弱火で10分ほど、ブロッコリーが柔らかくなるまで煮たらできあがり。木べらやフォークで、具材を好みの大きさにつぶすとよりグッド!

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▲このスープの素は、冷蔵なら2日、冷凍なら約1カ月保存がきく。できあがったスープの素のうち、2人分なら半分弱(1人約120gが目安)を、ジッパー付きビニール袋やコンテナに入れて持ち運べばOK。

山でクッキング

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冷凍したスープの素は、山頂に向かう途中に溶けて、調理しやすい状態に。山の上では、スープの素に、チーズと豆乳を加えて、ひと煮立ちさせるだけ! 自宅で下ごしらえをしておけば、山での調理時間は5分もかかりません。山登り前に購入したパンやコロッケといっしょにいただきます~!

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▲スープを器によそったあと、さらにチーズをトッピングして、とろけさせながら食べるのも、また一興。

「市販のスープの素にお湯を注ぐだけ」でも自然のなかならおいしく感じるものですが、ひと手間かけて体にも優しいごはんを食べたときの満たされ方はけた違い!

自宅では、残りのスープの素をミキサーにかけ、牛乳を合わせて冷蔵庫へ。冷製にして、お好みで生クリームやパセリ、粗びき黒コショウでトッピングをしたら、ちょっとしたおもてなし料理にもなります。

「ブロッコリーを、とうもろこしに置き換えると、より初夏らしいレシピになるね。今回は手に入りやすい食材でチャレンジしたけれど、次からは旬の食材もとりいれていこうね!」と藤吉さん。山をゆっくり歩く時間を大切に、道具と食材と手間をなるべく抑えながら、旬の「山ごはん」を楽しめるレシピを、これから少しずつ紹介していきますね。

(出典:『Share the Mountain 誰かを誘って、山に行こう!』、山ごはん監修:藤吉優子、文:ランドネ編集部)

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